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6 とある学者は続きを読む。

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 とある若い学者は今現在1人で続きを読んでいた。

 というのも、他の人たちは初代大公が言ったと思われる言葉に戦々恐々となり、怯えている? いや、大公が一番怯えて・・・居る・・・・のか・・・? アレは怯えているで有っているのだろうか? うーん、解からん。

 他の学者たちは、大公がこんなだし、一応何なのか調べてから、図書館を利用しようと言う事で、いま調べている。

 そして、私については、本の続きが気になって読みにきているのだった。


 で、続再開。



「い、いや、だっておリリスぇ~。・・・・む、息子が、息子が家出をするって言っているんだぞ! 

 お父たんは心配しか覚えないじゃないか!」

 オトンは全力でテンパリながらも・・・・いや、何か必死だ。

 何か必死に叫んでる。気持ち悪い。つーかあんた、公爵家の当主だろ? それあかん反応やん。



(若学者)

『・・・・・・・・・なんか若干内容が違っているような・・・・・・・・・・』

 ま、まあ、進めよう。と文字列を進めることにした。

 そして彼は気付かない。

 彼の後ろに半透明な初代大公が覗き見る。

 初代大公は右手に持ったお菓子の入った皿をそっと彼の読んでいる机の上にそっと置き、ついでにたわいもない置手紙も置いてあった。

[茶請けだ、楽しんで読むといい。読んでいると腹が減ると思うから食べるといい]

 そう手紙には書かれている中、彼(初代大公)は空気のように消えて言った。


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