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変態の日常的生活  作者: 荒崎 藁
変態たちの休日!
41/66

これこそ、ロリコンの実力!

「みんな! 魔王がお怒りだぞー!」

「くそ! まだ聖剣手に入れてねえぞ! どーやって戦えって言うんだ!」

「素手があるよ! 私たちはまだ諦めちゃいけないんだよ!」

「明美ちゃんの護衛兵、志多野夕真! この魂朽ちようとも明美ちゃんを守る!」

「魔王さま~? これって、ヤって、いいんですよね?」

 こっちの仲間は四人、相手は二人か……人数的にはこちらが有利!

「あーもう、好きにして」

「はい……ニヤッ」

 『ニヤッ』って自分で言いやがった。顔が黒すぎる! お、俺の妹が!

「うおおお! うおおっ!」

 すると境が男の一物を必死に押さえて悲鳴を上げているじゃあないですか!

一人ヤられたか……。

「境さん、弱すぎ……ハハ!」

 くそ! どこの悪役だよ!

「次は、お兄ちゃんたちの番だよ?」

 なんていじらしい笑顔を見せるんだ悠奈は!

「明美ちゃんには……指一本も触れさせない!」

「ダメだよ夕真くん! このままだと夕真くんが死んじゃうよ! 境みたいに!」

 境…………天国から、俺たちの勇姿を見ていてくれ……。溢れる涙を拭き、目の前にいる悪魔を見る。

かわいいなぁ!

「境さんは仕方ないんだ! ずっと使われずに馬車の中にいたから……レベルが上がってないんだぁぁぁぁぁ!!」

「夕真! 無闇に突っ込むな!」

「あっ……ぐふっう! うおおお! うおおっ!」

「がら空きなんだよね。あ~久しぶりに楽しいなぁ」

 容赦ねえ! 悠奈さん容赦なさすぎっすよ! 実の兄ヤりおったでえ!

「境さんがいる……待って、僕も逝くよ」

 夕真には境の魂が見えるのか……羨ましい。

「夕真くーーん! 夕真くん死んじゃやだよぉ!」

「阿部……夕真のことは残念だが、諦めよう。今はあの殺戮魔人さつりくまじんをどうするかだ」

 泣き崩れている阿部を起こしてやる。

「大丈夫だよお兄ちゃん。お兄ちゃんもすぐ境さんたちのところに逝かせてあげるからっ!」

 何が大丈夫なんだよ! やべっ、こっち来てる!

見極めろ俺! あの蹴りをかわすタイミングを……。てか何だよ接近する速さ尋常じゃねえよ。去年のマラソン大会、悠奈ビリだったはずだぞ。おかしいだろ。

いかんいかん! 余計なこと考えすぎた。気持ちを切り替えろ……。今目の前にいるのは悠奈じゃないんだ。もうドSとかそういう問題じゃないし。

と、いうことはだよ? 悠奈じゃないってことはさ……俺の妹ではないってことだよな?

俺の妹ではないってことは……。

「目の前にいるのは幼女・・なんだ!!」

「っ! かわした!? 私の蹴りを?」

「さぁ、ショータイムだ」

 よし、背後をとった!

「速い!」

 

本能のままに、悟りを開け!


「まずはお着替えしようねえ?」

 まるで手品のように服を着替えさせる。そう、死装束っぽい白い服に!

「ちょっと! やめ……っ!?」

「少し黙っててもらうからね?」

 即座に用意したガムテープで、激しく抵抗する幼女の小さな口を塞いだ。

「あとこれを……っと」

 頭に白い三角頭巾を付ける。

「んんん!!」

「とってもかわいいよ。仕上げだ」

 そして無理やり腕に通し、赤きランドセルを背負わせ、両手首に手錠。

「これこそ、理想郷! めっちゃ飼いたい!」

 抵抗して暴れたせいか、白い服が乱れていて華奢でキレイな肩が露出している……。

 しかも肩を隠すため乱れた服を直そうと、必死に手錠された両手を使う姿が何ともかわいらしい。

「悠奈ちゃん! かわいすぎ!」

 阿部にも好評のようだ。まあ当たり前だろう。

ガムテープは取ってやるか。

「悠奈、やっぱ悠奈はかわいい!」

「――お兄ちゃんの妹だからね」

 顔を赤くしているが、怒ってはいないようだ。


読んでくださりありがとうございます。

楽しくなってきました。

ロリコン最強!!


感想などもらえると悟り開いて腹筋とかするかもしれません。

では次回に

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