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『思い出は毒になる』〜毒親と距離を置く方法〜

作者: ぽぴ



 「毒親」とは、子供との信頼関係を完全に破壊してしまうような行動を起こす親のことだ。


 具体的には、「思春期の子供をGPSで常に監視する」。「自分の主張を通すために激しい怒りを見せて子供をコントロールする」。「子供の友人たちに、子供の評価が著しく下がる嘘を吹き込む」。


これらは全て毒親の行動だ。


 毒親の元で育ったあなたは、こういった「毒」から自分を守るために、親と距離をとることが求められる。


 しかし、「あの時は優しかった」「昔はこんな人じゃなかった」という過去の「情」が、あなたを思いとどまらせてしまう。だから、あなたは今も毒親に囚われ、苦しみ続けているのかもしれない。


 このエッセイは、そういったあなたに向けて書いたエッセイだ。私自身、毒親と関係を断ち切ろうと15年間悩み続けた。


 そしてあるとき、「親を他人として捉え直したら良いのでは?」と思い、その日から徐々に毒親からの毒が抜けていったように思う。


 いまでは、毒親が「誰も助けてくれない」と号泣しながら電話をかけてきても、冷静でいられるようになった。


 シンプルだが、私には確かに効果があった。


 「お母さん、昔は優しかった」

 「お父さん、遊園地に連れていってくれた」


 分かるよ。


 あの時の親の笑顔が忘れられないんだよね。

 また、あの時みたいになれたらいいな。


 そう思ってしまう。


 でも、そういった優しさは、毒親と戦う上で「弱さ」になってしまう。


 ここで勘違いしてほしくないのは、私は決して「優しさを捨てて」と言っているわけではなく、「優しさを使う相手を選ぼう」と伝えたいのだ。


 優しさには限りがあると私は思う。誰かに優しさをあげたとき、相手が「ありがとう」と言ってくれることで、自分があげた優しさが自分の心に戻ってくる。


 でも、毒親に優しくしても感謝をしないばかりか、「優しさをもっとよこせ」と主張してくることがある。これでは、あなたの心にある優しさは減る一方で、日常生活に支障(鬱状態や精神的な疲労など)が出てしまう。


 毒親に優しさを与えることは、自分の大切な人生そのものを、毒親に差し出しているのと同じだと私は思う。


 だから、毒親と戦うなら、【優しさは有限である】という事を心に置いといて欲しい。


 その上で、「他人だったら関わりたいか?」という考え方は、毒親と戦う上でとても重要だ。


 例えば、親がGPSで自分を監視しようとしてきたとして、「(親も心配なんだろうな)」とつい思ってしまうかもしれない。しかし、毒親を「親」ではなく「一人の人間たにん」と捉え直すと、「他人がGPSを使って自分を監視しようとしている」という、異常な状況だと感じるはずだ。


 「親」として考えるよりも、「1人の人間」として捉え直してみると、あなたが見えなかった真実が見えるようになる。


 今、目を閉じて、毒親にされたことを思い出してほしい。そして、それを「親」ではなく、「〜こんなことをされたけど、もし相手が血の繋がりのない他人だったら、あなたは関わりたいと思うか?」と考えてみてほしい。


 どうだろうか?

 なんだか、心が少しスッとしないだろうか。

 モヤモヤが少しだけ晴れないだろうか。


 これを何度も繰り返していくと、毒親が被っていた「母親」や「父親」といった特別な仮面がだんだんと剥がれていくだろう。


 そこまでくれば、あなたは初めての自由を手に入れるだろう。もう親に怯えなくていい。


 あなたの人生はあなただけのものだ。

 それからの人生が上手くいくように祈ってる。


 【優しさは有限】

 【他人だったらどう思う?】


 この2つを覚えていて欲しい。



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