83 我が主のために 3 騎士総長に呼ばれて
私は今騎士総長で公爵領騎士育成機関でライド様とロロアと私の同級の友で悪友だった。
その悪友であるロロアに呼ばれて騎士総長室にやってきている。
目の前に悪友がニヤニヤ、ニコニコどっちが正しいのか解らないが楽しそうではある。その人間から話しかけられる。
「にしても、今日は楽しかったな!」
「正直、ここまで強くなっているとは思っても見なかった」
俺は自分の手を見つつもグッと握る。
「そうだな。しかし、代々下級騎士の家系といっても若年騎士のリクスまでも4対1で勝つことが出来た。
これは嬉しいことだな」
「ああ、これもリカルド様とリリアス様のおかげだ。」
「しかし、ルダンは粘ったな~」
「まさに不屈の闘志だった。さすが団長職やっているだけある」
「それそうだろ。自分とこの平騎士に負けるにしても体裁がある」
「まぁ、俺でも同じ立場ならそうするが、やはり・・・・」
「「団長として自分のところの騎士には負けられないよな~」」
俺たちは、あはははははははははははははは。と酒も飲んでいないのに笑った。笑って、お互いに黙り見つめあう。この沈黙は嫌いではない。
互いにふっと笑いあい。騎士総長こと子爵家次男ロロア・ド・エスクワイア・オーレイはあっけらかんと言った。
「お前をライド様の迎えの人選に押して本当によかったよ。あの二人じゃ、能力はあるが性格に難があって絶対にリリアス殿の不況を買っていただろう。」
「ははは、その前にリカルド様に殺されているよ。っつーかロロアがリリアス様を知っていることに驚いたぞ」
「ああ、さっきも言ったとおりだが、正確にはリリアス殿が冒険者の依頼で山岳地帯に住んでいるレッドドラゴン討伐の際、ライドも一緒に行くことになり、護衛もなくそんなところに行かせるわけに行かなかったから私がついていくことになったんだが、その際、ほんっとぉぉーに色々あって、一番に俺がビビッたのは、あの山に炎の大精霊イフリートが住みついていて、そのイフリートに惚れられ契約をしたということだ」
遠い目をしていた、本当に懐かしみつつ遠い目をしている俺の友達が目の前にいた。(そのうちリリアス冒険記を書くことがあったら書く。作者)
「ほ、炎の大精霊と契約!?」
「ああ、当人は最初すごく汚いものを見る目で嫌がっていたが最後イフリートが這い蹲ってお願いしている様は・・・・正直見るに耐えない。炎の大精霊ってなんだろう? って思ったほどだ。
もっというと、リリアス殿無理やり契約させられて怒り狂いレッドドラゴンを一人で屠っていたよ。その瞬間私はこの人と戦っちゃ駄目だ。とはっきり理解した。それまでも色々あってこの段階で逆らうという考えがなくなったほどだったよ」
饒舌に語るロロアがリリアス様の昔話をしてくれるが、私は思った。今とあんま変わらない。いや、昔のほうが今より大暴れしていたんだな。そう考えていたが、それは後になって間違いだったと気がつくのではあるが、今ではない。
「ところで、リカルド様? とは、やはりリリアス殿とライドとの第一子か?」
「ああ」
リカルド様のことを思うとなぜか笑みがこぼれる。
それを見ていたロロアは「中々どうして、惚れ込んでいるな」と呟き私を見て笑ってくる。
「リカルド様はそんなにお前が惚れ込むほどすごいのか?」
ロロアの疑問に主人から下賜されたいつも常備している小魔剣と鋼魔剣を
ロロアの目の前に出した。
「こ、これ・・・魔剣じゃん! しかもこっちも鋼魔剣・・か?」
ロロアは言っちゃあ悪いが平民出身の俺がこんな高価な代物を持っていることが驚きの原因であるが奴は驚愕表情のまま私に、
「ぬ、盗んだのか!?」
そっちぃ!! とか思いつつ、鋭い突っ込みの「違うわ!」を発動。
「冗談だよ」
手を左右に振って俺から逃げるよう笑っている。
もちろんそんな気はしていたが全く面倒なからかいをしやがって。
「にしても、この最近の価格とか収集家かとかのセリに出ていたら最低でも金貨500は必要だぞ。これを出すってことはリカルド様と何か関係があるんだよな」
純粋に驚きつつも訝しみながらもリカルド様が作ったという考えには行き当たらないらしい。
「その二つの剣はリカルド様がお作りに成られ私に下賜してくださったんだ。」
「はぁっ!?」
まさかの事情にやはり驚いているが、まだまだぁ!
「ついでに、シグナル、ワイハン、リクスには法魔剣を作り下賜しており、我ら一同明日来て以降とは思っているがリカルド様が作られたアーティファクトの鎧を着ていこうと思っている」
「す、少し待てっ! 魔法剣を作っただけでなくアーティファクトも作れるっ!? なんだそれわ!」
「驚くのは解るが事実だ。それに私は武具の方だが直接アーティファクトを作っているところを見せていただいている。」
「マジで!?!?」
スゲーとか羨ましそうな瞳とアワアワした口をしている。
「もし、武具のほうを見たいのであれば明日騎士団員ぶちのめした後に見せてやるからそれまで待ってろよ」
「マジか!? つーか、俺にも言ったら作ってくれるかな?」
いつの間にか騎士訓練兵時代の口調に戻っているロロアにいい加減な事は言えないから、
「解らん。だが、聞くだけ聞いてみればどうだ? リカルド様しだいだろ」
そういうと、それもそうだな。と納得したロロアが嬉しそうに頷いていたが、私は知らない。作ってくれるかはリカルド様しだいということをちゃんと理解してるのかがわからないものだったがそうして色々な事に花を咲かせて夜が更けていくのだった。
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