また逃げなきゃ…

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：また逃げなきゃ…

「ハァハァ…！もうやめろやめてくれぇ！」

俺は家の中を逃げ回って居た。

いつしか霊に取り憑かれたようになり、

この家から出ることも叶わない！

ただひたすら逃げるだけ！

ヤツはこの逃げ回る俺の姿を見て

楽しんでやがるんだ。そうに決まってる。

トイレの中に逃げ込めば

また暗雲のようなものが立ち込めてきて、

ヤツが現れる。

風呂場に逃げ込んでも、

寝室に鍵をかけて逃げ込んでも同じ。

どこへ逃げたってヤツは必ず追いついて来て、

じわじわと、

俺を殴り殺しにするかのように追い立て回る。

「ハァハァ…もうやめろよぉ…やめてくれよぉ…」

なんで俺を恨んでいるのかよくわからない。

そもそも恨んでいるのかどうかもわからない。

いきなり現れ、いきなり追い回されるこの恐怖。

「これが霊のなせる業なのか！？」

と気づいた時にはもう遅い。

こんな目に、本当に遭いたくなかった。

「悪かった！悪かったよぉ！だからもう許してくれ！追い駆け回すのはもうやめてくれよお！」

渾身の力で逃げ込んだクローゼットの中。

すると中に、冷たくなった「ヤツ」が横たわって居た。

「………ふぅ。…また逃げ回る生活が始まるのか…」

再確認するように我に返った俺は

また今後のことを思い、

自分の置かれた立場を理解した。

そしてまた逃げ回りながら

現実逃避するかのように自分に言い聞かせ、

被害者を装いながら逃げ回って居るんだろう。

（※）これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ！

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください＾＾

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=6qPMvq1asN8

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