第三十六回
宣言
俺は独りで生きていく
この荒涼たる人生を
俺は独りで生きていく
この殺伐たる人生を
振り返れば
誰も
俺を
人間扱いしない人生だった
近付いて来る連中は
どいつも
良からぬ魂胆を持っていた
俺を欺こうとする者
俺を貶めようとする者
俺を辱めようとする者
俺を陥れようとする者
俺を抑圧しようとする者
俺を屈従させようとする者
俺から金をむしり取ろうとする者
そんな連中ばかりだった
あろうことか
この俺に
精神的に依存することで
俺を支配しようとする者さえいた
そんな連中ばかりだった
ただ これだけは言わせてほしい
ただ どうしても言わなければならない
ただでさえ
辛く過酷な俺の人生に
お前という重荷を背負わせるな
俺は独りで生きていく
俺は独りで生きていく
ふらわあ
不幸せな人などいないと
言い切れるような
何事も気の持ちようだと
言い切れるような
幸せな人たちの頭の中には
一面のお花畑
色とりどりに 咲き乱れる
ぬくもりや
やさしさや
愛情に
くるまれて育つことの
なんと幸福なことか
その幸福を
せいぜい
大事に
してくれたまえ
日の当たる丘の花畑
俺は日陰からそれを見ている
冷たく暗い
日陰から
失恋~この苦しみを何にたとえよう
かなわなかった
恋の苦しみ
この痛手は
この傷痕は
完全に消し去ることは
できないだろう
うんこをした後のケツ穴を
完全にキレイにすることはできないように
決して
決して
決して
決して
ぬぐい去ることはできないのだ
キレイにならない
ケツ穴のように
キレイにならない
ケツ穴のように
いつまでも
いつまでも
残り続ける
キレイにならない
ケツ穴のように




