風鈴
https://www.youtube.com/watch?v=SzU-0h6Zem4
風の匂いがそろそろ夏を感じさせる今年も…。
君と初めて出会ったあの季節がまたやって来るよ。
君が好きだった「氷」と書かれた暖簾がかかった角のお店。
君はいつもいちごのかき氷。 僕は甘いものが苦手だった。
軒に吊るした風鈴が 一音、小さく鳴った。
ほら また夏の訪れを僕に知らせてくれるよ。
君は覚えてますか? 二人歩いたあの白い砂浜を。
もっと もっと もっと君と居たかった。忘れはしないあの夏の日を。
浴衣の君が手ぬぐいで、うなじの汗をそっと押さえた。
僕は団扇で自分の顔を急いで扇いだ。
君は 覚えてますか? 二人歩いたあの白い砂浜を。
もっと もっと もっと君と居たかった。忘れはしないあの夏の日を。