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【完結】忌み子だった侯爵家の『捨てら令嬢』は謎スキル『もふり』で獣に『攫わ令嬢』に  作者: 安ころもっち
樹の里アールヴヘイム編

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ご覧いただきありがとうございます。

最後に評価など頂けれは嬉しいです。


シャクラさんの元を訪ねた私たち。


教えてもらった場所の様子を報告してお礼を伝え、近日中にここを出るという話をする。再度シャクラさんに求婚をされたがいつものようにジロとレオに腹筋を殴打されていた。


そして里の方にも妖精ちゃんが戻ってきていたようで、しきりに私の周りをぐるぐるするのでまた白オーラを周りに飛散させると、嬉しそうに吸い込んで周りに散っていった。餌付けしているようで少し楽しい。

初めてその光景を見たシャクラさんとサマエルさんは、私の前に膝をつき「やはりハイエルフ様ですよね?」と目を潤ませていたが、そこはきっぱりと否定しておいた。羨望の眼差しが少し怖い。


その後、ハルちゃんにもお引越しすることを伝えると、大泣きされてそのままお布団にお持ち帰り、ユズとハルちゃんというお子様サンドで朝を迎える事となった。お姉ちゃん幸せ。


そして私たちは朝からあの場所に行っては拠点作りを進め、夜には戻ってくる生活をつづけた。

そして1週間、新たな拠点には9人でもそれなりに余裕のある小屋と、木の上には私とユズの二人ぐらいなら、お昼寝できそうなぐらいの小さな小屋を作った。洞窟も半分にクロの作った柔らかな布地を重ねて敷いたごろ寝エリアまでできた。

他にもトイレ替わりの場所や、血抜きの場所、小川近くに洗濯エリアなどなど。かなり充実した拠点が完成した。たまにハルちゃんも一緒に飛んできて遊んだりした。役立たずだったからね私。

ハルちゃんとユズと私で、狭いながらもくっついて眠るツリーハウスは最高に良かった。


前回同様の露天風呂作成には私の指示がなくとも、モモさんがテキパキと指示を飛ばしてあっという間に完成していた。今回は広めのお風呂に仕切を付けて男女別となっていた。

ダイやジロは川で浴びたら気持ちいいのに?と言っていたが、クロとコガネさん、それにエンの絶対作るべきという要望により、いつでも入れるようにと男女に分けたようだ。

パワーアップしたジロならいつでも瞬時にお湯が適温にできるから、便利すぎる環境が完成していた。水の方は何日か置きにコガネさんとダイが率先して入れ替えてくれていた。川の水より気持ちがいいらしい。

コガネさんのあんな必死な顔をみるのは珍しい、とモモさんも笑っていた。私もそう思う。


そしていよいよお別れの日。


もちろんこれが最後ではないのだが、朝からハルちゃんが私を離してくれない。よし!このまま連れていこう!

そんな中、いよいよ出ようというタイミングでサムエルさんが「迷惑になるから!」と少し強引に引きはがされた。もちろん涙をためてこちらを見ているハルちゃんに我慢できずに私から抱き着いていったのは仕方ないだろう。


それから1時間ほど、向かい合って座りながらおしゃべりタイムとなっていた。周りも何も言わずに見守ってくれていた。そこにダイとユズも加わって、楽しいおしゃべりタイムが続いた。

そしてハルちゃんの「私も遊びに行くから、遊びに来てね!」という言葉と共に抱き合う二人。その言葉で私もやっと踏ん切りをつけてハルちゃんから手を離す。


私は竜へと戻ったギンに乗り込み飛び立った後も、いつまでも里の方を見ながら手を振っていた。


「なんだか寂しくなっちゃうね」

「また遊びに行けばいいよ」

また少しだけ泣きそうになってしまった私を、ジロがやさしく撫でてくれた。


そんな中、あっというまに到着した私たち。

まあギンに乗って5分ほどだからね。もうほぼ近所だよね。歩けば3時間以上かかるけどね。


今日はひっこし初日だからなのか、いつも以上に気合のはいったジロが、竜肉の塊を厚めに切っていたので、どうやら今日は焼肉パーティが開催される予感を感じ、ダイとユズに声を掛けて修行という名の鬼ごっこを始める。

お腹を減らしておかなきゃね。


結局ほとんどの時間で私が二人を追いかけるという展開になったのだが、何度か二人にタッチすることもできたので満足している私。その後は川で水浴びをした後、焚火にあたり全身をかわかした。

なんだか懐かしい感じがした。


一応そばにはエンが待機していたのだが、ここに魔物は本当に寄り付かないようでなんの危険も感じなかった。エンも少しリラックスしてくれればいいのに。


それから数週間。何事もなく過ごす私たち。

主に修行という名目で遊んだり、小川で魚釣りや魚獲りという直接捕獲を試みたりと楽しい日々を過ごす。


もちろん魔力の循環などの修行も欠かさずやっていたのだが、私が体内に魔力を循環させると、必ず近くの妖精ちゃんが寄ってくる。

そして私の肩などに止まると、体内の循環がスムーズになってくるようで、気付けば魔力の体外への放出も楽に行えるようになっていた。


モモさんの話では妖精が手助けしているから、精霊魔法に近い感じではないかとのこと。そして私は遂に火と水、そして風の魔法ができるようになった。

まだ目くらましに使えるかどうかの小さなものだが、大魔導士への第一歩だと思った。


そしてその浮かれ気分で挑んだダイとユズとの組手で、コテンパンにやられてしまうのは言うまでもないだろう。何とかなるかと思ったんだけどな。

モモさんもこのまま修行を続ければ、人族としては大魔導士と言えるぐらいにはなると思うとのことだったので、頑張れる気がした。最後に「人族としてはの」と再度言っていたのだが、私は人族なのだからそれでいいのでは?と思った。


それからしばらくして、私たちはギンにのって南側を目指す。山道の反対側の広い森を探索したかったのだ。

最近は竜種以外にも大蛇やオークなども狩って食べていたのだが、もしかしたら珍しい魔物もいるかもしれない、そんな思いで探索にでた。もし初めての魔物を狩ったらエルフの里にいって聞いてみようと思っていた。


やっと訪れた平穏に、異世界最高!と心躍らせながら、手ごろな岩場を発見してギンに降りてもらう私だった。

お読みいただきありがとうございます。これにて樹の里アールヴヘイム編は終了となります。

明日も17時から、安息と混沌の神編が更新となります。

期待してる! もっと読みたい! 読んでやってもいいよ!

そんな方は下の☆☆☆☆☆を押してい頂けると嬉しいです!

もちろんブクマやコメント、レビューなどもいただけると飛び上がって喜びます。

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