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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
第三章 それぞれの冒険 転生親子とライド
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72 母子の会話。

「母さんって、転生者であってるよね?」

「そうよ。でも、私はあなたも転生者って前から知っていたけどね!」

「!」

「あら、私は生まて少ししてから気づいたわよ。ぷくくくく・・・・」

 思わず目を開いてしまった。が母さんはそれを見て笑いながら抱きついてきた。

「うわっぷ! な、何、母さん」

「可愛いな~。と、おもってね。」

 俺が唐突の母さんの行動に驚いているとニコニコしてうれしそうな母さんの声がある。

 


(あえて見せてみる。)

 そのときの母と俺の顔はこれだ!

 アリスさんの答え。

「初代様、可愛い。リリアス様、綺麗」

「アリスさん。母さんが生きてなくてよかったな。生きてたらベッドに誘われてるぞ」

「えっ!?」


 カールドの答え。

「爺さん(初代)にも可愛い時期があったんだな」

「そら、俺だって生まれた瞬間大人の容姿じゃねーよ」

「つーか、爺さんのお母さん、きれいだな」

「惚れんなよ。時おり親父の御霊がやってきて相手呪うらしいぞ! 後、アリスちゃんと後で喧嘩すんなよ。痴話げんかとかみたくない。」

 アリスを見るカールドがいて、なんかいちゃいちゃしだした。


 現大公の答え。

「優しい母君でしたか?」

「ああ、優しくて偉大で楽しい母だったよ。そういやお前の母も優しくて楽しい母だったな」

「ご存知なのですか?」

「ああ、一応俺の子孫が生まれたりすると自動的に起きて、透明になって様子見とかはしてたから」

「だから、いろんな子の前に現れられていたんですね。」

「まーな」


 学者たちの答え。

「「「「あんなきれいな女性と結婚したい!!!!」」」」

 心からの叫びを聞いた気がした。

 そして、父にあわないといいな。あの人(父=ライド)、母溺愛してたから近づく男の排除は全力だ。



 あの後母さんが唐突に抱きついてきて、困る俺を楽しそうに笑って改めてお家に入って話しましょう。と言われてしまった。

 母の奇行は俺にはわからないが、母もなんかは考えているはずだ。

 そうして、俺と母さんは家の中に入り、食堂のいすに座りおしゃべりをすることになった。

「とりあえず私があなた(リカルド)を転生者と気がついたというか疑い出したのは、ルドを産んで半年した頃かしら・・・」

 思わず何でって、顔しちゃったよ。そしたら、それが面白かったのか朗らかな笑いを浮かべながらニコニコしてみてくる母さんに恥ずかしくて視線そらしたね!

 懐かしっ!

「当たり前じゃない。どんなことがあろうと自分のお腹を痛めた子供なら、母親は怪我しないように寂しくないようによく見ているものよ。

 その間に、私が赤ちゃんだった頃と同じような魔法の現象や魔法の書物探して歩き出したりすれば、もしかしてって思うじゃない!」

「Oh:・・・・・」

 まさかの段階で疑われていました。

「でも、まだ同じ日本人とは思っていなかったわ」

「ん!?」

「だって、ここは私たちから見ても異世界だけど、地球の人間だけが転生するなんて都合が良すぎるじゃない。」

 た、確かに! って思いました。母の説明が続きます。

「だから、もう少し様子見してたわ。

 そしたら、あなたが2歳になった頃、ひらがな書いたじゃない。その後漢字も少し書いたから、『これな~に?』って、聞いたら、『ぼ、僕の考えた文字―!』というから、噴出しそうになったわ!」

「ひでぇ! 気づいたのそこかっ!」

「ええそうよ。」

 俺の哀しみと恥ずかしさにくすくすとドッキリが成功した仕掛け人がごとく笑ってた。

 なんか疲れたよ。

「それで・・・リカルドは何か、聞きたいことでもあるの?」

 母さんの言葉に何か含みがあるように聞こえた。

 でも俺に含みも垂れても何もない。だって、好奇心でついつい聞いちゃっただけなんだもん!(きゃぴるん)



