1の1話
小説がうまく書けなくなって、文字数を稼ごうともがいた結果…
前の1話を加筆したもの。
1の1話と書いてるけど文字数が少ないわけではありません。
むしろ他の話数より1500字くらい長いです。
謎能力
謎に発現する能力であり、例えば普通の人間ができないはずなのに火を吐いたりする、みたいな。火を吐くと言う謎能力的な。
超能力と謎能力は封印物質と呼ばれる石に触れてる間は使えない。
超能力
テレパシー、サイコキネシス、瞬間移動、千里眼はこの世界では誰でも努力次第で身につけることができたりする。
テレパシーには会話用とそれ以外がある。
テレパシーブロックや超能力結界というので行使を防いだりできる。
霊能力
霊能力値があり、30で幽霊がはっきり見え、60で幽霊に物理攻撃ができるようになり、80だと空を飛べる。
空を飛べる理由は、霊能力値が高いと身体が霊体の構造に近付くからである。
さらに80もあるとビルの上から落ちても平気だったり、吐息で人を殺せたりと霊能力値が高ければとても強くなる。
種族能力
例えば雷虎なら雷を使えると言った能力のこと。
能力説明おわり。
ーーーーーーーここまでは同じで、では、書き直したり加筆しようとする。
アルトという少年がいた。
普通に暮らしていたアルト。
「父さんー母さんー折り紙でツル折ったよー!」
「お、上手だなぁ。」
父親がなでなでする。母親はにこにこしている。
はしゃぐアルト。
両親と仲良く暮らしていた。
しかし、6歳の頃、両親が運転している車に乗っていたアルト。
その車が爆発し、両親が亡くなる。
しかし、炎の中、アルトだけは生きていた。
「父さん、母さん……」
炎上した車から父と母を担いで出てきたアルト。
「なんでこんなことに……どうして、車が爆発したの?」
死んだ父と母をアスファルトの地面に寝かせる。
アルトは泣いた。声を出さずにいっぱい泣いた。
アルトの霊能力値は82。
霊能力値が高いため、車の爆発で火傷すらすることはなかった。
子供のアルトはこれからどう生きていけばいいのだろうか。
アルトは6歳で働くことになる。
アルトの力は素手でビルを破壊できるほどあるため、6歳でも仕事して働いたのだ。
6歳で誰が雇ってくれるのか。とにかく力を見せつけて半分脅してでも雇ってもらった。生きていくために。
6歳だから普通じゃないけど普通に働き、普通に仕事をした。
力仕事だ。大人より力が何倍もあるし。霊能力値パワー。
そんな生活をしていたアルト。
作業着を着て、物を運びまくる仕事をするのだ。
いっぱいいっぱい運びまくる。
そんなとき、ある日のこと、路地裏で1人の女の子を見かけた。
その子は痩せ細っていて、アルトはその子が気になった。
路地裏に三角座りで暗くうつむく痩せ細った女の子。
アルトはその子に一つ、焼きそばパンを渡した。
「えっ……ありがとう」
その子はお礼を言い、焼きそばパンを食べた。
その子はなぜ路地裏で1人、いたのだろうか。
次の日もその子が路地裏にいて、アルトはパンを持ってきた。
その次の日も、その次の日も、パンを持っていく。
一つじゃ足りないかなと思い、2回目からパンを複数個持ってきていた。
あるとき、パンをいつものように持ってきたアルト。
しかし、あの子がいない。
探しても探しても見つからない。
アルトは心配になる。
心配になりながらもアルトが一旦自分の家に帰ろうとすると、玄関前についたとき、後ろから声がした。
「ねえ、私を養ってよ」
あ、いた。あの子だ…。
彼女の名前はソプラノ。
アルトとソプラノの誕生日は同じ、西暦3000年の元旦。
運命なのか、なんなのか。
ソプラノはアルトの後をつけたのだろう。
アルトと一緒に暮らしたかったからだろうか。
ソプラノはなぜか親もいないで一人だった。
もともとは6歳だけど働いていたらしいが、なんか全部どうでもよくなってきて、働かなくなったそうだ。
もう飢餓死するつもりだったのかもしれない。
そんなときに出会ったのがアルトだった。
アルトはパンをくれた。それが嬉しかった。
毎日パンをくれるアルトのことが好きになっていた。
アルトもソプラノことが気になり、パンを持っていくうちにソプラノのことが好きになっていた。
両思いである。
でもお互い、告白などはせず、ただ、アルトの家で同棲していた。
ソプラノは働かない。昔は働いていたらしいけど。
まあ、6歳で働いているアルトがおかしいんだけど。
ソプラノは家事もあまりしない。アルトがしている。
ソプラノといるうちにソプラノがやればできる子だとアルトは思いはじめた。
だから別に今働かなくても家事しなくてもいいんだとアルトは思っていた。
アルトは働き、金を稼ぐのだ。
ソプラノにパンをいっぱい食べさせるためにも!
