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1章 四話 夢を見ていた?

続き読んで貰って感謝です!

 意識が覚醒する。

 何かを見ていた気がする、何かは思い出せないが。


 目を覚まし体を起こし辺りを見回すと見覚えの無い風景が目に入り僕は狼狽する。


 ここはどこ!? 僕は病院のベッドの上で寝てたはずだ!


 しかも寝る原因となった怪我が治ってるしそれに服が休日着てる服で愛用しているリュック背負ってるし!?


 驚きの連続で考えが追いつかず混乱する。


 落ち着け落ち着け、状況確認だ状況確認。


 辺りを見渡すと少しの家具しか無い木造の小屋のような部屋だと分かった。まずは家具を調べてみることにする。


 木のテーブルに何かが書かれている少し黄ばんでいる紙が置かれていた。その紙を手に取って見てみると何か文字のようなものが書かれていたが読めなかった。


 読めない、外国語かな?


「はぁ、誰か読める人居ないのかな…」


 ため息をつき愚痴をこぼしたその時。


『おい、聞こえるかの』


 静かで僕以外誰もいない空間でいきなり声が聞こえ、謎の声に驚きを隠せず。


「誰だ!」


 大声で叫んでしまう。


『あー確か……さっき別れたばかりなのに酷い奴じゃの』


 謎の声はそんな事を言い出した。

 身に覚えが無いので誰かと聞こうと思ったが。


「……あれ?」


 神様との出会いが脳裏に浮かび、思い出してきた。なんでこの事を忘れてるんだ


『大丈夫か?』


「大丈夫デス、ハイ」


 そう言えば神様って伝説上の存在だったよな。


『では本題だ、今のお主には能力が備わっている』


「たしか……鑑定に分解とステータス、ですよね?」


『うむ、そしてまだ一つあるぞ。そしてそれらは『発動する』と思わなければ発動しないぞ』


「そう言えばそうだったけ?」


 まだ忘れてるのか? 寝ぼけてるのかな。


『はぁ……本当に大丈夫かのう?』


「あとは選んだ能力の『体力自動回復(微)』ですよね」


 あ、もしかして体治ったのは能力のおかげかな? でも使用してないよね。


『ああ! それもじゃ! そしてその様な能力は勝手に使用されるぞ』


「その能力のおかげで体の傷が治ったんですね!」


『いや、それは我のサービスの一つだ』


 勘違いか、恥ずかしい。


「あの、サービスって何ですか?」


 聞いていないんですが。


『ああ、言って無かったの 怪我を治したのと体の強化じゃ』


『服とリュックはついでの詫びじゃ』


『あとはサポート用の特別製発信機じゃ』


 発信機だと!?


「それで帰れるんじゃ!」


『無理なんじゃよ、転移先はこの世界だけなんじゃ』


 そんないい話があるわけないのか……。


「そっか……」


『その特別製で今こうして話ができるのじゃ』


 ……ん? ってことは。


「この世界の言葉、分かるようにできますか?」


 遠距離会話? が出来るぐらいだからできそうだ。


『ん、それ位なら出来るが……よし、出来たぞ』


 やったぜ!


『この翻訳機でそっちの世界の言葉は理解でき、更にお主が喋った言葉も自動的に翻訳されるぞ』


『ちなみに発信機の一部に組み込んどるからの、もはや万能機みたいなものじゃ』


『それに償いのつもりだ、礼はしないでくれ』


『これ位で我はもう行くぞ では、また会おう』


 えっ……まあ頑張りますか!

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