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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
公爵家の最初の子供  前編
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39 リカルド報告書 アドソンと等について 3


 王太子領より飛び立ち10分ほどしたがそれでも距離にして15kmは離れた場所に一度目を覚まし拘束(高速)移動していた中、失禁した。勿論そのまま移動。

 で、現在近くに森も畑も川も何も無いだだっ広い平原に降り立ち今だ気絶している二人を遠慮なく溝に身体強化した身体で蹴り上げた。

 中に舞う騎士二人。


 何かいいたい事でもあるのかね?


(カールド&学者&アリス)

「・・・・いや、騎士を蹴り上げたって何で?」

「ふ、普通に起こさなかったんですか?」

「魔法で揺さぶるとか?」

「・・・・」

 Q&A。

 取り合えず全員のを一括で答えると、俺アドソン以外他三人この時、母に忠誠を誓ったって知らなかったし、敵認識していたんだよね。

 それに、俺マザコンではなかったけど家族として母を愛していたから母にふざけた事をしたという話を聞いてからそれ以上の情報を聞いてなかったから(聞かなかったわけじゃないぞ)、結果敵対認識を外してなかったんだ。それと騎士を名乗ってるくせに糞みたいな事しかしてなかったからムカついていたんだ。

 まあ、歴史書でもう一度詳しく話すから読んで理解してよ。



 宙に舞う騎士二人、滞空時間長くて3秒ほど。

 そして、1人首があらぬ方向に・・・・逝った。

 俺この時『あっ! ヤベッ・・・』くらいだった。

 アドソンともう1人がそれ見て、「「り、リク・・スっ!!??」」と慌てたが、俺は問答無用に首をガン!と元の位置に戻し、回復魔法を全力で流し込み何とかした。

 平然としたような堂々とした俺に、騎士二人は若干引いていた気がした。気のせいじゃないと思うが無視。

 で、全員が起き上がるまで待って、アドソンに質問をした。

「アドソン殿、俺が報告しに行っている間に何か話した?」

「えっ、あはい。

 これからリカルド殿が魔法を見せてくれることを話しました。」

「そう。じゃぁ、さっきのアドソン殿の解からなかった内纏と外纏の身体強化の話と魔力コントロール。あと俺が個人的に見せたいものを見せるのと魔力の上昇について話そうかね」

「外纏・内纏、コントロール、魔力の上昇について・・・?」

 つれて来られたうちの1人が言った。

「ん? アドソン殿から聞いてないの?」

 ニュアンスが何だかよくわからない? 見たいな、反応をする。

「アドソン殿どんな説明をしたの?」

「あっいや、身体強化には内からと・・・? 外から纏う? ものが・・・ある。魔法についても見せたら、雑で拙い。と言われた。と言う事ですか?」

「つまり、ほぼ伝わってないような話だったってこと?」

「・・・・すいません」

「ああ、怒ってないよ。実際やって目の前で見たほうが早い代物だから」

「と、言う事で他三名これからすることを理解したかったら身体強化して見て」

 『『『えええっ!!!』』』と唐突に決った魔法の使用に驚きを隠せないで居る。

 面倒くせぇな~、戸惑ってんじゃねーよ。そう思うだろ~~。

 で、アドソンを見て、

「命令して。命令で身体強化させて」

 指差して、アドソンを使う。

 アドソンは、一瞬呆けるが直ぐに頷き命令した。

 他三人はちんたらして、戸惑っているが、アドソンがもう一度「身体強化せよ!」の強い口調の命令でビシッと気をつけをし、すぐに身体強化を始めた。

「いま自分のそうそうやって体の奥から魔力を自分の身体に纏わせるのが基本的な身体強化といわれているが、実はそれは中途半端なやり方なんだ。」

「「「「????」」」」

「じゃあ、これからその魔力を身体に被ったけど一箇所に集める事が出来る? 例えば目だけ・・・とか?」

「「「「!?!?」」」目だけ?」

「ああ、まぁ取り合えずやってみてよ」

 目ェ? メェ~・・・? とクエッションマークを頭に浮かべて、ウオォォォォォォォと叫びだしている。

 うん。やっぱり駄目か?

 じゃあ、考え型を変えるだけだ。

「じゃあ、身体強化を腕だけにするイメージでやって見て!」

 アドソンを見ながらそういうとアドソンは命令をして見ている。

「いや、アドソン殿もだから」

 はっと、して同様に身体強化を腕にだけ纏わせる。しかも安定させて纏わせている。

 うん。コレは平気だ。何でだ?

