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短編 メール

作者: 椿葉露

ふと、君にメールを送りたくなった。


高校の夏休み、君に手紙を渡したことを覚えているだろうか。

友人に背中を押されて書いた告白文。君は告白とは気付かずに、キレイな文字で返事をくれた。

告白は失敗したが、手紙の最後に好きな花がコスモスと書いてあり、君が私の好きな花を尋ねたからコスモスが好きだと書いてもう一度手紙を渡した。

そうして、何度も手紙を交換していたが、社会人になってメールを送り始めた。

君は新しいことを覚えるのが得意で、メールの打ち方を丁寧に教えてくれた事を覚えている。

新しいことにすぐ慣れる君は、メールボックスなんか、もう開いたりしないのだろうな。

今は子どもたちに新しいことを教えてもらっても、なかなか上手くできない。

やはり、君に教えてもらえないと何も上手に出来やしないのかもしれない。


だからだろうか、メールを書いて電波に乗せて空の上まで君に届けと願っている。

どうか、もう一度返事が来ることを期待して……

初めまして。

椿葉(つばくに) (ろう)です。

最近、祖父母に手紙を書いたのですが、メールや手紙は最早レトロの仲間に入っているのかなと思わされます。

何の気なしに書いたので、息抜き程度に読んでいただければ幸いです。

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