海に行きたい
学校が終わりついに夏休みが始まった
学校から帰ると俺の家の前に数人が溜まっている
なんでなん?
花音と優とさやが俺の家の前に立っている
「お、やっと帰ってきたか」
「「おかえりー」」
「た、ただいま」
元気いっぱい挨拶してくる花音とさやに
ちょっと呆れながらも返事する。
「なんで、お前らうちの家にいるの?」
「まぁまぁ、早く鍵開けてくれよ。暑くてかなわん」
くっそこいつら図々しい
「鍵を開けると俺よりも先に3人とも入っていく」
はぁ…何回も言うけどここ俺の家なんですけど
暑くなった部屋にエアコンを付ける
「「「おー涼しいー」」」
めっちゃ涼んでんな
「それで、何しに来たん?」
「夏休み一緒にどっかでかけよーぜ」
「それで、どこ出かけよーかって」
それでもなんで俺の家なんだよ
「お出かけ楽しみ」
さやも結構楽しみそうにしてる。
「そんで、どこいくの?」
「やっぱ、海行きたいよねー」
「それは分かるけど日帰りだとキツイよなー」
「でも、泊まりだとお金がねー」
俺は行くとは一言も言ってないのに花音と優との間でどんどん話は進んでいく
いや、行くけどさ
「お金な…」
正直出そうと思えば出せる。
ピンポーン
「さやーいるー?」
大人の女の人の声でさやが呼ばれる。
あぁ、雫さんか
さやは、玄関へトテトテと歩いていき出る
「雫さん。どーしたの」
「もう、普通に周くんの家にいるんだね」
「むーだめ?」
「いや、いいと思うよ!大切な人が出来たみたいで」
かまちょやん。
「ん、それでどーしたの?」
「んー?ひまだったんだよー仕事終わったしー」
「お、今日は他にも人がいるんだねー」
「「こんにちはー」」
花音と優は元気いっぱい挨拶する
「えっと、私は成瀬雫、さやちゃんの保護者でーす」
雫さんの自己紹介に続き優と花音も自己紹介をした。
「若いですね。おいくつなんですかー?」
優が調子乗って雫さんに年齢を聞く
「ちょ、ちょっと優!女性に年齢聞くのは失礼だよ!」
「いーよいーよ。特別にお姉さんの年齢を教えてあげよう」
お姉さんって歳でもないだろうに、見た目は別として…ゾワゾワ
なんか、雫さんに睨まれた気がする…
「え、いいんですか?」
自分で聞いておきながら驚く優
「私はね…100超えてからは数えてないなー」
「またまたー教えたくないんじゃないですかー。ねー?」
冗談だと思って、俺に振ってくる優に
「まじ」
「「え?」」
2人がめっちゃ驚いてる
「この人吸血鬼」
「きゆ、吸血鬼ってそんなに長寿なんだ」
「まぁ、簡単には死なないかなー」
うんうんとさやも頷いてる
経験者は語るってやつか
「それで?みんな集まって何してたの?お姉さんも混ぜてよー」
「お姉さんって歳じゃ…」
言いかけた瞬間
「見事に花音にカットされる」
カットというか頭叩かれてる
「夏休み海行きたいなーって」
頭を擦りながら優も話す
「でも、お金かかるから泊まりだときついなーって」
「え、じゃあうちの別荘くる?伊豆にあるんだけど、海まで徒歩3分!」
「「「雫さんまじ、パネェっす」」」
「伊達に、100年以上生きてないからね!ふふ、みんな来ーい」
と、言うことで3泊4日で海行くことになった。
「泊まる所と食事は私が奢って上げるから」
「「「ありがとうございます!」」」
「雫さん。ありがと」
「任せなさい!最高の思い出にしてあげるわ!」
なんというか、雫さんすごいな
なんでも他にも別荘持ってるらしい
100歳どころじゃないかもしれない
「ほんとに、いいんですか?」
「大丈夫よ、仕事もないしね」
なんか申し訳なくなってくる
決行日は、3日後の昼に出発する予定だ。
その後俺らは、別れ各自明後日の準備をする。
準備が終わるとさやがうちにきた。
うしろには、雫さんもてへぺろみたいな顔してる。
「ごめんねー。2人の愛の巣を邪魔しちゃって」
「別に愛の巣じゃないです。」
「ん、別に愛の巣じゃない」
この人、いつものことながらテンションたっかいな
「別荘ってどんなとこなんですか?」
結構気になる所だったので聞いてみることにする
「んーっとね。伊豆の別荘はね。結構いろいろあるよ。サーフィンとかボディーボードとか色々チャレンジしてみたんだけどうまくできなかったんだよねー。だから結構いろいろあるよ」
なんだか色々あるらしい。たのしみだな。
「周はサーフィン出来る?」
唐突に質問してくる。
「え、ああできるよ。なんで?」
「すごい」
単純だな。めっちゃ目キラキラしてるし。
「たしか、優もできるはずだよ」
「むー周の見たい」
なんか、不満そう
「お、おう」
「ふーん。見せつけてくれるね」
ニヤニヤしながらこっちを見てくる。
「お姉さんもいれてほしいなぁ」
雫さんがおれの腕に抱きついてくる。
さやにはない柔らかい物体に俺の腕が挟まれている。
「むー周、鼻が伸びてる」
そういわれてとっさにもう片方の手で顔を隠す。
「周くん。何気に君もうぶだねー」
「と、とりあえず離してください」
そういって、腕を離してもらう。
「もーしかたないなー」
気づいたら今度は俺の腕をさやが抱きついてくる。
雫さんみたいにはさみこんでは来ないもののちょっとやらかい。
それが逆に意識させられる。
「ちょ、さや離せって」
「い、や、だ」
クツクツと雫さんは笑っている。
どーやら変にさやに火をつけちゃったらしい。
「え、っと。夕飯つくるから離して?」
「まだそんな時間じゃない」
時計を見るも17時。そりゃそーだ。
「なんか、二人の世界に入り始めてるみたいだし、私、買い物行ってくるね」
「いや、そんなことは「いってらっしゃい」
なんか割りこまれた。
そそくさと雫さんは出ていく。
「えっとー成瀬さん?」
「血」
「なんて?」
「周の血飲ませて」
「ア、ハイ」
なんか、拒否したらだめなきがした。
ブチュー
ッツ!
「痛い。さや、ちょっと痛いって」
「さっきの罰」
チュゥー
「めっちゃ吸うじゃン」
あ、やっべ。頭くらくらしてきた。
「あの、そろそろ。ね?」
「妥協」
「ありがと」
俺の首元からさやの牙が離される。
立ち上がろうとするも力が入らず。前のさやの方へ倒れる
「ごめん。ちょっと力はいらない」
「ん、大丈夫」
なし崩しに膝枕の形になる。
やば、至福。膝枕って思ってたよりいいな。どおりで良く俺の膝にさやが倒れ来るわけだ。
「周大丈夫?顔青い」
それは君のせいだ。
「大丈夫…だと思う」
「ごめん。血吸いすぎた」
それなりに反省してるらしい。
「いいって。俺も悪かった。ちょっと寝ていい?」
血が足りないせいか、強い眠気に襲われる。
「ん。大丈夫。おやすみ」
「ああ、おやすm」
今回から夏休み編です!
雫さんの財力に震えろ
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