「アドソン殿、腕に纏わせるのは見ていて安定しているのに何で目は駄目なの? 要領は一緒なんだけど。

 もう一度目に同じ要領でやって見て」

 さんはい! と、手を叩き促してみる。

 何だかんだで、アドソンがやっているのもあって他ももう一度目に魔力を集中させ始めた。

 それを見て、俺は頷く。

「その状態を【集】と言う。それを崩さず俺の腕を見てくれ」

 アドソンもといここに居る全員に腕に魔力を流す俺を見せる。

「今の状態で何が見えた?」

「何だか靄のような霧状の何かが、リカルド様の腕を纏って居ます」

「そう、それが魔力の形で見る方法・・・・」

 と、説明すると目を開いて驚いている、そのうち二人がなれない魔力運動のせいか、【集】が解けていた。

 本来魔力とは感じる事は出来ても見える事はない。が、通説だが稀に見ることも出来る。それは強大な魔力のものが体の其処から湧き出させたりすると感性の高いものが見たりするというのが大部分の通説である。だが、ここではそれを覆す話をしたのだ。


「で、まだ、ここからなんだがコレをこうスムーズにそれで居て縮小しガントレットのように凝縮させ固定させる。コレを【固】という。

 この【固】という状態は今の【集】の力を何倍も増幅させる力を有す。

 だから、次の【固】を目にやって見て、それから次に進むから」

 そういいながら魔力を固にして見せると相手の顔が見る見る変わり、真剣さをました。

 海軍大将山本五十六の言葉の一文である。(後で調べて)


“やって見せ 言って聞かせ させて見せ 褒めてやらねば 人は動かじ”


 まあ、俺はやらせてから、やってみさせたけど一番理解し易いのは先ず動かし動かした後興味を引かせるように誘導し後は大将の言葉を実践するということをしてみせる。こうした方が、理解が本当に早くなる。


 現に目の前の4人は拙いながらも固を具現化させていた。流石上級騎士といったところか。飲み込みが早い。

 俺は納得するように頷いておく。

「では、次な。そのままを維持したまま俺を見てくれ」

 この発言少し俺は、変態な気分になるが、そこは我慢して、四人の視線を集めて、内纏を見せる。

 体の中に魔力を循環させて一つ一つの細胞に筋肉・骨に至るまで隅々に回し、留める。

 彼等の目には俺の魔力は薄い金色に見えているだろう。

「俺の魔力の色解かるか?」

「薄い金色が体の中を駆け巡っているように見えました。というか、魔力に色って・・・・」

「魔力に色はあるよ。基本薄い色に青とか赤とか色々あって、その色に応じて得意とする魔術が解かったり、覚えやすい魔術を選別したり出来る。」

「マジスカ!?」

 シグナルとか言う奴がここにきて初めて声を出した。

「ああ、金や銀は全種類覚えている奴や覚えやすいを意味していて、赤は炎や風、青は水や氷、緑は風や雷等など色の識別で伸ばすものを変えたりも出来る。」

「「「「・・・・・・・・ゴクリ」」」」

「まあ、其処はどうでもいいとして、次な。内に流れている魔力は見えたな。では、外を覆う」

 内に纏いながら外をゆっくり纏いだす。先程よりは魔力を【固】にしながらやると二重に見え始める。

 そして、両方を守っている姿を見せてこれからやろうとしている事を伝える。

「これから、俺達の真下をこの状態で殴る。現在の身体強化と本来の身体強化の違いを見せる。」

 俺は地面に向って拳を振り下ろす。

 地面に当たった瞬間。

 バガァァァァァァァァァァァァァーーーーーンン!!!!

 大音をたて、大地に亀裂され陥没し、その余波が回りの大地を隆起させるに至った。

 その後砂塵が舞うはずが立たない。

 魔法で砂塵を断たないように瞬時に吹き飛ばすからだ。

 俺達の足場に会った大地は横に20m立てに10mほどの大穴が開いていた。

 その間俺等は俺の魔法で浮いている。

 騎士たちの顔色が青い。

「さて、何故俺が君等にこんな事を教えたか解かるかね?」

 不適笑う俺に四人の真剣な注目が集まったのはこの時が初めてだった。


来週なしでお願いします。

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