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上辺だけで、私に簡単に好きとか言わないでくれる?

作者: 七瀬
掲載日:2023/09/29







私の彼は、私に上辺だけで“好き”とか簡単に言うの。

愛情のない“好き”は、私の心には響かない!

何故彼は、私と別けれないのだろう、、、?

彼氏には“いつからかずっと好きな女の子が居る。”

彼はいつも携帯で撮ったその子の写真をずっとぼんやりと眺めているの。

彼は、私がそんな事も知らないとでも思っているのかな?

私が彼に声をかけると? 慌てて携帯を隠すの!





『何見てたの?』

『・・・べ、別に、何にも見てないよ、』

『凄い動揺してるように見えるけど、、、?』

『ど、動揺なんか、してないって、』

『それならいいんだけど。』

『・・・あぁ、』





・・・私は知っている。

彼の携帯のカメラロールには、その子の写真でいっぱいだった事を!

いつも笑顔のその子は、彼をこんなにも虜にしている。

“恋心を抱いているような優しい目で彼はその子の写真を見ているのだ!”

私には一度も見せた事のない顔で、彼が見るその子は?

いつも笑顔で太陽みたいな子に私は見えた!

彼がお風呂に入っている隙に、私はこっそり彼に隠れて彼の携帯を見た時、

写真のその子は、とっても素敵な笑顔の似合う子だった!





でも何時からなのか? その子を彼が好きになったのは、、、?

その子とどこまで仲良く彼はなっているのかな?

いつ私は彼に別れ話を切り出されるのか?

いつも私は不安で不安で仕方がない。

そんな私の気持ちを知らずに、彼はたまに私にこう言うの!



『“今日も可愛いね、好きだよ。”』

『えぇ!?』

『えぇ!? ってなんだよ! 好きだって言ったのに、、、!』

『“好きでも何でもないくせに、上辺だけで簡単に好きとか言わないでよ!”』

『はぁ!? 急にどうしたんだよ!』

『えぇ!?』

『“彼女に好きって言う事がそんなにおかしな事なの?”』

『・・・ううん、別に、』

『“なんさ、俺! レミになんかした?”』

『だから、何もしてないって!』

『・・・なんか、最近! レミ変だよ。』

『ご、ごめん、いろいろあって疲れてるのかな。』

『仕事の悩み? 俺で良ければ、相談に乗るよ!』

『いい! だけどありがとう、でも今日はもう帰るね。』

『・・・えぇ!? あぁ、ううん、』




たまに私は、彼への不満が爆発しそうになる!

“なんで私なの? 他に好きな子が居るよね?”って彼にポロっと

言いそうになってやめて、私は逃げるように家に一人で帰るの。

本当はもっと彼と一緒に居たいのに、彼の顔を見るとその子の顔を

思い浮かべてしまう。


“もう私、限界みたい!”


彼からフラれる前に、私から彼をフッた方がいいよね。

そう想い彼に別れ話を私から切り出した!




『“最初に、ごめんね。”』

『なんだよ、急に、真面目な顔して、別れ話で今からする気か?』

『・・・ううん、』

『えぇ!? なんで? 俺と本気で別れる気?』

『そうだよ、別れるつもりで来たの!』

『だからなんで? 俺と別れて他に好きな男でもデキたのか?』

『“私じゃないじゃん! そっちがそうなんでしょ!”』

『はぁ!?』

『“いつも私に隠れて携帯のカメラロールに入ってる、その子の写真を

ずっと眺めてるじゃない!”』

『・・・あぁ、あれは、別に、そういうんじゃないんだって、』

『じゃあ、誰なのよ? いつも、ため息つきながら見てるその子が晃は

好きなんでしょ!』

『俺の携帯、見たの?』

『・・・ご、ごめん、でもどうしても気になって、』

『そっか、でもレミが気にする事ないから。』

『・・・どういう事?』

『“亡くなった姉貴なんだ! と言っても義理の姉貴でね! 兄貴の奥さん

だった人だよ、まあ確かに恋心はあったのかもしれないけど、どこまでいって

も俺は兄貴の弟でしか見てもらえなかったけどな。”』

『“お兄さんの奥さん? 亡くなったの?”』

『去年亡くなったらしい、兄貴! 一言も俺にそんな事言わなくてさ、

俺に心配かけたくなかったのかな?』

『お葬式にも出てないの?』

『“出てない! 兄貴は俺に何も言わなかったからさ!”』

『・・・でも、なんで?』

『姉貴! 俺の事、随分と可愛がってくれてさ、兄貴からしたら、、、?

俺の存在ってかなり嫌だったのかなって今になって思うよ。

姉貴が俺の事を本気で好きになってたんじゃないかって、喧嘩した事もあった

らしいし、俺も姉貴も、勿論! そういう関係じゃなかったんだけどな。』

『“お兄さん、晃と義理姉おねえさんの関係を疑ってたんだね?”』

『そう! だから俺は兄貴と二人で話したり、会う事はなくなったんだ。』

『・・・そうなんだ。』

『だからさ、レミが気にする事なんて何にもないんだよ。』

『“でもさ、ヤキモチ妬いちゃうな~!”』

『なんでだよ!』

『いつも晃が義理姉おねえさんの写真を見てる時って、私も見た事ない

顔してんだよ! あんな顔見たら? 彼女の私でもヤキモチ妬いちゃうわ!』

『・・・何いってんだよ、バーカ!』

『バカって何よ!』

『“じゃあ、仲直りしよう。”』

『ううん。』






・・・彼とその子の関係は分かった。

でも? 今でもやっぱりヤキモチを妬いてしまう私が居るの。

彼のあんな顔は、私にはこの先も見る事は出来ないと想うから!

亡くなった今も、義理姉おねえさんは彼を虜にしている。

私には一生! 出来ない事だと思う。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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