(カールド)

「もう、その()いらないから」

 辛らつな一撃をしてくる子孫君。



「いや、ごめん。ただの事実確認だけしたかっただけで、なんか疑われるように聞かれると・・・困る・・・」

「ああ、そうなの。てっきり、近親相姦上等系の人だったらとおもちゃったから警戒しちゃった!」

 の、ぶっ飛び発現についつい即効突込みをいれちゃった。

「しねーよ!! 興味もないわっ!」

 あははははは。と楽しく笑う母を見てからかわれたことを瞬時に理解し。勝てないと思いました。

 でも、少しだけ聞いてみたいことは出てきます。

 何で聞こうと思います。



(カールドが代表)

「何で敬語?」

「解。気分です」



「かあさん。」

「ん~、な~に?」

「嫌だったら言わなくていいんだけど、母さんは前世どうやって死んだの? その前とかは何してたの? 名前とか覚えてる?」

 とりあえず、聞きたいことだけを聞きました。

「何、藪から棒に聞くわね? でも、別に教えてもいいわ。もう、昔のことだし。

 そうね~、まず死に方は医学界に行く途中子供を助けようとして車に刎ねられて、だったわ。

私、前世は体が弱くてね~、いつも病院のベッドにいたわね。家族が来て特に妹が着てくれることが嬉しかったわ。色々とね」

 しんみりし始める母だが、最期の色々という言葉が色々怖い。だって、この人レズやもん。

「大人になるにつれて、体が少しだけ丈夫になったけど、それでも自宅と学校の保健室通いだったわね。でも、私本(ライトノベル・文学・ネット小説)を読むの好きだったから友達いない寂しさはなかったわね。

 だから、私は今外の大きな世界を求めて冒険者になったりもしたんだけど・・・」

 あれ? 俺、母さんの前世の昔語り頼んだっけ? まぁ、俺も40位まで生きたから黙って聞くけど、てか、女の話は黙って聞いたほうがいいと結婚していた兄貴が酒に酔ったときに結婚しなかった俺に今後のアドバイスをくれた。

「でね、私は中学生三年生くらいのとき私の病気って何だろうと思ったら、調べ出しちゃったのよ。で、本を読むじたいは苦痛じゃないから色々呼んでいく中で自分で見つけようと医大に入り医者になったのよね」

「つーか、母さん元女医なの!!??」

「そうよ、だから母さん魔法を使って人の切断された腕の結合とか普通にできるし、癌の人も末期だろうと治せるの。魔法って、偉大よねー」

 マジかっ!!! 魔力の精密ができるからではないということか!!

 だからかっ! だから俺が人の金玉つぶしても完全に治らないし、治しても大量の魔力を消費するのは知識の差かっ!!!

「母さん」

「な~に?」

「今度、人の体を直すのに必要な知識教えて」

「あら~、そっちにも興味があるのね。いいわよ、教えちゃう!」

 そうやって、色々俺も母さんのことを教えてもらうことが増えました。

 で、その後まさかのミラクルが発生します。

「で、母さんの前世の名前はなんていうの?」

 聞いたところ、

「坂本 栞よ。享年28歳ね。」

「・・・・・・・・・」

「どうしたの?」

「まさか同じ苗字だとは思わなくて・・・びっくりした」

「えっ!? じゃあ、あなたも坂本なの?」

「うん、でも坂本って一杯いるしとか思いつつふと思い出したことがあるんだ。」

「思い出したことって?」

「俺んちの母さん、死別した姉がいるんだけどその人の名前が栞で死んだ歳が28歳だったらしいんだ。しかも、子供を助けようと車に刎ねられたって話なんだけど・・・どう思う・・・?」

「・・・・・・・・一応聞くんだけど、ルドの前世のお母さんの名前は何?」

「坂本 めぐみ

「っ・・・・・・もしかして、何だけど祖母の名前を芳江よしえで祖父の名前をいさむとか言わないわよね・・・?」

 母さんのもしかして、引きつり笑いに俺は無言のいい笑顔を向けて次の答えを出した。

「俺の出身地、千葉県木更津市○○町□番△号の農家生まれ何だけど、母さんは?」

「・・・うふふ、お・ん・な・じ!!」

「「・・・・・・・」」

「「えええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」」

 俺が言うのもアレだが母さんが驚くってすげー珍しいんだぞ!

