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番外編 8 (おまけ)
「なんじゃ、せっかくあの男にも前世の事を思い出させてやったのに」
「言うつもりはなさそうじゃなあ」
「ふん、あの二人はどれだけ生まれ変わっても記憶がなかろうとも何度でも巡り合う運命じゃ。前世の事など些細な事なのかもしれん」
「しかし、わしはあの娘を気にいった。お主もじゃろ」
「そうじゃな、時々あの娘の夢に出向いて喧嘩するのも一興じゃ」
「そりゃあいいのう」
二匹のヤギは口をもぐもぐしながら今日も楽しそうに下界の観察に励むのだった。
終
これにて追加した番外編も完結いたしました。
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