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もう一度だけ君と。  作者: らそまる
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転校生



『今年の夏は暑い』

毎年聞くこの言葉。


毎年ごとに暑さを増していく日本は大丈夫なのかなと心配になる。

暑いのは嫌い。けど夏は好き。

長い長い夏休みがあるから。

まだ少し先の話だけどね。





「転校生を紹介するぞー席つけー」


チャイムが鳴るより早くに来た、先生。

聞き飽きた、担任の延びた声がクラスに響く。



この中途半端な時期に転校生って珍しい気がする。



あまり起きない同級生だけが体験できる行事の所為か皆が騒ぎ立てる。

いつもうるさい教室内がもっとうるさくなって、耳をつんざく。



「栗栖夏音です。これからよろしく」



騒がしい教室の筈、窓側で一番後ろの席の僕には聞こえにくいと思っていたのに何故か。

辺りが静まり返り、隣で喋っているのではないかと錯覚に陥るほどハッキリ聞こえた澄んだ声。



思わず耳の中に指を突っ込み掻く。

教室の騒音が耳を叩く。

うん普通だ。





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