40 リカルド報告書 アドソンと等について 4
引きつった笑みを浮かべ最初に言葉を解したのは何を隠そうアドソンだった。
「り、リカルド様。い、一体全体どういう意味でしょうか?」
アドソンの言葉にゴクリと唾を飲み込む騎士達に俺は返す。
「理由は三つある。
一つは父のため。
二つは母のため。
三つは俺の私怨だ」
『『『『ええええええ!!!!! 私怨ってっ!』』』』
「当たり前だろ! お前等わかってねーのかよ?」
えっ! 何をって顔しやがる。
「お前等を強くするのは一つは親父のためだ。
親父の事が半年くらい前から情報で各地に回りだした。
その情報をあんた(公爵)の領のあんた等が捕まえているのに分家共が捕まえてないわけねーじゃん」
!!!! いや、何驚いてんの!
「結果、あんた等の強化は父を守るためになる。
二つ、母を侮辱したな? 母は自分の喧嘩だと言ったが、俺の前で母を馬鹿にしたこと半殺しにしてやる。
でも、その前に誰に、喧嘩を、売ったのか、理解させるには、もう少し強くなるか強さを理解できるようにならないと、解からないから【固】を教えた。
【固】は相手の魔力を見、理解するのに一番効果的だからな。」
俺は体の奥にある魔力をバン! バン!! バン!!! ・・・・。と膨れだせながら見せる。
騎士たちは青い顔が更に青く白から土色を混じらせて、ガクガクしている。呼吸も浅く辛そうだ。
「最後に、お前等が騎士を名乗っている事が糞ムカつく」
もう、逆恨みである! そう思わせる言葉をついた瞬間、顔に【理不尽】と見て隠れるが、言葉を続ける。
「俺はな、父や義伯父上に騎士とはいかなる存在かを教えてもらいながら育った。
その尊敬し敬意を持つ騎士を名乗る奴等がした事は、同意の上の約束を破り、調査をせず一方的に人を悪人にし、食事をした後感謝をせず、人の親を殺そうとした。
死ねって思われてもしょうがなくね?」
とてもいい笑顔で強烈な魔波動をくれてやった。
『『『『ヒィィィィィィィ!!!!』』』』
恐怖の顔を浮かべて、全身ブルブルさせて意識を失えないで居る。魔法で意識を飛ばせないように精神魔法を使っている。
その間も地中からアースワームが数匹とジャゴスネークやランドモグラが魔波動を発揮したと共に飛び出してきて動かないで泡吹いている。
「それになっ、俺はまだ色々考えている。
どこぞのアホがうじ湧いたような考えを出してくる。例えば、
母を脅す道具に俺を攫う。父を脅す道具に俺や母を襲う。
俺は自分自体の価値を知っている。
その俺を攫えば、どれだけ公爵家にとって色々と有用化逆の立場(お前等)なら考えるが、先ず無理だと言う事を教えるよ。
俺の魔波動受けて、俺の魔法を受けて、俺何とか捕まえ攫い逆鱗に触れた結果どうなるか確り教え込む事につれてきたんだよ(^.^)」
彼等に俺はもう一つとても面白いものを見せてあげることにした。
それは、お空に轟々と浮かんでいた。
高熱を大地に撒き散らしモンスターたちがじりじりおいしそうに焼けている。
俺達は魔法障壁を張っている。しかも、きらりと障壁が光の反射で光る。
直径に縦横100mの炎球がそれに浮かんでいる。しかも三つ。
それを俺は投げた。
1500m先に、数秒の後大音が立つが俺達はその光景が見えるように空高く浮き上がる。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!! ガゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!! ドガアアアアアアアアアア!!!!!!!!!
炎球を投げ、キノコ雲を三つ作り大クレーターーとマグマを発生させ、更にもっと地中にいそうなアースドラゴン(下級)が出てきて失神してた。
ガクガクとお互いがお互いを抱き合い猿の親子に見える。
俺は笑顔のまま彼等を見て、優しい一言を伝える。
「大丈夫殺さないよ。俺の逆鱗に触れなければ、これから父が死なないために、母が父が死んだことで哀しまないようにする為にお前たちを徹底的に鍛えるから、
死んだほうがマシって思えるようにしてあげるから。
そして、お前たちが鍛えた結果でも俺達に未だ届かないと言う絶望を上げるから安心してがんばって鍛えられろや!!」
幼子に地の底から来る異状性を匂わせる発言に騎士たちは真の底から冷えるような恐怖を感じていた。
瞬間の出来事だった。学者たちは本が高く積みあがった図書館から平原を見下ろしていた。
「えっ! いきなりなんだ!?」
「うわぁぁぁぁ、た、たかい!!!」
「「「・・・・・・・!!!!」」」
声を出し驚くものや無言でこの光景に慄き、驚き、呆然としていた。
「その時の光景を見せてやるよ。この状況をホログラムって言うんだ。実際はさっきの部屋に居て回りの景色だけ、下手に動くと本棚に激突するから気をつけて」
クスクスと笑う俺の声に、怯えながらも手を空中(床)に叩きながらも、次第に情況を無理矢理か納得させ落ち着きを取り戻し始めている。
そして、俺達は騎士達の怯える真横までホログラムを移動させ、同じ景色で同じ光景を見ていた。
三発の炎球は同じ場所に落ちて、火柱を上げ地面が消し飛んでいく。消し飛び大穴が開き更にそこに炎球がもう一発、大地は勿論隆起し炎球が当たった瞬間大地が消し飛び、三発目が終わった頃には大地が赤く紅く燃えている。ドロリとした大地さえ見える。穴周辺も穴の縁から200mは黒く大地がこげていた。
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
騎士たちも学者達も同様に言葉も出ない模様だった。
ホログラムの中の俺(幼少期)はあらぬ方向を見てニヒルにニヤリと笑う。その方向に居た俺(現魔法生命体)はそいつの視線に合わせるようにニヤリと笑っておいた。
はたから見たら、意志の疎通が出来ているように見えるだろう。
あの時の俺は厨二だったと言う事にしといてくれ。
皆さま、読んでくれていてありがとうございます。
日に日にブクマが増え、ポイントが増え正直嬉し楽しいです。
これからも、よろしくお願いします。
それと願わくば、評価の方を入れてもらえると嬉しいです。
私は自分の作品が40話越えたら評価を下さいとお願いしています。
これには理由が一応あります。
1話、2話程度じゃその人の文章力はわからないし、表現方法をわからない。40話書くと大体わかってきやすいと考えていまして、もしよろしければ評価の方を頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
ちなみに現在ブクマ29名いらっしゃいます。
その方々に心からの感謝を申し上げます。
ありがとうございます。
宇都宮 雪将




