平常心を保ちたい女の子とそれを邪魔する親友の件について
朝教室にて
「ねえ莉奈!」
『まずはおはようでしょ?おはよう小夜。』
「えっお母さ」
『違うから。』
「いやでもお母…」
『それ以上言うともう宿題写させないからね?』
「……ま、まあそんな話はやめようよ!ね?」
『始めたの小夜だけどね。』
「……」
『目を逸らしても無駄だと思うけど。』
「……」
『ハア…話を進めて。』
「待ってました!あのさ、今日って雨降るのかな?」
『あんなに長々と話しておいて結局聞きたいのが天気のことなの?』
「えっうんそうだよ?何かおかしいかな?」
『いや別に、もういいや。』
「そう?それで何の話だっけ?」
『もう忘れたの!?ハッ…いや、天気の話でしょ?』
「あ!そうだったそうだった!で、今日って雨降るのかな?」
『確か天気予報では午前中は降水確率が10%で午後は20%だったはずだから、降らないんじゃない?』
「そっか!流石天気予報士希望だね!ありがとう!」
『え?私別に天気予報士希望じゃないんだけど。』
「えっそうだっけ?まあいいか!よっ天気予報士!」
『何も嬉しくないし天気予報士じゃない。』
「またまた〜照れちゃって〜。」
『照れてないから。』
「え〜ほんとかな〜?」
『小夜?』
「ご、ごめんなさい。(笑顔が黒かった…)」
次の日
「莉奈ー!今日の天気は?」
『まずおはようでしょ?おはよう小夜。確か午前が30%で午後が60%だから、午後からは雨かもね。』
「そっか!ありがとう!流石天気予報士!」
『いやだから天気予報士じゃないってば…』
その次の日
「莉奈!今日の天気は?」
『だからおは…ハアもういいや。おはよう小夜。今日は雨のち晴れだよ。』
「ありがとう!流石天気予報士!」
『だから!ってどこ行くの小夜!』
「え?ちょっと外で雨にあたってこようかと…。」
『えっ何で?』
「だって貴重な雨だよ!?」
『おとといも降ったけど?』
「…だって貴重な雨だよ!?」
『いやおとといも降ったって。』
「……だって貴重な…
そのまた次の日
「莉奈ー!今日の…」
『はいはいおはよう小夜。今日は晴れのち晴r…』
「流石天気予報士!」
『…って最後まで聞きなさいよ!それに!私は天気予報士じゃない!』
「えっ違うならもっと早く言ってくれればよかったのに。」
『だから!…あーーーーもう!バカ小夜!』
「えっごめん?」
『ハア…』
そのまた次の日
「莉奈ー!今日の天気は?」
『いやだから私は!』
「あっそうだったおはよう莉奈〜!」
『あっうんおはよう小夜。…じゃなくて!私は天気予報士じゃないから!』
「うん?知ってるけど?」
『えっだったら何で私に毎朝今日の天気を聞くの?』
「…簡単だから?」
『いや自分で朝天気予報見てきた方が簡単でしょ?』
「……あっ!……うーん……やっぱり莉奈は私の中での永遠の天気予報士だよ!」
『いい風に言っても騙されないから。それに天気予報士じゃないから。絶対お断りだからね?』
「えー」
『そんなふてくされた顔したってダメだから。』
「ねえ莉奈ー今日の」
『知らない。』
「…今日の」
『知らない。』
「ねえ天気予報士様ー。」
『っだから!私は!』
「今日の天気は?」
『曇りのち晴れだよ!!!…ハッ!私が小夜なんかにしてやられるなんて!』
「えっ今サラッと私のことディスったよね?」
『さあ?』
「…天気よほ…」
『黙れ。』




