85 我が主のために 4 1784人
10分の時間で1784人の騎士が教練場の中央に集まっている。
まぁ、全員が全員リリアス様に悪感情があるとは思っていなかったし、おそらくは私の発言に反発したものと賛同したものと付き合いとこれを気に団長ボコせると思って参加した奴がいそうである。
しかし、アレだな。うちの騎士団(第4騎士団)の参加者が150名くらい壁に居るのはなぜだ? 副団長のマーディが居るのはわかるがまさかあいつが何かしたのかな?
そんなことを考えていると騎士総長が現れ教練場に響くような声で発言する。
(リカルド思ったことをそのまま言う)
「殺すぞ! だったら、面白そうだよね」
「「「・・・・・・」」」
無言で睨まれた。
「すいません。皆さんの読書の邪魔して、続きは1週間後でいいですよね」
『『『えっ!?』』』
「じゃ、そういうことで」
俺はゆっくりと惜しむように透けて消えていこうとした。
「す、すいやせんでしたーー!!」
「自分たち調子こいてましたーーー!!」
「続きを! 続きを読ませてください!!!」
手のひらを返すようにきれいな、DO・GE・ZA-をした。が最後の奴薬中みたいで怖かった。が、
「よろしい、しからば見せて進ぜよう」
俺は神の国から再臨し続きを浮かべ始めた。
「皆それぞれよく判断した。君たちの心根を誇りに思う。
これよりアドソン団長とお前たち1784名で戦いをするが、先ほどアドソン団長が行ったとおり300人までは1人で叩かうつもりだったと言った。が、人数が多いゆえアドソン団長が選んだ3名を団長側の仲間として参入させる。
それがこちらにいる3名、第二騎士団副団長シグナル、第三騎士団騎士リクス、第一騎士団騎士ワイハンとする・
異論がある奴は今この場で苦言を呈せ!」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」
無言だった。無言こそが彼らが思う怒りと自尊心を怪我された本音。詫び入れさせてやる! だった。
それ所か、騎士たちの中には「たった4人で我々(1784人)に勝つきかぁ?」や「舐めてんのか?」、「たとえ団長といえどもここまでの侮辱許せん! いてまえ付けさせてやる!!」とそこかしこから罵声があふれてくる。
騎士総長は宣言する。
「これより! リリアス殿迎える派VS反対派の決闘を行う。なお、相手を殺さないこと意外全ての攻撃を許可する! それでは・・・・・・・はじめぇぇぇぇぇ!!!!」
宣言は昨日の打ち合わせどおり何でもありになっているのですぐさま始まった。ついでに言うと何でもありにしたのは相手に何でもありルールを考えさせる時間を与えないのと奇襲・闇討ちありなのに勝てなかったときの言い訳を作らせないためである。それ以前に1000以上いて勝てないのはもういいわけの使用もない。が、それだけが理由でない。
突然の開始の合図についてこれるものついて来れないものがいる。その虚を突くのが目的でもある。いかんせん数が多い。囲まれて攻撃されるのは面倒くさい。現に開始の合図にこちらに突っ込んでくるもの戸惑っているもの、戸惑っているものに阻まれ戸惑っているものが生まれいい感じのバラけて走ってくる。
それを遠慮なくぶん殴って気絶させていくのは簡単だ。
それでも四方八方から我々を視認した騎士(敵)たちは襲い掛かってくる。が、我々はいまだに剣を抜かず殴り飛ばしている。
どういうわけか敵の攻撃が異常に遅く感じる。
本気でやっているのか少し疑問に思うが彼らの顔を見る限り本気である。
開始から1分で16名私は殴り飛ばし他の者達も少なくとも10名は殴り飛ばし、ワイハンは人差し指を前後に細かに動かして挑発している。あれはー・・・後で説教・・・したほうがいいの・・・かな?
