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第5話★ショッピング


うっわぁ・・・


私は今、Sweet Girlsの試着室にいる。

美々さんに服を選んでもらって、半ば強引に・・・


というか、こんなフリフリな服私には似合わないってば!


「どうだー?サイズ合ったか?」


「は、はい・・・でも・・・あっ」


シャッ


か、勝手にあけられた!!


「うんうん似合う似合う!やっぱ俺センスいいな~」


自分で言うことなのかそれ。


「似合いませんよ!こんな女の子らしい感じの服なんて・・・」


今私が来ているのは、淡いピンクのワンピースで、袖が

パフスリーブになっている。

胸元切り替えでリボンもつけてあって、下のスカートはフリフリの

レースがふんだんに使われている。


「似合うって!・・・それとも俺のセンスにけち付けんのか?」


美々さんは私をギロッと睨んだ。

うっ・・・こ、怖い。


「・・・ぶっ 冗談だって~!それより

 チェリーとアクアに早く見てもらおうぜ!」


そういって美々さんは近くの店員に二人を呼んでくるよう頼んだ。


しばらく経って両手に大きな袋を持った二人がやってきた。

この短時間でどれだけ服買ったんだ・・・


「わぁっお姉ちゃん似合うっ!」

「うんうん、可愛いよぉ」


「そ、そうかな・・・?」


そんなに褒められたら悪い気はしない。


「な、言っただろ?」


美々さんはえっへん、と得意げに胸を張っている。


「あ、そだ、僕たちお姉ちゃんの服買っちゃったんだぁ」

「う似合いそうな可愛いのが向こうにもいっぱいあったからねっ」


そういって二人はガサゴソと服を出し始めた。

も、もしかしてその両手の袋は全部私の・・・?


「うわ・・・こりゃまた一段と女の子らしいチョイスを・・・!」


ビビッドピンクのパニエに、白い清楚なワンピース。

水色と白の水玉の短いワンピース、ドレスみたいなロングスカート・・・。


ほかにも、どれもこれも可愛らしいアイテムばかりだ。


「ねっ可愛いでしょっ?僕たち二人で選んだんだっ」

「気にいってくれたぁ・・・?」

「うっ」


そんな上目遣いで見られたら首を縦に振るしかないじゃないか・・・!


「う、うん、ありがとう。気にいったよ」

「よかったぁ!」

「どんどん着てねっ!」


コレを着て街に・・・なんだか気恥ずかしい。


「美々さーん!お会計よろしくーっ!」

「はいはーい」


ん?お会計?


「え、あの、私お金持ってないんだけど・・・」


「うーん、しょうがねぇな。今回はツケといてやるよ」

「いいですか?」

「おうっ気にすんなって」


そういって、ニヤリと美々さんは笑った。

ん?なにか企んでる?・・・気のせいだよね。


「ありがとうございましたー!また来いよ!」


「は、はい!また今度!」


美々さんに見送られながら、私達三人は店を後にした。


「よしっじゃあ服買えたことだし、次は下着見にいこっかっ」


【二店目】ランジェリー・ソックス;GUSH


「僕たちこのお店はまだ言ったことないんだけどねぇ」

「魔奇ちゃんがオススメしてくれてたんだっ」


お店の前まで来た。さっきの店とは打って変わって

大人の雰囲気漂うお店だ。

こりゃあ11歳の少女達には早いわな。


お店のドアを開けると、妖艶な女性が出迎えてくれた。

「あらぁ、いらっしゃい。見慣れない顔ね」


同じ女の私でも見とれてしまうような美人な女の人だ。


「はじめましてぇ!僕たち魔奇ちゃんの紹介できたんですけどぉ・・・」

「魔奇ちゃんの?ふふ、いつもご贔屓にしてくれてるのよ。

 でも、あなたに合うような下着はあるかしら・・・」

「違いますよぉ!今日はこっちのお姉ちゃんに・・・」

「まぁ、そうよね。ふふっ私ったら・・・ごめんなさい」


上品に手を当てて微笑んでいる・・・いやぁ、美人だ。


「ご自由に見ていってね。ソックスは向こうのコーナーにあるから・・・」

「は、はい。では・・・」


な、なんだか喋ってて緊張してしまうな・・・。

さすがのチェリーちゃんとアクアちゃんも大人しくなっている。


「えーと・・・うわ」


セクシーな下着ばかりで、私には、ま、眩しい・・・!

第一サイズがあるかどうか心配だ。


「うーん、お姉ちゃん貧にゅ・・・じゃない、痩せてるからっ」

「そだねぇ、サイズが・・・」


子供って残酷だなぁ。す、ステータスなんだからあっ!!


「あなた達・・・あちらのほうをオススメするわよ」


そういって案内されたコーナーには同じ年代の女の子達が何人かいた。


「ありがとうございます」


そういうとニコっと微笑んですぐ戻っていってしまった。

なんだか負けた気になるのは私だけなんだろうか。。。


しばらくして、靴下も下着も一通り選び終わった私は、

やはりお金を持っていないわけで・・・

チェリーちゃんとアクアちゃんに払ってもらってしまった。

年上としてどうなのだろう。


「ごめんね・・・払ってもらっちゃって」

「ううん気にしないでっ 持ってないんだから仕方ないよっ」


や、優しさが身にしみる・・・!


ひとりで感激していると、誰かにぶつかった。


「きゃあっ」

「あぼがっ」


派手にすっ転んだ私の叫び声は勿論後者の方である。




【美々】

洋服点、Sweet Girlsの店長。

金髪の巻き髪をポニーテールにしている。

25歳のナイスバディーなおねえ様。

お店には姫系の服を集めているわりに、自分は

ギャル系を着るというなんとも奇妙な組み合わせになっている。

男勝りな正確と喋り方で、女性にもモテる。

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更新遅れてしまってごめんなさい・・・orz!

スライディング土下座。


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