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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
第三章 それぞれの冒険 転生親子とライド
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75 何か…用かね?

 某日某所の夜。

 母さんはもう寝ている。

 俺は食堂の船漕ぎ椅子(仮)で船を漕ぎながらシルコを抱っこしている。

 シルコももう大丈夫らしいがどうしてこんなに家の子(ウルフ=シルコ)が目に入れても痛くないと思うほど可愛いがどうしても口がくさいと思ってしまうが、やっぱり可愛いと思ってしまうのはしょうがないなと思ってしまっている。犬好きは基本馬鹿である。

 今の時間は子供の起きていい時間ではない。が、なぜ俺が起きているのかというと、オルタイシ5km手前からなんか殺気だった集団がやってくるのがわかった。

 実のところシルコが俺になれて2日目にはもう変な集団がいたのはわかってた。

 それがどこに向かっているかを調べているとどんどん家に近づいてきて、夜奇襲を掛けてきたから逆奇襲してやった(母と一緒に嬉々として)。

 母とはゴブリン退治する行きがけに今後何があるかお互いに意見を出し合っていたから、問題なく対処した。ということだ。

 現在物置小屋に逃げ出せない結界を張り4グループが監禁してある。食事は我々と一緒のシチューとかだ。

 最終的に彼らをどうしたいかというと、配下にしようという話で決まっているが、とりあえず胃袋を掴み実力を何度も見せ、それで言うことを聞かないときは、たぶん大人の皆ならわかると思うけど、まぁ、ヤッテ埋める。

 ということで今日俺は5グループ目を待っている。

「こんばんは! そこに居るのは解っているよ!」

 虚空に話しかける俺。別段5グループ目が来たときの練習ではない。

 もういるんだ隠れているだけで4人。こっちの気を伺っている。他二人は母のところに行っているみたいだけど母は眠りながら結界を張れる人なのでおそらく残り二人はボスに報告のため戻ってくる。

「母さん、寝ながら結界張れるから無理だし、もし突破してもその瞬間次の防衛装置(イフリート(愛下僕)(主人に嫌われている生命体))が働くから無理だよ。どっちかというと手を出さないほうが身のためさっ、あの変態。

「・・・・・」

 虚空はいまだに無言である。が俺は一方的に話す。

「でだ、ついでに物置も見て来いよ。罠なんて仕掛けてねーよ。お前らごときに罠仕掛けるほど弱くねー。

 さっ、行け行けっ!」

 俺の言葉にむっとする反応をする気配が漂うが俺はそれを無視して欠伸をしていると、一つ気配が消える。

 どうやら物置の確認をしに行ったらしい。

 俺はというと「シルコたん、何でお前はそんなに可愛いの~」とシルコのお腹に顔うずめて左右に振って、猫吸いでなく、犬息吐きする。

 シルコは眠たそうに力なかった。

 アホをやっていると物置に行った奴が戻ってきてボスに話しかけようとした所俺はいい加減面倒くさいから、風の系統で声の増幅をしてやった。

「ボス・・・!! ・・・・・・・」

「「「「!!!!」」」」

 驚いている暗殺者たち。

「何を驚いているの、さっさと出てこないと苛めちゃうぞ!」

 可愛い声と可愛い笑顔で苛めの予告をする。と、



(カールドは言いました)

「キモッ!」

「やかましいわ!」



 十数秒の沈黙の後、一人の覆面を被った男が姿を現したが、あらわした瞬間フードが細切れに切れて、中から厳しい人相の男が驚いている。

「人の家に勝手に入ってきてようやく姿を現したと思ったら顔を隠したままとは失礼だと思わなかったの? そこまで常識がないの?」

 嫌味を言ってみた。



(学者たち)