とか思いつつも後ろから襲い掛かってくる騎士の剣を、左足を軸にしつつ回旋しながら避け裏パンチを食らわして行く。
周りの騎士たちは「嘘だろ!?」「マジかよ!」「不意打ち狙ったのに避けて攻撃された??」「きょ、距離を取れ! 距離を取って一対一の状況をなくせぇー!!」「囲め! 囲めー!!」と驚きと対策に作戦を変えてくる。
なぜだか、私はこの瞬間を非常に楽しく感じていた。そして、周りの騎士たちは「わ、笑ってやがる」「こ、殺される?」「俺たちやばい人にたてついたんじゃないだろうか?」「「「・・・・・」」」とかひどいこと言ってくる。
全く失礼な部下たちだ。
私はおそらく60人くらいこのとき殴り飛ばしていたがようやくここで剣を引き抜き振り下ろした。
目の前に魔法を使える騎士がファイヤーボール撃ってきたので2つに叩ききって後ろの二人の騎士に被弾させてやる。
ボン! と音がする中自分でもわかったくらいニヤリと微笑むと騎士たちは自然と後ろに下がった。
私は魔法・敵の武器(剣)・ミネウチ(剣の腹で)と斬って斬って斬りまくった。ついでとばかしに魔法も打ち込む。
現在20分ほど立っている少しだけ呼吸に乱れが起きてきているが呼吸を回復する時間は十分に取れる。
生き残っている騎士たちは我々の周りを遠巻きに囲むという方法を取って警戒しているだけであり、明確な決め手が無く攻め込んで来れていない。
その逆に我々は斬るだけでも敵を無力化できるし、魔法攻撃でも同様に出来る終いには疲れたら仲間の近くに行き大休憩をしていても言いし、囲まれての小休憩も可能である。
何か、一種の出来レースに思えてくる。
現に残っている騎士の数がざっと出はあるが200強である。
全員戦意は衰えていないが満身創痍。彼らを見ていると一週間ほど前の悪夢を少し思い出してくると同時に何か懐かしく感じる。私は壊れているのだろうか? 自問自答をしていると目の前の数人が突撃してくるがなんと甘い身体強化か少し殺気を強めて彼らに浴びせると突撃のスピードが落ちる。
そこは殺気に怯えてはいけないところだ。
すぐさま怯み怯えた表情を確り1秒間覗き込んだ後寝てもらった。
そして、魔法を打ち込む、「ぎゃーーぁぁ!!!」と逃げ惑い始める。
他の三人に口笛を吹き呼び集める。
ひそひそとやっていると騎士たちの顔が恐怖に歪んでいる。まぁ、怖いわな、短時間で1800人ほどいたのにここまで壊滅させられている。
我々はそろそろ止めを刺すつもりでいる。
でもまだ少しバラけているから牧羊犬のように羊(騎士)たちを追う。
散っていた羊たちを一箇所に集めきると四人で威圧してやる。
騎士たちの呼吸が荒い。
我々の呼吸は平常に戻っている。
降伏勧告はしない。騎士である以上覚悟の上の勝負である。
遠慮なく四人で無詠唱の魔法を1人3個ずつ10射ずつ打ち込む。
「うぎゃーー!」「逃げろ! 逃げろぉぉぉ!!」「どうにかしてアレを打ち消せーー」「もう攻めるしかねぇ、突撃だ!」「た、助けてーーー!!!」
悲鳴を上げるその集団に我々は突撃をしていく。
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!! 来たぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
我々と正面に立っているものたちが両手を挙げて目が飛び出るほど驚くように驚き、口を大にして叫んでいる。
防御もへったくれもない騎士たちは空に羽飛んでいった。
そして、30分立つ前には我々リリアス派以外の騎士4人と反対派の騎士1人が立っていた。
最後まで残った騎士はルダン団長だった。
ルダン団長は不適に笑い両手を叩きすがすがしい笑顔で、「勝てない。無理」と言い切った。
周りの騎士のほとんどは気を失っている。
見ていたものたちは事実を見て何度も目をこすって隣の奴のほほを抓って現実を受け入れている。
その中でもルダン団長だけは続けてこういう。
「ずっと見ていた、お前らの戦いを。
どこかに隙があるんじゃないだろうかとずっと見続けていた。
でも、どこにも隙が無かった。四人での連携は優れ、独りになっても相手の隙をつき確実に倒し、魔法を撃っても当たる前に消されたり、斬って利用して騎士たちにぶつけ何よりも魔力が我々と桁違いすぎるのがわかった。
今の俺には勝てる要素が一切見つからないということだけしかわからなかった。
だから、降参だ! 俺の全面的な降参だ。もう、好きにしたらいい」
こうして我々は勝った。
騎士団の総意を文字通り勝ち取ったのだったが、一応リカルド様に言われたあの言葉を気絶から立ち直った騎士たちに言わなければならない。
私は待った。
全ての騎士たちが起き上がるのを。
そして、全ての騎士たちが起き上がると彼らの目には恐怖の色が見れるが無視して台の上から彼らに伝える。
「この勝負私の勝ちだ!
だが、お前たちの心の中にまだ納得できない気持ちがあるならもう一度勝負をしよう。私は逃げも隠れもしない!!
今すぐかかって来いっぃ!!!」
鞘にしまっていた剣を抜き放ちまだ戦えると据わり闘気をめぐらし彼らを見据える。
シーーーーーーンと静まる教練場。
騎士たちの戦意を震え上がらせるものは1人としていなかった。
そして、台の上にいる私に近づいてくる騎士総長が私の肩を叩き一言囁く。
「お前、鬼か?」
(リカルド)
『どっちかというと鬼畜は俺と母なんだけどね。アドソンはまだまだだよ。この当時。』
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