プロローグ
初投稿なので暖かく見守ってください
おーいレイ!
早く帰ろうぜー
わかった今行く
ちょっと待ってろ
おい遅いぞー、あと30秒なー!
30、29、28、「あ、おい!まてって!」
あー全く準備遅いなー
ごめんごめんって、今何分だよ。
えっーと、
って、うわぁ!やっべーよ!もう4時15分だぜ!
え!マジで、おいマキ、急ぐぞ!
言われなくても急ぐさ。くっそ、これでフィギュア買えなかったらお前のせいだぞ!
ま、まだ間に合うさ!
おれはレイ=フォールド。
回りの人にはレイと呼ばれている。
そして、おれの隣で走ってるのは巻島大樹だ。おれはマキって呼んでる。
おれもマキは、まあ見てわかるとおり
「男子高校生だ。」
っておい、マキ!おれのモノローグに割り込んでくるんじゃねえ!
だいたいなんで考えてることがわかったんだよ。
お前、さっきからなにいってんだ。
考える余裕があるなら走れよ。
まあ、男子高校生だ。ピチピチの17歳である。
はー、着いたー。
おれたちが付いたのは、グッズ先行販売所。
まあ、
要するにおれの家である。
お前、ちょっとはおれの家ってこと思い出せよ。
マキはなれた手つきで家に上がってくる。
いいだろ、いつものことだし。
まあ、そうなのである。
でも、嬉しくはない。
それより、早く!行くぞ。
そうだった。早くしなきゃ。
おれの大好きなキャラ、バーバリーンのフィギュアの限定販売が始まるんだから。
ちなみにマキはバーバリーンではなく、マロヒメのフィギュアが目当てである。
おい、いけそうか?
ちょっとまってくれ。今見るから。
…グハッ…
販売終了、だと?
おれはネットをつけると、真っ先にサイトを開いたが、なんとバーバリーンの販売が終了していた。
そんなに人気があるとは思えないのに。くそっ!
おれのマロヒメは?
もう、終わってたぞ。
ま、まじか。
マキの欲しがってたものも、落札済みだった。どんまい、マキ。
嘘だろー、マジで走ったのに。
……おれ帰るわ…少し心を癒してくるぜ。
おう。
マキはそう言って玄関へ向かう。
じゃあなー…
バタン。
……ヒュトン!
?ヒュトン?
いや、どんな音だよお前。