2話 8時間飛んで5日
誠に申し訳ありません。
1話目とまったく同じものを投稿していました。
6/14に本来、投稿するはずだったものに差し替えさせていただきました。
※この作品は作者の無駄知識のみで構成されています。間違った知識等がある為、実際に使用したり試したりしないでください。
魚にトラウマが出来てから5日がたった。
5日といっても地球の時間でいうと10日ほどだ。さすがは異世界というべきかはわからないが1日が50時間ある。
自転・公転とかエネルギー保存に物理法則等々etc.そういったものはファンタジーの世界には存在しないというか、考えるな!感じろ!の世界だとこの5日しみじみとわかった。
まず、魔法は結果からいうと出来た。さっきも言ったが考えるな感じろの精神で《火よ出ろ》と掌から出るイメージで力を入れたら出た、そして・・・火傷をした、超熱かった。
衣と住は、衣に関しては葉っぱと蔦だ。住は枝と蔦と葉っぱで作った簡易テントみたいな雨風が辛うじて防げる図画工作の延長線上の作品?だ。
あと、相棒(獣)が出来た。羊?のムーちゃん(ラムー)だ。
「メェ~」
この羊(相棒)と出会ったのはスイカを食べているときにムーちゃんの方から近づいてきたのが始まりだ。
二日目の朝のことだった。
俺は地球との時間の違いと外で尚且つほぼ全裸(葉っぱ装備)という状況にあまり寝ることも出来ず焦燥しなんとか火を熾し薪を絶やさないようにするので精一杯だった。それでも食事はしなければ死んでしまうと思いスイカを出したときに後ろからガサッと音がして振り向いたら体長40センチほどの白いふわモコがいたんだ。
その出会いは衝撃だった・・・カッと光ったら目がなにも見えなくなり腹にズドンと一撃を喰らい昏倒して目が覚めたらスイカに噛り付いたり体当たりしたりしているふわモコがいたんだよ、ちょっと和んだのは内緒だ。
「割ってやるからちょっと離れてろ」
言葉がわかるのかもの凄く不愉快そうな感じでチッと舌打ちして離れてくれた。
舌打ちは気のせいだと思いたい。
パカッ
効果音的に綺麗に割れた感じがするが実際は3分の1と3分の2に割れただけだ。
「ほれ、割れたぞ」
3分の1の方を手に持って近づくと皮肉気にフッと鼻で笑うと横を通りぬけて3分の2の方に頭を突っ込んでガツガツ食べ始めた。
「いい度胸だ、テメェやっちまうぞゴラァ」
拳をパキポキ鳴らしながら(鳴ってない)威嚇すると・・・
「メ゛ェ~」
ア゛ァンみたいな感じで振り返りながら睨まれた。
またカッと光ったので目を守ろうと手を翳したらパコッとなにかが手にあたった。
目がチカチカしているが徐々に目が見えるようになってくると足元にピクピクしているふわモコがいた。
いい感じにあたったのか装甲が紙なのかわからないが勝ったのは俺だ、ガッツポーズして喜んだ。
それから目を覚ましたふわモコはアンタが俺のボスだって感じで着いてくるようになった。
今、思い出すとあの時まぐれ当たりでも当たってよかった。こうして相棒(非常食)もできたsぐふぅ・・・はい、すいませんラムーさんのこと(非常食)なんて言いません。
まあ、ラムーの名前の由来はラム肉からなんだけど・・・本人が気に入ってるみたいだから良いけどね。
名前のことで思い出したけど自分の名前を考えた。樹から生まれたエルフだからキエル・・・消えるって考えたヤツちょっと表出ろ・・・・・・え?違う?俺の勘違い?勘違いしてごめんなさい。
あ、追記なんだけど世界樹の実は毎日落ちてくるけどやっぱり俺以外食べられないみたい。ラムーさんにお前マジか!?って感じでめっちゃ見られた。
2話終了時のステータス
名前:
年齢:0歳(5日)
種族:エルフ?
HP:20→60(NEW!)
MP:1100→1500(NEW!)
称号:世界樹の愛し子・最初の人種・原初のエルフ・世界樹の実を食べた者(NEW)・従魔士(NEW)
スキル:鑑定Lv.1(NEW)スイカLv.1(NEW)