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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
第三章 それぞれの冒険 転生親子とライド
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79 本格的な襲撃

今日は俺の誕生日やねん。だから生まれた時間付近に出してみる。


明日から2日間だけど2話ずつ入れていきます。


時間帯は9時と18時


 エルハルム公爵領に入った。

 首都ハルムまでは後2日で到着する距離のときだった。が、まさかここで襲撃があるとは思わなかった。

 騎馬がこちらに向かって走ってくる。

 その数ざっと100名。鎧も一級品の鉄鎧に馬の綱を握る手は硬くごつい。あれは剣や槍を握り続けたものの手である。

 そして、その先頭にいたものはログス公爵第2分家当主の息子アルハスが我々に向けて殺意をぶつけてくる。

「コレは、コレは、ライド様お久しぶりですね。一体全体このエルハルム領に何の用でしょうか?」

 剣を引き抜きながら、我々に向ける敵意は変わらない。

「貴様! たかが第2分家ごときが公爵家次期当主に剣を向けるとは何事か!」

 シグナルは声音を大にして言葉を叩きつける。

 その間もこちらもいつでも戦えるようにアイコンタクトを取り、剣をいつでも抜けるように待機する。

 ここで剣を抜くことはしない。してしまうと戦いを受け入れると言うことになる。たぶんなっても勝てるがしないに越したことはない。

 領地運営で識者がいなくなるのは正直今後の公爵家に痛手であるからだ。

 だから、ここでの裏切りかもしれないがそれ以外の理由があると言う前提を含めて言う。もしかしたら、後ろに我々が気づいていないだけで敵が着ているのかも知れないから。

 でも、そんな気配は感じないけど。

「ふふふ。面白いことをおっしゃいますね。まさか、我々が何を思っているのか解らないわけではないでしょう?

 現公爵様は御倒れになってもう長く、領地は我々分家たちが管理している。今、正当後継者が現れなく場どうなるか、お分かりでしょ!?」

 笑顔で話すアルハスにライドは気負うことなく本題をつく。

「つまり、その兵を持って我々を殺そうと言うことかな?」

「はははは、正解。君たちの動向は私の飼っている草から報告は受けてどこに来るかも知っていたからね。選りすぐりの連中を連れてきたよ」

 愉快そうに笑ったかと思ったら、猛禽類の目をして一切の油断がないことを示す。剣を高らかと上げると後ろにいた騎兵が散会して扇状に広がり抜刀し始める。

「ライド様、ここで会えて嬉しかったですよ。でも、すみませんが、さようなら出すね。」

 ヤレ! と顔は笑顔、瞳は冷たく命令を下した。

 騎士たちの間から弩が発射してくる。

 シグナルが叫びながら剣を振る。

「まずは俺がやる」

 アイコンタクトをリクス、ワイハンに向ける。二人は剣に魔力を流し込み始め、シグナルの刀剣は消えていた。

 矢が空に打ち上げられる。

「なっ!」

「「驚いている暇はないぞっ!!」」

 リクスとワイハンは刀剣が無くなり炎が螺旋状に渦巻いている。それぞれが遠慮なく剣を振る。

 それぞれの剣が炎の槍のほうに伸び敵陣を突く。そのまま横に凪ぐと鉄の鎧を着た連中は火達磨になり悲鳴を上げ暴れだした。

「なっ、何が! いや、こんなこと聞いてないぞ! くそっ、弩隊まだ撃てるだろ!! 撃て! 撃って撃って撃ちまくれ!!!」

 先の矢の本数は半分になり、襲ってくるが、アドソンが小魔剣に魔力を注ぎ込み、剣を高らかに上げる剣を中心に半径5m圏内に風の壁が生まれる。目でわかるくらいに風の渦巻きが見える。

 一切の矢は通ることなく弾かれる。

 その間も炎の刃は次々と鉄騎兵が燃やし始めている。

 次第に騎馬に乗る兵が数を減らしていく。

「進軍!」

 ライド様は黒い刀身の剣を抜刀し騎馬を進める。

 騎士たちはその緩やかな歩みに呼応するように寡兵であるにもかかわらず相手を威圧する。

 正統性のある次期当主が帰ってきたかのように堂々とした。

「な! 何をしている!! 奴らをっ、奴らを討ち取れ!!」

 目の前の異常を受け入れられないのか、それとも焦りからか錯乱しながら叫ぶ第2分家当主の子アルハス。

 それを見ていた兵にも仲間がやられているせいもあり士気はがた落ちし、戸惑いも出ている。

 そこに、ライド様は敵を威圧し、味方を鼓舞するように命令を出す。

「私のことは気にするな! 己が本分において敵を打ち倒せ!! 私は敵指揮官を討つっ!!!」

「「「「はっ!」」」」

 騎士は駆け出した主人の命に従い。

 騎士が敵に激突すると鍔迫り合いも関係なく鉄ごと、武器ごと敵を切り伏せていく。

「アルハス!」

「!」

「覚悟しろ!」

 ライド様は駆ける。

 ひぃぃぃとすでに戦意がなくなったアルハスは剣を震える手で振るうが剣ごと叩き割られ首が刎ね飛んだのだった。

 刎ねとび数秒宙を舞った後、むなしく地面に落ちる。その頃には100騎の兵は投降兵13名を残し全て戦死していたのだった。

 私は思ってしまった。

 敵が・・・弱い。所為、戦闘含め15分の出来事だった。

 いや、我々が強くなりすぎたのか。


 

(学者たちの検討)

「いや、強すぎでしょ。」学者B

「確かこの辺から帰還時の話がありましたよね。しかも、敵100名に対して10数分で倒したとかありましたけど本当にその程度で終わったんですね。私、当主の武威を示す見栄だと思っていました。」学者C

「それは私も思っていました。10数分で100騎相手に普通無理だと思いますよ」学者A

「こういう理由があって、こうなったのですね。」学者B

「「うんうん」」


文章やストーリーの評価良ければ下さい。

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