アルトは6歳だが兵器作りにハマっていた。
安い銃を怪しい店で購入し、分解してより強力な銃に改造したりしていた。
アルトは結構そういうところが危ないやつだった。
強力な銃を作り出すのだ。
ソプラノはそれを眺めていたとき、危ないけど、そんなことできるなんて凄いなぁと感心していた。
ただ真似をしたらソプラノも銃改造できてしまった。
ソプラノもアルトも天才だった。
アルトにはある知り合いがいた。
ノビアと言う7歳年上の男性だ。
その人から色々教わるアルト。
ソプラノも色々教わる。
学校の教材なども借り、勉強を教えてもらったりもした。
「ソプラノもアルトも理解力が高いなぁ。教え甲斐があるぜ。」
「ノビアが教えるの上手いんだよ。」
「うんうん、ノビアさん上手いよ」
「そうかなー?」
たわいない会話。
アルトは小学校に行っていた。
アルトはソプラノも小学校に行くよう促すことにした。
ソプラノは小学校に行くことになる。
ソプラノは小学校を気に入り、友達も作った。
アルトは人見知りで、これといって友達ができなかった。
そんなアルトに話しかけたのがグレートと言う同級生の男の子。
アルトははじめは無視してしまっていたが、次第に話すようになり、仲が少しよくなる。
「よう、アルト。休み時間中だってのに何読んでるんだ?」
グレートが話しかける。
「国語の教科書。全ページ読んだ」
「読んでて面白いのか?」
「暇だから読んでる。複数回読んでると前気付かなかったことに気付いたり、発見がある」
「変わったやつだなぁ。外でボール遊びしに行かないか?」
「……分かった。行くよ。」
グレートと2人でボールの投げ合いをした。
ボール遊びというのは他の人とやればかなりの手加減をしなくてはいけない。
グレートの霊能力値は高いから、ボールの投げ合いをそこまで手加減せずにすることができた。
「俺たちの力って強すぎるよなぁ。なんでなのかなぁ?他のみんなと遊びづらいぜ」
そう、グレートは言った。
ソプラノには友達がいた。名前はペムム。
彼女は霊能力値が一般人レベルに低い女の子。
そんな彼女とソプラノはよく遊んでいた。
「ペムム、なにしてるの?」
「瞑想だよ、ソプラノ」
「瞑想?」
「一緒にやろう!」
目を閉じて瞑想中。
何してんだろうとそんな様子を眺めるアルト。
「よし、瞑想おわり!」
「いや、まだだ!まだ瞑想するよ、ペムム!」
「よし、わかった!」
仲のいい二人でした。
9歳の頃、雨の中傘を差し、外を歩いていると、変な男に出会う。
フードを被っており、フードの陰で顔がよく見えない男。
そいつは言った。
「そこの君、宇宙軍隊に入らないか?」
宇宙軍隊とは一体……。
その男が言うには、なんでも、月収が一千万以上の謎の組織らしい。
怪しい、怪しすぎる。そのため、断った。
そもそもなぜ俺を誘うのかと疑問を持ったアルト。
詐欺か怪しい勧誘にしか思えなかった。
「まあ、電話番号やるよ。気が向いたらかけてこい」
電話番号の書かれた紙をもらった。
棚にテキトーにしまうのだ。
怪しいから電話かけないだろうとアルトは思った。
宇宙軍隊ってなんだよ。
アルトは相変わらず兵器を作っていた。
ビルを破壊できる銃を作ってしまう。
田舎の誰もいないとこに行き、空に向かって発射して遊ぶ。
山にも一回撃ったが地形を変え過ぎてしまい、怖くなって、空にしか撃たないようになった。
「俺、やべえな。こんなもの作って何がしたいんだ」
自分でそう言っていた。
小学校の卒業式。
アルトは泣かず、ソプラノは感動し、涙する。
名前を呼ばれ、卒業証書をもらうアルト、ソプラノ、グレート、ペムムたち。
グレートは目が潤んでいた。
ペムムはソプラノにつられて涙が出ていた。
「アルト、中学でもよろしくな!」
「うん。よろしく、グレート。」
ソプラノは友達のペムムと写真を撮ったりした。
