プリン
さて、帰ろーか。
何気に2週間くらいこっちにいる。
「帰るの?」
「ああ、そろそろ帰ろうかなと思ってね」
春と雪は一週間前にすでに帰り。最近はただダラダラしながら過ごしている。
特にやることもないから。
さやも、すっかりこっちに馴染んで緊張感も全くない。今も隣で溶けてる。
「ん。わかった」
帰る準備を始める。
まあ、帰るのは明日だけどね
家族にも帰ることを伝えておく。
その日の晩は、最終日ってことですき焼きだった。
美味しかったです。
家の車庫にあるアメリカンのバイクを出してくる。
タンデムこっちの方が楽だから。
「帰りはこっち?」
「そ」
バイクにサイドバックをつける
さやにヘルメットをつけて。後ろに乗せる。
「それじゃじゃーね」
「お邪魔しました」
「またこいよー」
「また、周の家チェックしに行くからねー」
来ないでください
「また来なさい」
どーせ、またすぐきますよー
「はいよ」
クラッチを切って走りだす。
「乗り心地はどう?」
後ろにのるさやに聞く
「ん。乗りやすい」
よかったよかった。
ガソリンを入れてから帰る。
「なんか、ここに帰ってくるのも久しぶりだな」
「ん。久しぶり」
この部屋が懐かしく感じる。
「んーここ落ち着く」
ここ俺の家だけどね
さやのスマホに花音からか電話がかかって来た
[さやちゃーん。今家ー?]
「ん。家」
[今日泊めてくれない?]
「いいよ。どしたの?」
[あははー優と喧嘩しちゃって]
「優?なんで?」
[今、うちの親と優の家の親が一緒に旅行行ってて一緒に暮らしてるんだよね]
「ん。わかった。今周の家いる」
[りょーかい]
さやは、スマホを置いてこっちを見る
「花音が今日泊まりに来る」
「はいよ。夕飯はどーする?」
「んーわかんない。今から花音くるから聞いてみる」
「ほいよ」
しばらく家で待っていると。チャイムがなった。
さやがでる。
「お、さやちゃん。おひさー。お邪魔するよー」
「ん。いらっしゃい」
花音を連れてさやがリビングに入ってきた。
「よ。周久しぶりー」
「はいよ。花音も久しぶり。んでなんで喧嘩なんてしたんだ?」
嫌そうな顔をする。
花音がくるまで電話の内容は一通り聞いた。
「優が勝手に花音のプリン食べた」
は?
「それだけ?」
「だって謝ってこないんだよ?代わりのプリン買ってきたけどあのプリンが食べたかったのに…」
そんなことでこんな喧嘩なる?
「花音も酷い」
「買ってきてくれたなら許してやれよ」
「だってさあいつ買ってきたから許されるのは当たり前みたいな顔してさ、謝りもせずに最悪!優なんて嫌いだよーだ」
うん。あいつもなかなか酷かった。
「優にはこっちくること言ったのか?」
「言ってなーい。さやちゃんと電話してからスマホの電源切ったもんね」
だいぶご立腹らしい
「俺から連絡するけどいい?」
「勝手にすればー」
俺にも当たり強くなってない?
「さやちゃんなにするー?」
「んーなんでも」
2人が話してる間に優にメッセージを送っておく。
[君のお怒りの彼女さんはさやの家に泊まるってよ]
すぐに既読がついた、
[は?まじかよ]
[まじまじ。まあ話を聞いた限り優が悪いと思うけどな]
[いや、わかってんだけどさ]
[じゃあ、なんで謝らないのさ]
[恥ずかしくて]
お前は乙女か
[どーすんのこのままだとお泊まりコースだよ?]
[あとで、迎え行くよ]
[何時くらい?]
・・・
[7時くらいで]
こいつチキったな
[まあ、後のことは知らねーからなー]
[わかってるよ。最悪の場合は泊めてあげてくれ]
[最悪がないことを祈るよ]
まだ、7時までは時間がある。
あんま素直じゃない優と素直に言わないとわからない花音か
相性いいのかわからんな。
「んで、お二人さん。夕飯はどうするおつもりで?」
「できれば周のが食べたいなー」
「ん。それがいい」
まあ、予想はしてたけど俺が作ることになった。
「周まだご飯つくらないの?」
時計を見ると6:30いつもならとっくに作り始めてる時間だ。
「ああ。今日は7時すぎに作り始めるよ」
「ん。わかった」
なにせ。3人分か2人分かわからないからね。
しばらくするとチャイムがなる。
来たか。
「俺が出るからいいよ」
さやと花音を止める。
「いらっしゃい。お持ち帰りで?」
「…ああ」
お持ち帰りだってさ
「中で話します?ここで話します?」
「ここで頼む」
接客ってこんな気分なのかな
そんで、この男めっちゃ冷静に応答してくるな。
ほんとに優くんですか?
「ご飯食べてく?」
「大丈夫」
「はいよ」
うん。ほんとに本人か疑うレベルだな。
「あれ、周誰だったの?」
玄関の方を指差す。
「花音?」
「そ」
玄関の方へと花音を誘導する。
その後。いろんな声が聞こえる中、俺は夕飯を作る。
「ほっといていいの?」
「2人の問題だからな。大丈夫だろ」
「ん。わかった」
晩ご飯は、チンジャオロースです。
まずは、ピーマンを切りましょう。
肉を切りましょう。
たけのこを切りましょう。
まずは、肉をごま油で炒めて、
炒め終わったらピーマンたけのこを入れる
「すまん。邪魔したな」
玄関から優が花音と手を繋いで出てくる。なにがあったか知らないけど随分中良さそうで。
「大丈夫だよ。仲直りできてよかったな」
「ああ、ありがと」「ありがと」
「ん。よかった」
「それじゃ、俺ら帰るから。花音が世話になった」
親父さんかて
「また今度泊まりに来るね」
「ん。待ってる」
無事2人は、帰っていった。以前よりもはるかに仲良さそうに




