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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
第四章     後編
329/367

217 護衛騎士 4  初恋は痛いらしい。

急遽、サブタイトル変更。 初恋は苦いらしい → 痛いに変更。


そして、次が 初恋は苦いらしい になる!


 ルオルは冗談では無かったの? というように言った。

「だ、団長っ、仕事はっ!?」

 えっ! 見たいな感じで言うが、ルダンは、

「リカルド様が優先なのは目に見てわかるだろ、お前馬鹿(しに)な(たい)のか?」

 俺は嫌だ。が後に付きそうな台詞だったが俺はルダンに目は笑わない笑顔で「ルダン、リリカよ」と微笑むと見事な敬礼で謝辞を述べ、俺は視線をルオルに向けて「あなたも行くのよ」と命令を伝える。

 (まなこ)が開いて、マジですか? だったが、笑顔の圧を向けると唾を飲むようにして頷いた。

 それを見とがめて、では行くぞとばかしに俺は椅子から下りて歩きだした。

 歩き出して、ドアの前で止まった。

 止まった理由としては変態が近づいてくるのが知覚で分かった。

 後からは「どうしたのですか?」と解りきった慣用句が振ってくるから、俺は一瞬どうしようか考え、俺の中の逃げるという選択肢は消して、無詠唱で魔法を発動して対象の人物に強烈な空気弾を男性の獣部分にスマッシュする。

 知覚は泡を吹いて倒れる男を捕らえながら、

「いえっ、何でも無いわ。さぁ、行きましょう!」

 俺は両の手を合わせて、花やくように笑顔を咲き誇らせてから扉を開ける。なんだか、右の方から喧騒が聞こえてきた。が、俺はそれを無視し、ルダンたちは少し首を傾げるが俺はそれを気にしないで歩いていくので走って追いかけてきただった。

『最初からこうしておけばよかった。』

 このときの俺はそう思っていた。武士の情けでスマッシュはどうなんだろうと思っていたがどうせ政敵だし、ばれなければ別にいいか。で、ある。


 廊下に出て二人の高位騎士を従え歩いていると、メイドたちは陣容に二度見はもちろん中には立ち止まりその光景を見送る者もいる。

 俺はツカツカと公爵家の訓練場の横を少し通りたくそちらに向かって歩いている。

 無言で付いてくる怪しい二人もとい、ルダンとルオルであるが、訓練場が見えてくると同時にそこで訓練している騎士たちにも二人が見えてくるのだ。

 騎士たちは訓練を一時中断してルダンたちに敬礼してくる。

 その中で知り合いが訓練している。

 こちらに戻ってきてその後はわからんかったリクスが俺を一瞥して隊長格に敬礼してからこう答えた。

「隊長方、いかがしたのですか? そして、こちらの…何処かで見たことがあるような可愛らしい御令嬢は………まさか、お二人のどちらかの、隠し子ですか?」

 親ばかですか? なんて付くような冗談とも取れる台詞回しでいってきている。

 言葉事理的には俺のことを気がついていない感じである。

 ルダンは目を開いた、気が付いていないの? と、

 ルオルは面白いものを見ている。もっというと、第三者の視点で俺たち三人を観察している節がある。

 俺は男の子らしくそこにいたアーデルに手を上げる。

「アーデルっ! 確り訓練しているかっ!!」

 呼ばれたカミセ村で一緒に訓練していたアーデルは俺を見とがめて目を泳がせる。

 なぜ自分が呼ばれたのかわかっていないのか、左右を見ていたが自分だと気が付いて口を開いた。

「えっ………とぉー………失礼ながら、御令嬢は、どなたか教えていただけませんか?」

 近寄ってきたアーデルは俺の目の前まで来て目を合わせるが時おりチラッとルダンたちを見た。が、それでもなんだかひっかっかっているのか首をかしげている。

 俺はそれが面白くて、でもあえてこの言葉をサディストの顔で笑みを浮かべ声を張り上げた。

「テメェら!! 姿、振る舞い変わったくらいで俺がわからなくなるくらい腑抜けてんのかっ! だったら、全員相手に揉んでやろうかっ!!」

 怒声に近い啖呵を歌うと、最初は吃驚していたが数人が「はっ」と気が突き出す。

 次第にリクスとアーデルまで顔が変わり、恐る恐るといった感じでリクスが答えた。

「……リ、リカルドさま…ですか? ………」

 俺は返事なんていないでニヤリと微笑んだ。

 我が同胞(騎士)は騎士の礼で膝を着き謝罪をする。

 他も俺を知っている他の騎士たちは膝を着き右手を胸に頭を垂れていた。

「ああ、怒っていない。冗談だ。でも、解り易かっただろ?」

「ええ、なんとも可愛らしい格好になっていますねー?」

 どうしたんですか? それ、とばかしの言葉をリクスは立ち上がりながら言い、他のものたちもリクスの言葉に同意を示すのか他数名が首を小刻みに上下に揺らしている。

「母に奇襲をし、負けて罰を受けている最中」

「……ああ、………」

 リクスだけなんともいえない表情になり遠くを見出し、他のものたちは俺の母がどの人で直近何をした人なのか知っているため、リクスの顔や俺の格好、ルダンを見て目が泳いでいた。

 彼らの脳裏にはきっと嬉々として暗殺者を捕まえている母の姿だろうか? それともその後で喜んでいた暗部どもか? そこは解らないがきっと母がどう移るのかは彼らのみぞ味噌汁(味噌汁)。味噌汁が飲みたい。(作者は1月19日、夜アサリの味噌汁を飲みました。健康診断の肝臓の数値が………うん)

「まっ、理解してくれたとことで俺はこれで、訓練邪魔したなっ」

「! リカルド様は何処かに行かれるのですか?」

「ああ、これから市井に行って従兄妹に悪戯しに行くんだ」

 ニヤリと笑い顔を見せると、市井に行くことや従兄妹がいる発言に吃驚していたが、

「何を驚いてんだ? ここは母の故郷でもあるんだ、従兄妹くらいいると考えて可笑しくなかろう」

 で、頷くのだったが、従兄妹や伯父たちが生活し住めていることには驚くことでは会った。

 だって、駆け落ちしたら普通、母方の一族は何かしらの罰が会ったりするものなのに伯父達のすごし方見るとほぼ何事も無い。

 まぁ、助けられたみたいな話があるけど、それだけでは無い気がするのは俺だけだろうか?


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