70 鳩尾
翌朝、俺は目が覚め便所へ行く。その間、アドソンたちがちゃんと寝床(魔方陣の上)に戻っているのは魔力感知で確認済み。
俺はようやく戻ってきた日常のため、朝の個人訓練に出かけようとした。
「リカルド様、私も、私たちもついていっていいですか?」
トイレから戻り準備運動をして、さて行くかと思っているときに聞き覚えのあるアドソンの声がしたから振り返った。
「今日は昼から出発だろ? ゆっくり休んどきゃいいじゃん?」
「いえ、リカルド様と当分会うこともないでしょうし、最後の3日間は一緒に走りには言ってないじゃないですか?」
「まぁ、俺はお前らのお目付け役を任されただけだ。気になることもないだろ」
「そうかも知れません。ですが我らはリカルド様に感謝をしているのです」
膝付く四騎士たち。
ふん。正直そういうのどうでも言い俺としては話を変えることにした。
皆、鎧はつけてはいないが剣は装備している。
「ワイハン、シグナル、リクス。昨日と比べ落ち着いているか?」
「「「はっ、はい!」」」
「剣の説明してなかったから、今するな。
剣を引き抜き、刀身で指を少し切り、血が出たら剣の柄の根元から剣先まで塗れ」
唐突で戸惑っている三人に、「ハリアップ! ハリアップ!」と手を叩き急かす。
いそいそと彼らは剣を抜き親指の腹を切り、言われたとおりに剣先まで血をつけた。
剣がそれぞれの反応を見せる。
ワイハン、リクスの刀身が炎を纏うように一瞬燃え上がり、刀剣の形に戻り、シグナルのはかまいたちが刀身の周りをなでていく。
「リクスとワイハンは火の性質なんだね。でシグナルは風か。これより、その剣はお前たちが持ち主になる。他人に貸したりすると危険だからするな。
一応どうなるか言っておくが、火性質の剣は当人以外が持つと相手が無力化されるまでそいつを焼く。風の剣は切り刻む。他はないけど、土と水は持てない。
もし、投げたり紛失しても一定距離で戻ってくるし、戻って来い願うか言うと願った場所に戻ってくるから、うまくつかって。」
やっぱりなんかやばい系の剣だったー見たいな顔して自分の剣になった法魔剣を見ている三人に強化魔法を使用し腹の下に潜り込み鳩尾に順番でぶち込んでやる。
「いい加減、驚くな! ついでに訓練が終わったからと言って油断すんな!
これから付いてくるならなおさら油断してんじゃねぇ!」
鳩尾押さえて膝立ちしてる三人を後ろに俺は俺の訓練兼町の治安維持に出かけた。
アドソンはついてきました。
文章やストーリーの評価良ければ下さい。




