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23初代大公と現大公 2  c

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 ルーファスが現れた事により事態は一変した。

 俺が初代大公の魂であり、図書館の管理者である事をルーファス自体が承認したのだ。

 そこからは早かった。

 騎士たちの怒気は一気に下がり、それ所か尊敬と畏敬の念を感じるが、なんだろう? 動物園の動物の気持ちがふつふつと思い起こされる。(ウホウホ、フォー! フォー!! ドラミングも心の中でしてやるぜ!)


 ここでは何だからと28代目が部屋を用意させると言う事で直ぐに準備し、おれ自身はロロアの子孫を案内役に頼んだりした。

 というのも、

「騎士ロドウル、すまないな。君の家名から想像するが一角の立場にあり忙しい身の君を案内人なんかに頼んで」 

 殊勝な言葉を掛けつつ、謝罪をして置く。人とこれからお話する時は相手を褒めとくと喋り易くなるのはみんなの事実だと俺は思っている。 

 現に、ロドウルは朗らかな笑みを浮かべながら、俺の言葉に返答してくれる。

「いえっ! 初代様をご案内できるとは光栄の極みです!」

「なら良かった。

 まあ、君を案内役にお願いしたのは、君の先祖ロロアと言う事が起因しているんだ。」

 俺の発言にロドウルはどう答えればいいのかわからず無言で僅かに視線を送ってくる。

「君らリョルド家は、元は公爵家が発足した時から公爵家を支え守り続けた忠君、オーレイ家の家系を組む。

 先ほど我が子孫を守るため、いち速く我が子孫・・大公を守るためあの場に駆けつけた。

 時代が変わろうとその行動力だけで信用するには、十分だ。」

 俺の知る先祖の話と褒めちぎりにロドウル恥ずかしそうに微笑を浮かべ、声にならない謙遜を首を振って示す。

 でも、問題は此処からだよ! ロロア子孫、ロドウル君(一応俺の血筋を引いている子孫君)!! いや、28代も大公家が続いていれば、2回か3回は子供を婿養子や娘養子をしているよ。

「だからこそ、頼みがあるんだ。我がリョルド家時期当主にして我が血筋を受け継ぐ子孫よ!」

 今までのただ懐かしみ自身の大切な家臣(家族)が絶えず(家名)、生き残った事を褒め讃えたが、今度は違う。

 一角の戦士として、僅かながら殺気がこもった言動に、1人の戦士として先ほどの会話から違和感を感じ取っていたロドウルは合点がいった。

「初代様。もちろん初代様の望み喜んで叶えたいと思いますが、今の私の主は28代目様です。ゆえに・・・・・」

「逸るな!」

「・・・・・・」

「これから、直系子孫のファリスに先に願う。その時戦人長をお前に任せたいと思っているだけだ。

 だから、それまで腹の覚悟だけしといて欲しい。が、勿論断ってもいい」

「はっ! 主人がその時命じられるのであれば命を懸けて従います」

「ああ、よろしく頼む。」

 忠臣は忠臣たる返事で答え、俺は微笑を浮かべて彼に感謝した。

 そうこうして、待合室に到着する。

 床は大理石で出来ており、赤が強い金錦糸が散りばめられた絨毯が引かれ、その上に豪華なソファーがあり、装飾美化はされてはいないが、その机が最上級の机とわかる木材を使い光沢を放っている。

 上を見れば、シャンデリアが煌煌と輝き、壁には絵画が飾られ、窓があり外が見れるのかと思いきやベランダに出られる使用。

 うん、いい部屋だね。そして、俺が作った部屋から増築した一級品の部屋だ。部屋だが、色々な仕掛けが無い。

 何よりこんな所を敵に奇襲されたり、此処を拠点に攻められたり、ここに会談しに来て襲われたらどうすんだよ、死ぬぞ!

 全く、この城の取り説作ったのに見なかったのか? まあ、俺もう魂の存在だから問題はないんだけどね。

「あの、リカルド様、入らないのですか?」

「初代様、如何なさいました?」

「ジーさん、入んないのか?」

 一斉に被せて尋ねてきた。ついでに、カールドは現時点体調が回復したので両足で立っている。

 おっと、熟考してしまっていたらしい。皆、訝しみ顔をしている。

「ああ、すまん。何でも無い。さあ、入ろうか」

 先に入っていたロドウルに続き俺は部屋に入り、ソファーに座った。

 しばらくすると、メイドたちが入って来てお茶菓子を拡げてくれる。

 それを嬉しそうに、おいしそうに・・・・っていうか、喜びながら食べるアリス、それを嬉しそうな笑顔で見るキモイカールドと笑みを絶やさないロドウルが居たが、一つ俺は思うことがある。


 そう俺に至っては、正直食い物より人の生気(魔力)が欲しい。

 ハアハア・・・・生気・・・・生気・・・・生気が、ホシイィィィ・・・・・・・・・。


 さて、そんなアホな冗談は置いておいて、現大公が来る気配がする。

 ついでに言うがメイドさん達は壁に控えている。しかも全員暗殺術を学んだ戦闘メイドというものらしい。

 足の運びが武術を極めている人の足運びしてた。

 なるほど、そう言う事ね。と考えて先の憂いはなりを潜めた。


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