「なんて、嫌味だ!」

「理不尽ここに極まれり」

「てか、暗殺者に道理の説明って・・・・」

「こいつ頭おかしいよね?」本人

「「「いやっ、あんただから!」」」

 一斉の突込みを受けた。



 覆面が切れると厳しく右頬から左唇下まで大きな古傷のチャームポイントがあるおっさんが自身の起きたことに顔を片手で覆い、大いに驚いている。

「いや、驚くなよ。こっちはそっちの人数まで把握しているように話したつもりなんだけど、ツーか他も出て来い。出ないと痛いぞ!」

 俺の言葉に周りの暗殺者が動揺する気配がするがその全ての気配が一人の男の注がれる。

 男は口を開く。

「出て来い」

 すると4人が何もなにもないと思われたところから、スッと姿を現し、最後の一人は出てこなかった。

「これで全部?」

「・・ああ・・」

「そっ、じゃああと一人はお前らとは別なわけね?」

「! ・・・・・」

「最後の一人も出て来い、5数える。4、3、2、1、・・・」

 それでも出てこないから、いきなりバン! と音をがなる。

 驚く暗殺者たちの目の前にお仲間の最後の一人が空中を浮かびながら、左右の壁に抵抗むなしくバンバンと当たること往復8回、地面に倒れるときも叩きつけるように転がった。

「何か? 文句があるか??」

 無言の暗殺者たち。

「ついでにお前らもいつでも同じ事が出来るし、逃げようとしてももう俺の縄張りの中だから明らめてくれる事を願いたいねぇ」

「それは無理だな」

 喋らないことをあきらめたリーダーが渋々と太い声にしわがれた感を足した声で応える。

 駄目元で聞いてみる。まぁ、駄目だったんだけど、そのとき思ってたことを先に言うと、駄目だったら、リーダーぼこぼこ、この段階で決定。

「どうしたら、おとなしく捕まってくれる?」

「それを聞くか? もちろんターゲットの誘拐。もしくは、死亡を確にっ・・・(バン!)」

 リーダーは問答無用で受身もなく空中に飛び最初天上に、次床、次上、下、右、左、と縦横無尽に最初の奴より倍で最後叩きつけるように床に落ちて動かなくなった。

「次、同じ目にあいたい奴いる?」

「・・・・・・」

「君たちのリーダー? こんなんなったけど次に偉い奴誰?」

 淡々と聞く俺に暗殺者たちが無言を貫く。

 おそらくは考えているんだろう。

 でも、その前に、

「おい、リーダー身体強化で防いだのは知ってる。お前が吹矢持って狙っているのも知ってる。撃つならさっさと撃て、出ないと止めさすぞ」

「・・・・・」

 俺はシルコを抱っこしたまま、リーダーに近寄るとリーダーは最後の力とばかりにガバっと起き上がり吹き矢の矢を俺に飛ばしてくるが周りを覆っている風の魔法(壁)にベン! と弾かれ無常に床に落ちる。

 リーダーは絶望した表情で俺を見る。

 殺しに着たんだから殺される覚悟してるよね? という顔で幼子(子鬼)がいる。

 魔力の篭った右拳が絶望している暗殺者リーダーに降り注ぐ。あっ立った場所は腰。折れる音も聞こえる。そのせいで絶叫しようとしたらしいが叫ぶ前に蹴りで喉を潰し、奴の肩甲骨の間の服を掴み、引きずる。

「どけ」

 短い一言を暗殺者たちに言う。彼らは無言で外に通じる道を明ける。

 俺はゴミ袋捨ての要領で、シルコを地面において腰を入れて城外に出るように分投げる。方向は魔物の森、およそ12.8km以上に落ちる予定。落ちた時点で死ぬだろう。生きていたら悲惨。

「で、お前らどうしたい? まあ、逃がすつもりはこれっぽっちもないんだけどな」

 暗殺者たちは両の手を上げて降参したのだった。

 皆そろって物置小屋に行ってもらう。

 一応説明だけしてあげる。

 こちらの許可がないと出れないと、さっき出入り出来たのは許可してたから、さて、彼らに2.3にち食事を上げて、2日抜き、飯の前で死か服従かを選ばせて見ようと思う。



 追伸。5日後。服従者、計30人中10名配下に加わり、残りは目の前で様々なオプションを見せ死刑にし、中でも母の金的つぶし50回と俺の為の生きたままの解剖を母の手により行い人間の体がどうなっているのかを皆で見ました。

 解剖に協力(強制強力)してくれたお友達(男)は全身を震わせて暴れていましたが確りと土のハンドアースで掴み抵抗むなしくお亡くなりになりました。

 母曰く「心臓は体と切りはなしても1時間くらいは普通に動くの、でこっちの肝臓は体にある血液の20%を貯蔵して、体から何かしらの原因で血液がなくなったらここから補填するの。他にはクッパー細胞という免疫が病気を殺したり、体の毒素を無害なものにしてくれたりするのね。赤血球の古くなったものを壊して再利用できる鉄はまた血球に出来ないものは胆汁になるの時おり胆汁が固まって胆石になるから気をつける必要があるわ。

 あと、胆嚢はここね肝臓のすぐ下。で腎臓も大切よね。腎臓も血液の20%がここに来て一日に200lくらいの水を排泄と吸収をしているの主にいらないものを捨てる下水道と水を浄化して水だけを吸収する役割があるわ。ここが破壊されると水が出すぎたり、逆に出ない性で高血圧になったり、体の浮腫(水ぶくれ)を起こすの結構大事な臓器よ。

 最後にここが一番大事脳みそね。ここは5分血液がいかなくなるだけで機能が落ちるし、細胞の死が治ったとき機能の著しい低下もしくは機能不全で半身不随とか起こすの。でも、お母さんは大丈夫! 一時間内の脳機能低下くらいなら完全に治せる魔法使いになったから!」

 最後母の自慢になったが、実際母はすごい、切った腕をくっつけるのは当たり前だし、生やせるし、俺も母の教育の賜物で現在(5歳)腕のくっつけならできる。

 母曰く「腕があれば腕くっつけたほうが楽よね。再生させる細胞が少ないから。骨芽細胞とか通常の筋細胞・上皮細胞とか、神経細胞とか最低限でいいから楽よ。」

 言っている意味がこのときはよくわからなかった。12歳くらいで大体が解るようになった。そんな感じです。

 解剖が終わった後、皆で豚と牛と鳥の焼肉を食べることになった。暗殺者たちはなぜか顔色が悪い。肉おいしいのにもったいないことだ。



(カールド)

「あんた鬼畜なんですか?」

 人の心わからないんですか? って魔力から伝わってきたけど、

「俺、前世兵隊でもっとグロいの見たことあるからこの程度じゃぁ、そんなにこなかった。それよりも暗殺者が何で血なれしてないのかが不思議だったよ。

 あの位見た後肉を平然と食ってこそ暗殺者だろ、普通」

「「「・・・・・・」」」

 学者たちは無言だった。

 その感情からの魔力は『普通ってなんだろう? 暗殺者の普通・・・・? なんだろう?』



 こうして俺は残った10名の別メニューブートキャンプを指導官で始めるのだった。

 だって、このままじゃ弱いんだもん。



(アリス)

「弱かったんですか?」

「まぁ、一流の連中ではあったよ、暗殺者としてわ。冒険者ランクで言うとB-~Aで俺が最後に背骨へし折ったのがAA位だったけど、基準は俺たちだから、もっと言えばアドソン・・・いやリクスより弱いから、ランクではA~AAくらいの実力は欲しい。」

「・・・・」

 アリス嬢が思ったことを感じました。『それ、無理じゃない?』

「だから、鍛えているんだよ」

「!!」


文章やストーリーの評価良ければ下さい。

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