 この瞬間俺は理解しました。この人前世であったことはないけど、俺の叔母でした。

 この後、西暦何年に死んだかお互いに言い合い、俺の死んだ理由も話しました。

そして、母さんは言いました。

「私さっきルドを抱きしめたじゃない。」

 頷く俺。

「もし、自分の死より相当上だったら、今後愛せるか心配で抱き収め思って抱きしめてみたんだけど、今後も愛していけそうで安心した。まさか、恵がお母さんになったなんてね~・・・」

 ふと暴露して、考え深く前世妹(前世母)を思い出しているようだったが、ぐふぐふと笑っているが俺は今それど頃ではない。ええええええええええええええ!!! それで俺を抱きしめてたの!! ふくざつ~! 若干子供の体に魂が引っ張られているせいで若干悲しいよ! ちっきしょーーーー(某芸人風に)。


 ちなみに俺の昔話と死んだ理由も話すことになりましたがそれは簡単します。

 以下。

 農家の次男坊で未婚。上は兄貴がいる。農作業、結構得意だった。

 俺は高校卒業までなんか面白いこともなかったのでその後を話した。

 せいぜい趣味が本(ライトノベル・文学・ネット小説)を読むことと、農業スキーな事。

自衛官を経て、フランス外人部隊へ5年後、日本に戻って、また自衛官に戻り、フランス語と英語ができて、実戦経験もあったせいで、幹部教育に叩き込まれ、最終的に二佐で副部隊長までなった。500人までの人間を動かしたことがある。

 もちろん、事務能力もある。幹部は戦うより、事務が優先! それが、幹部さ・・・・。


(死亡理由)

[任務で海外へ副部隊長として派遣され、避難民の護衛と町の復興任務についているときにゲリラに襲われる。地元民を守りつつ部下に戦闘許可を出しゆっくり確実に後方に下げるが、子供がいないと騒ぐ母親に遭遇し、部下を引き連れ捜索し、発見。

ゲリラに誘拐されそうなところを助けだし、撤退する。

子供と母親が互いに呼び合い、子供が嬉しそうに走り出し、母の胸に飛び込んだところ、それを新しく現れたゲリラに狙われ気づいたときには体が動いており、彼らの盾となり、戦死した。その後は記憶にございません! きっと死んだんだろう!]

 で、今ここ(異世界ね)



(カールドと学者たちが質問します)

「あのー」

「はいはい、何でしょう?」

「自衛隊って何ですか?」

「自衛隊って、この国で言うと国家を守る軍人のこと。軍隊だね。後騎士団見たいのとおもえばいいかな」

「なるほど・・・・それなら呼称を軍隊じゃ駄目だったんですか?」

「前世の国も色々あったんだよ。国のしょうがない事情とかお前らもわかるだろ?

 まぁ、俺はどっちでもいいと思っていたんだけどね。」

 何せ元外人部隊にいたからね。それに昔調べたんだけど、軍隊って武器を持った組織された集団を言うらしい。なら、警察も軍隊じゃん。

 自衛隊はいることを反発されるけど、なくなったら、もしものとき誰が戦うんだろうね?

 領地に騎士がいなくなったら、無法地帯の完成って理解していないのかな? 不思議だね。ふふふふふ。思わずそんなことを考えて不適に笑ったら、カールド達に特にカールドに怯えられてしまった。


文章やストーリーの評価良ければ下さい。

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