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 初代大公と現大公 1 c

cここから編集したのはサブタイトルにcと入れる。見づらい。いちいち開けないとわからんとか面倒くせぇ。

(2022.6.15)


 のんびりと入城する。その間も五月蝿いカールドが、

「おいっ! こんなことして大丈夫なのかよ!?」とか「いや、あんたは平気かもしれないが俺達は生身なんだ!」とか「もし、兵隊に囲まれたら如何する気だ! 殺すきなのかよ!!」とピーチク、パーチク五月蝿いから死ななく動けてキツイ位の電撃を食らわせてやった。

「アバババババババババババババババババババババババババ」

 何だか骨が見えたり消えたりしている。

 アリスはある程度の信頼はここまで来る間に作り上げたがそれでも心配そうにカールドと俺を交互に見てくるから、

「心配はない。殺す気はないよ。ちょっと、歩くのが億劫になる程度だ、安心しなさい」

 力が抜けた生きた屍を魔法で持ち上げ荷物のように持ち上げ歩くスピードと同じくらいの速さで着いてこさせた。

 普段なら3分も歩けば大公館の入り口に着くが今回は10分の時間をかけのんびり歩いた。

 だって、多くの兵士に囲まれているんだもの。

 それでも俺は前に進む。

 アリスはものの成り行きだが一番に半人質のカールドがいるから着いてくる。

 そして、大公の住む館の入り口に大勢の装備の整った兵士たちが整列し今にも剣を抜かんばかりに殺気だって、居る。

 どうやら大扉の開く異常音を聞いて集まってきたらしい。

 俺は、それすらも無視して歩いて行くと彼らの隊長がそれ以上近づくなと警戒をあらわにし我々に声を掛ける。

「止まられよぉぉ!!」

 城内の庭に広がる覇気のある声。

「貴君らはここの者(関係者)ではないとお見受けする。先ほどの大音はその方らがやったことか? もし、やったのならば聞こう。

ここを大公城と知っての狼藉か、それとも否か答えられよ!!」

 その問いに俺は嬉しくて答えた。

 何故、嬉しいのかって? 大公を守るために兵士たちが命をとしてても守ろうとしている。それつまり、現大公は愛されているもしくは尊敬を得ているという証拠だから、でもお金のための可能性もあるが、俺としてはそのことは考えずポジティブに考え、俺は嬉しく微笑みながら彼の答えを返した。

「喋る前に、一角の武将とお見受けする。貴公の名を聞きたい! かまわないかい?」

 俺の言葉に兵たちを束ねている隊長が、少しだけ拍子抜けした瞳を一瞬見せるが声を高く名を名乗った。

「っ! ・・・名乗り遅れた事失礼する。

 我が名は、リョルド! ロドウル・ド・リョルドっ! 大公家に先祖代々奉公をしているリョルド伯爵家嫡男、ロドウル・ド・リョルド!!

 お初にお目にかかる。

 して、貴公の名は?」

 見事な名乗り上げ、俺は正直楽しくなってきた。

 しかも、リョルドである。

 俺が公爵家の長男坊だった時も代々公爵家の発足時から公爵の剣をしてきた家柄だ。それがまだ生き残り今目の前に堂々として、俺の直系子孫を守る為いまここに居る。

 これほど嬉しい事はない。だからこそ、俺も堂々と名乗り上げを改めてする。

「ロロアの子孫ロドウルか。いい名乗り上げだ。ならば私も変えそう。

 我が名は、             」

「ご、ご先祖様!!!」

 俺はいいところで名乗り上げが出来ない自体が発生した。

 我が直系子孫の28代目がやってきていたのだ。

 全く不完全燃焼だ。

 しかも、兵士たちが「大公様ここは危ないです」とか慌てだしているし、こっちを無視しやがる。

 だから、


「我が名はっ!

 初代大公にして魔法図書の管理者っ!!!

 リカルド・シン・ドバル・エルハルム! ロロア・ド・リョルドの子孫、ロドウル殿お初にお目にかかる。

 それで直系子孫もといルーファスっ! 今日はお前に会いに来た。伝える事が2つある。少し話しをしようかぁっ!!」

 はははっ! と、笑う俺に、ここにいる全ての(アリスと屍カールドは別)人間が度肝を抜かれて呆然と俺を見ることに成った。


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