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10 初代大公の子供の頃 1

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 もっとも有名なのは・・・。

 もっとも知られていないのは・・・・。

 初代大公の子供の頃と言われている。

 というのも、初代大公のご両親、ライド・ホン・ガリアス・エルハルム公爵とその妻(第一夫人)のリリアス・エルハルムは駆け落ちをしており、その間の消息が余り知られていない。

 皇国歴のファリアス記より、僅かに駆け落ち時のライド公爵の話が僅かにあるが、一部切り取られており、解からずじまいなのだ。

 故に好奇心がそそられる初代大公の子供の頃の記述が本の中に広がるのだった。



 まず始めに俺(初代大公、当時4歳)はノグソをしていた。

 何故か? 何故そんなの事をしていたのか? 急激に催したからである。

 いや~、ノグソ時にもっとも大変なのは尻を拭く物が近くに無いため、大きめな葉っぱが必要なのである。

 でも、今回は緊急だった為、葉っぱを手に入れる前に茂みに俺は隠れたのだ。



(若学者)

「いや、初代様が、ノグソって・・・・・・・」


(日記)

しょうがねーじゃん。子供だったんだから、それにこの当時は平民の子供達に混ざって外で普通に遊んでいた時期だし、回りもうちのオトンが貴族の家系である事は理解していたらしいけど、ワケアリで理解も有ったから問題なかったんだよ。


(若学者)

「いや、しれっと文字列に介入しないでくださいよ」


(日記)

 気にすんなよ。

 つーか、俺初代様より、爺ちゃんか、お爺ちゃんって呼ばれたいんだけど駄目だろうか?


(若学者)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ぜ、善処します。・・・・・・・・・・」


(日記)

 ああ、頼んだ。

 じゃあ、続き言ってみよーーー。


(若学者)

「・・・・・・・・・・・・・」

 若者は無言のまま、隠す事もしなくなった魔法の本は文字を浮かべ、物語を紡ぎだした。


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