251 リ・オルタイシ 七日目 祖父母のいる所へ①
ご連絡もせずに申し訳ありませんでした。
遅くなりました。
今、親父殿が亡くなってごたごたが本当の意味で亡くなり、自分のことをやり始めていて、独立はしていたのですが、本来の仕事でやりたかったことの勉強のひと段落と次に覚えないといけないことがあり、4月の投稿ができませんでした。
事実連投の再開はできませんが、少し合間ができたので生存報告含めて投稿させていただきます。
ご連絡できず申し訳ありませんでした。短いですがお楽しみいただけたら嬉しく思います。
祖父母のいるほうに馬車は進んでいるがオルタイシへ向けての道はほぼ変更することなく進んでいる。
後1~2日進んだ頃くらいに村があるみたいなんだがそのあたり村になるみたいなんだが、その辺境村に行く手前であいつが現れたのだった。
「全馬車並びに騎馬の行進中止せよ!! オーガが来るぞ!!」
戸惑いは一瞬、すぐさま騎馬を呈しつつも耳はアドソンの指示を待つ。
其処にアドソンが号令を掛ける。
「若の言われた方角に魔法攻撃用意! 後に足の腱を狙い突撃せよ。リクス筆頭に防御の姿勢、シグナルが突撃せよ!」
其処に俺が二つ声を出す。
「距離100m、こちらに……人間を追ってきている。
できるなら金玉は決して傷つけるな!」
あれで良い精力剤が出来る! ニヤリと笑みを浮べて幌の上で二体の精霊に魔力を渡しここにいる馬含めて味方の生き物全てに加護を与える。
オーガの一撃は流石に身体強化(本来)が出来る奴らは別に放っといて良いがそうでない新参と中途半端はたぶん重症になる。
それでなくても本来はオーガというものは
(ボラン)
はい! 手を上げるのはボランである。
「どうしたの~」
「オーガが来たのは分かったのですが、何で接近されるまで気が付かなかったんですか?」
うんうんと頷き相槌を打つ俺にボランは鋭く切り込んでいる。
話に集中していたものは感覚物語なのでボランのコメントに、ああそういえば、と現実に感情が引き戻されて俺に視線を注いでいる。
俺は………てへっと、笑い。
「寝てた………」
俺の言葉にここにいる連中が、ギョッとする目を向ける。
「幌の上で、昨日の夜、夜更かししたら許可とってねてた」
「「「………………」」」
思い出される247話の記憶は新しい(リアル時間は3ヶ月前、リアルタイムで呼んでない人は一瞬)。
「一応、警戒は立てていたよ。小精霊のリリ(火)とライチ(光)にお願いして周囲警戒はしていたけど、当事のリリとライチは頑張っても最大200mくらいしか索敵できな。
リリは基本俺から離れないし、俺に危害を加えようとするとファイヤーボールをぶち込むし、ライチは50~150mくらいで遊びに行く感覚でどっか行って3~5分起きに軽めに連絡が来る、俺みたいに全方位を把握は出来ない。150mまでなら敵をみつけてすぐに警告を出してくれるけどそれ以上だと連絡が遅れる。
まぁ、それでもライチの魔物とかを見つけても魔物・モンスター認定しない時もあるから結構安心できない。なんだったら家族とライチと俺以外を全て的認識しているリリのほうがそばにいてくれると命の安心はある。
だから、俺は寝ている間は無抵抗なので、普段から母のそばにいて夜はぐっすり寝ている。」
「「「………………」」」
あらぬ方向を見て全員の頭の中は、この鬼畜にも弱点があったんだな~。
えっ? じゃあ、後年も(20歳以上)?
「いや、後年は違うよ。小精霊の時代は確かに説明した通りなんだけど、中精霊になると指示を確り聞ける知性や他の小精霊に指示を出して遠距離を把握できていたよ」
それでなくても本来オーガはもっと山や森の奥にいる。食性が生肉で人間よりも捕らえて腹の膨れる生き物は食べ物がたくさんある森や山の奥のほうが多い。
魔物にとって、人間のそばより豊かな恵みがある森の奥のほうが過ごし易いはずだし、こちらに出て来る固体は森の奥では生活できない弱い固体が多なのでオーガの要る事実は可笑しいのである。
が、そんなことはどうでもいい。
精力剤の素、金玉が、睾丸が欲しい! 二つとも絶対手に入れたい。
さあ来い! 睾丸(素材)!!
俺は騎士と守るべき家族と共に獲物を待ち構える。
(学者一同)
『『『きんた○って、オーガって今でも恐ろしい魔物扱いなのに、次からオーガ見たら素材の素と見そうだ………』』』




