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変態の日常的生活  作者: 荒崎 藁
変態の境地
62/66

調査、開始!

「こちらロリコン。S・M地点異常なしだ。どうぞ」

 ジッ。

 ザー。

「こちらBL。W・C地点異常なしだよ。どうぞ」

 ノイズ音と共に聞く。

「了解。お父さん愛し隊隊長、現場報告を。どうぞ」

 ジッ。

「こちらお父さん愛し隊隊長だ! M・C地点異常なしだぜ。どうぞ!」

 でけえ声のせいでノイズ音もでかくなりやがる。耳が壊れる……。あいつは潜入とかに向いていない。

「愛してるわ志多野。どうぞ」

「どうぞ。じゃねえよ!! お前は何なんだよ! 現場報告しろよ! どうぞ!!」

「こちらBL! W・C地点異常発見!! どうぞ!」

「何があった!? なるべく簡潔に! どうぞ!」

 とうとう、知ることになるのか……俺たちは。

 心臓が高鳴る。

「周りを不自然に気にして男子トイレに入っていく男性二人が! あれは絶対何かあるよ! どうぞ!」

――阿部あべ、お前ってやつは…………。

「どうでもいいこと報告してくんな!! どうぞ!」

志多野したの、K・N地点。現れたわ」

「了解。様子を随時報告してくれ。どうぞ」

「後でキスしなさい。どうぞ」

「断る! どうぞ」

「冗談よ。どうぞ」

 今日の前澤まえさわはなぜこんな積極的なんだ。いや、いつものことなのか……?

でも、今は集中だ。 今日こそ暴いてみせる!

みんなも……同じ気持ちだろうか。




「「「「田仲の性別を、今日こそ!!」」」」

 




読んでくださりありがとうございます。

5章始まりました。

とうとう彼らが、本気で動き出す。

一人の少年(少女)を巡り……。


次話をお楽しみに。

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