36③ お迎え騎士たちと赤髪の女・金髪の男 c
我々は宮廷魔導士長ことガリアン殿に連れられて、貴族街を歩いている。
貴族街とは最低でも上級騎士以上が住んでいるオルタイシ城の回りを囲む貴族が住む企画の事を言う。
この区画に関しては昔からオルタイシ領主に使える血も歴史も古参の者達が多くすみ皆、貴族家の血を必ず引いている人間しかいない。
特にここ貴族街に立ち入るには内門があり、その検問を通らないと入ることが出来ない。しかも、そこに住んでいるものでも最悪許可証がないと入ることが出来ない。
特に今の我々は、王太子殿下に用があり挨拶に向う手はずになっているのは今より3日後からであり、その前にここに居たとしても、許可証の効果は3日後からゆえ入れない。
しかし、我々の目的は本来は違う。ここに次期エルハレム公爵になるライド様を捜しに着ている。
何かしらの理由で知られ、身を隠されてはたまらない。ゆえに大きな事は出来ないから、困ってはいたが、今回は違う。
侯爵の身分を持つ身元がハッキリしている貴族が一緒である。
ゆえに彼が我らの保証人となる。
顔パスが可能になると言う理由だ。
我らは運があるといってもいいだろう。
そうして、歩いていくと我らは騎士爵ではそこそこ大きい家の門を目にし、部下達をここで待たせ門を潜り、中屋敷の家の前について素晴らしい笑顔で、愛しの新妻に声を掛ける気分でガリアン殿は家の扉をノックしたのだった。
「お師匠様、買い物を済ませてまいりました!!!」
その声を直ぐ後、ゆっくりと迎えるように家の扉が開き、眉間に皺を寄せて家の中に一切入らせないつもり満載なライドが立ちはだかり、一言のべた。
「ご苦労」
「・・・・・・・・・・・・・・」
ガリアンは固まった。
そして、後についてきていた騎士たちが叫んだ。
「「「「若――――!!!・ライド様――――!!!」」」」
2つの言葉に分かれた。
そして、若も問いライドは彼らの存在を認めて、「・・・」絶句した。
絶句する事、直ぐに騎士たちは駆け寄るようにライドの目の前に来て、膝を突き最上級の敬礼をする。
「お久しぶりです。ライド様、あなたさまをお迎えに参りました。」
事の成り行きに渋い面でガリアン殿を出迎えたのもつかの間、我々の登場でライド様は目を見開き、無言で此方を見ていた。
そして、その直ぐ後にあの諸悪の根元が出てきたのだった。
「ライドー、ガリアン帰ってきたー! なら、早く入って貰ってっ、ご飯の用意もだけど色々薬を作らなきゃいけないのよーー」




