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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
公爵家の最初の子供  前編
52/371

41 訓練の開始 1


 爆炎地は直径250m穴の一番深い所は推定150m以上の大穴ができていた。

 そしてこの時学者達の誰かが気が着いた。

 旧オルタイシ領、現地名オータシイにある。大きな湖がある。どうやって出来たか不明の湖があった。

 色々な逸話やお伽噺、諸説があるがどれもぴんと来ないものばかりだった。

 例えば、火山地殻変動がここに起きた。とか、人口池を作った(当時の王子が)。とか、モンスターが巣穴を作るのにここから土を取って行ったとか色々だが、先ず火山の地殻変動説は歴史的観点と近く学者が言うには、ありえない。断層違うと。

 人工池は戦略的拠点でここに池を作る理由が解からない。

 モンスターが巣穴で土を取るというものだったが、基本的にこの世界での研究結果では、ワームは適当に地面に卵を産み、ドラゴンは産卵期に森林の近くに生む事がわかっていた。

 ゆえに、とある歴史学者兼地殻学者はオータシイの湖の事実に気がつい居た。

 そう歴史的発見をし、彼は説明したのだった。

 学者たちは「「「おおおお!!!」」」と慄き、「確かにそれならありうる!!」とそこかしこで頷きあい、国の一つの事実の判明に大いに沸いた。

 ただ、コレだけではやはり事実力が足りない為、事実を解明した者が現場を見に行く事が決った。

「さて、宴もたけなわ! というべきか? まぁ、たけなわな分けないが、そろそろ、良い子は帰る時間だよ。夕刻の時刻だ、本は又明日読むとして今日はもうおかえり」

 若干頭のおかしい人が度冷静に空中に時計を表わしみんなの帰宅を促し始めた。

 学者達や現大公はその光景を見つつも、片づけを始めている。

 そして、その場にいるある人物も同様だった。

 その人物は妻と一緒に持ってきた物を片付け、きびきび動いていた。

 そこにリカルドは実態を表わしここの図書館全てのものに魔法を使って言葉を放つ。

「ちょっと今日は申し訳ないんだけど、今ある分の魔力15%ほど貰うよ。ああ大丈夫痛くなし、死なないし、家に帰る頃には少しの倦怠感は抜けるから。

 で、カールド君は残れ」

「なっ、何で・・・・!!!!」

 そこかしこでの不満な声は上がらない。

 回りの連中は、まぁしょうがないね。と頷くのが大概。なぜなら、金銭が減るわけではないからだ。金は人の贅沢したいと思ったときに必要。そのときに無いと困るからだが、魔力は別段寝れば休めばで元に戻る。稼ぐという働く言う苦痛をともなって得るものでないからそこまでの不満が出なかった。

 だが、カールドだけは違った。

 カールドだけ残れといわれた瞬間のカールドの素早い突込みが入る。しかも、回りはカールドと俺(初代大公)を交互に見る。

「いや、お前はこれから騎士の行儀見習いをしなきゃならないだろ?」

「あっ、あれはその場の俺への勇気やアリスを助ける為の方便じゃねーのかよ!」

「いや、違うよ! 俺は基本的に敵対者じゃなければ黙って言わない事はあるけれど嘘はつかねーんだ」

「・・・・・・・」

「アリス。旦那を少し借りていくぞ! 二時間ほどで返すからよろしく」

 アリスがぽかんとしながら頷くのを見届けて俺はカールドを掴み歩き出した。

「ちょ、まだ、荷造り終わって・・・って、引く力強っぉ! 転ぶ転ぶ、歩くから歩くから、引っ張らないでくれ!」

 叫ぶカールドの声に俺は一度立ち止まり、止まった俺に不信感を持って俺を見てくるカールドに俺は拳骨を喰らわして睨みつける。

「仕事中は今まででいい。だがな、お前はどんな理由であれ、俺の騎士に成った。騎士に成ったものが主人をお前呼ばわりとは何事だ!

 主人の命は二つ返事で命につけ! お前には魔法を教えるのと騎士道を身につけさせるのは絶対と思っていたが礼儀作法も確り身につけさせてるやる」

 拳を振るった後、グホォォォォ! と頭を抑えて悶絶しているカルドに上から言葉を吐き散らす。

 涙目でこちらを見るカールドに俺は今ある全力を魔波動をカールドに叩き込んだ。

 ここに入る全員に俺の強者と解かる力強い魔波動にここにいるすべての者が口からキラキラしたものを吐き散らした。

 その上で、ガクガクブルブル震えているカールドを見据えて尋ねた。

「行くぞ! カ ー ル ド 」

 静かに言うが、震えているカールドは答えない。だから、


「聞こえてんなら、返事しろ!!!」

 図書館全体が振動するように怒声を上げてカールドを見る。

 

 するとカールドは本能からか、死なないために声を出す。

「・・・ふ、ふぁい!!!」

 が、まだ腑抜け間があるから軍人式にもう一度。

「聞こえねーぞ! ヤル気案のか、テメェー!!!!」

 といって、ようやくカールドは、「  は  い  !!!!」とやけくそ気味に叫んだのだった。


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