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過去への通信

 タイムトラベルはなかなか難しいことは言うまでもありません。もうね、必要なエネルギーの量とかエネルギーの質とか。でも空間を湾曲させるタイプのワープよりは量は少なくてすむのかな? まぁどっちにしろ大変です。その代わりに「過去への通信」という類のものが使われることがあります。


 昔に勉強したことなのでうろ覚えな部分もあるので、もしかしたら何か勘違いしているかもしれませんが。さて、電磁気学を勉強してみてください。まぁちゃんとした教科書ならなにを使ってもいいです。他のものも勉強できるのでファインマン物理学のシリーズをお勧めしておきます。

 電磁気学を勉強すると、奇妙な事が見付かるはずです。というのは、式を解くと現在というか未来に向かって電波が飛んでいるのと対になって、「電磁波は過去にも飛んでいるはず」という結果が出て来るのです。

 電波が過去にも飛んでいるとはどういう現象なのでしょうか? 正直言って、私には想像できせん。私だけの話でもなく、実際にラジオでもなんでも、未来から飛んできている電波を受信している様子はありません。ノイズになっているのかもしれませんが。ともかく、式の解としては過去にも飛んでいるはずなのに、それを観測できないという状況です。

 そこで物理としてはどう扱かっているのかというと、これまた乱暴な扱いをしています。「観測できないんだから、その解は無視する」というものです。


 未来からの電波は本当に飛んできていないのでしょうか? わかりません。飛んできているのかもしれないし、飛んできていないのかもしれません。飛んできていても、どういう電磁波になっているのかもわからず、あるいはそもそも電磁波になっているのかもわからないので、観測できていないだけかもしれません。まぁわからないのは私だけかもしれませんが。


 というわけで、過去への通信に電磁波を使う場合には少し捻りが必要なようです。あと追加として、電磁波というのは光子でもあります。このあたりについて、次回で少し関連する話題を書いてみようと思います。


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