第4話★GO THE TOWN!!
「で、でも本当にいいの??」
「うんっ、人数多いほうが楽しいしっ」
「本当はお兄ちゃんも嬉しいはずだよぉ」
「だよねっ可愛い女の子に弱いから・・・」
「え?」
「なんでも無いっ!あ、そだ、お姉ちゃんの部屋どこにしようかっ?」
「あ、ねぇ、あっちはぁ?空き部屋があったと思うよぉ」
そういって連れて行かれた部屋は、5帖くらいの
可愛らしいうす紫色基調の部屋だった。
家具も、ソファや机、タンスなどがそのままにしてある。
「ここをお姉ちゃんの部屋として使ったらどうかなぁ?」
「そうだねっ、お姉ちゃんこの部屋でもいいっ?」
「うん!ありがとう!!でも、家具とか揃ってあるけど・・・
誰かが使ってた部屋なの?」
「魔法使いの女の人が住んでたんだよぉ。お姉ちゃんみたいに、
記憶が無くて・・・。今は森の奥で魔法の勉強とか、
いろいろしてるのぉ」
「僕たちは、3人でよくその魔法使い・・・魔奇さんの
ところに遊びに行くんだっ」
だから出会ったとき森にいたのか。
「ところでお姉ちゃん、着替えとかあるの?」
「え?・・・あ・・・そいえば無かった・・・」
「じゃあ街に一緒に買いに行こぉ♪ここからそう遠くない
ところにお店がいっぱいあるんだよぉ」
「森と反対側の道を真っ直ぐ行くんだっ!今から行こうっ」
「え、今から?」
「今からっ!」
思い立ったら即行動型なのか。
「いいねぇ!お財布とかご持ってくるよぉ」
あ、やっぱ赤ずきんちゃんといえばかごだよね!
しばらく歩くと、華やかな街に着いた。
ヨーロッパの街並みって感じだ。
「いっぱいお店あるね!」
「可愛いお店いっぱいだよぉ♪」
「じゃあ、まずは服屋さんに行こうっ!」
「僕たちオススメのお店があるんだよぉ」
・・・私のサイズの服もあるかな?;
【一店目】洋服店;Sweet Girls
うわぁ・・・いかにも女の子らしい服売ってますって
感じだなぁ・・・似合うのか私ぃぃぃぃ
その前にとりあえずサイズが心配だ。
「大丈夫だよぉ。大人サイズから子供サイズまで
品揃えカンペキだもん」
「まじか!!ってあれ?読心術?!」
「いや・・・バッチリ声に出てたよぉ」
恥ずかしい子だな!!私だけど。
カランコロン...
「こんにちわっ」
「美々(びび)ちゃーん、来たよぉ」
「おっチェリーにアクアじゃん!!
久しぶりじゃねぇか!」
うわ!ナイスバディの美人おねえ様・・・!!
本当神様って不平等だよね(゜∀゜)
「・・・とあれ?うしろの可愛いお嬢さんは?」
「朝、森で出会った異世界から来たっていう
迷子のお姉ちゃんだよっ」
「今日から僕たちと暮らすことになったんだぁ」
「愛坂れみると言いまちゅ!」
うああああああ 噛んだああああ
ありがちな噛み方したよ!
初対面なのに・・・恥ずかしい。
「あはは!面白い子だな!
俺は美々。よろしくな」
「よろしくお願いします!美々さん」
「でね、美々ちゃん、このお姉ちゃん服も下着も
なんにも持ってないから選んであげてほしいんだぁ」
「カワイイの選んであげてねっ」
「まかせろっ!じゃあ、れみる、ついてきな」
「はいっ!」
「僕たちはこっちで服見とくねぇ」
「楽しみにしてるよっ」
【チェリー】
双子の妹。語尾をのばす癖がある。
ハニーブラウンの髪の毛。
右目が赤で、左目が青。
ピンク色のずきんをしている。
一人称は 僕。11歳くらい。
【アクア】
双子の姉。語尾を切る癖がある。
ハニーブラウンの髪の毛。
右目が青で、左目が赤。
水色のずきんをしている。
一人称は 僕。11歳くらい。
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