アルトとも写真を撮った。
小学校とお別れをして家に帰る。
この頃のアルトの兵器はすごいことになっていて、発射した衝撃で標的ではなく発射地点周辺が破壊されてしまう威力。
標的は跡形もなく消えるだろう。
兵器作りがなぜか好きなやばい奴、アルト。
空にとてつもない威力のなにかを発射するアルト。
知らぬ間に人工衛星破壊してないのか、大丈夫なのか。
大丈夫。アルトは人工衛星を破壊しないようちゃんと気を付けて撃っていた。
人工衛星がどこにあるか検索して破壊しないように撃っていたのである。
さすが、アルト。
中学に入った。
ソプラノは中学に入り喜び、涙する。
「アルト、中学だよ、中学だよ、わー!中学だよ!!」
「分かった分かった分かったから…」
アルトはただ無表情で過ごしていた。
中学でアルトとソプラノはクライネという男と友達になる。
クライネはテナーという女と共によくいる。
テナーとも友達になった。
テナーはいつもクライネに怒っている様子で、一人称がなぜか俺である。クライネは僕。
アルトはクライネとテナーとでアルトの家で遊んでいた。
ソプラノもいる。
「あー、もう夜だ。お腹減ったなアルト。飯作ってくれない?ぶどうは任せろ!」
「ぶどうだけじゃ晩飯全然できねえよ!デザートだしよ。アルト、俺がこいつに飯を作らせるよ」
「なんで僕が作るのさ。こういうのはアルトが得意だろ」
「お前が作るんだよ!俺は見ておく!」
「なんでだよ」
クライネが飯を作らされていた。
クライネが作ったご飯はまあまあな味でした。
「50点!」
テナーに微妙な点数を付けられました。
飯中、クライネがこんなことを口にした。
「そう言えばさ、アルト、宇宙軍隊って知ってるか?」
「ん、宇宙軍隊?どこかで聞いたことあるなぁ」
「ん、聞いたことあるんだ。そうかそうか。僕はね、その宇宙軍隊に入っていてさ、月収1千万円超えるんだぜ?入ってるだけで金持ちになれる、怪しいけどなんというか、政府公認の組織らしい。」
「そうなんだ……」
「入らないか?なんでも霊能力値が高い人しかなれないらしいんだけど、アルト、霊能力値高いだろ?見ればわかる」
「その霊能力値がなんなのか知らねえよ」
「人よりもとてつもなく力があるだろお前?」
「あるなぁ」
「どう考えてもそれは霊能力値が高いってことだよ」
「ふーん、そうか。」
「どう、アルト?ソプラノもさ、宇宙軍隊に入らない?」
「ええー、いいねそれ、入ろうよアルト!」
「じゃあ、騙されたと思って入ってみようかなぁ」
「はいはい、入りましょう!テナーも入ってるから!」
「まあ俺も入ってるし、大丈夫だよ」
「闇組織潰したりする仕事が多いけど、まあ僕たち強いし、大丈夫だよ。怖かったらやめればいいからさ」
「そうか、分かった」
宇宙軍隊に入ることになった。
闇組織を潰すのは簡単なのだろうか。
宇宙軍隊に入るため、まず、棚にしまっていた電話番号の書かれた紙を取り、電話すると。
「おー!分かるぞ、電話番号で分かる、あのときの小僧だな!よし、入るんだな!」
テンションの高い勧誘者である。
電話番号で分かるのは、住んでる惑星、国とかで、電話番号の特徴が違うからだと思われる。
アルトを誘った理由は霊能力値の高さを見抜いたからである。
アルトとソプラノは宇宙軍隊に所属することになった。
宇宙軍隊には階級があり、一番下が100。階級が一つ上がるごとに月収が100万上がり、100の時点でも月収1千万。価値は円と同じように考えれば。。
この組織にいる人のほとんどが霊能力値60以上である。
中学では、バスという男の子とも友達になる。
バスは無口なやつで、グレートの友達だった。
「よう、バス。学校で宿題やってるのか?」
アルトから話しかける。
「ああ。もうやばい、次の授業だ。宿題終わらさないと怒られる」
「なんで家でやらなかったの?」
「面倒くさくて後回しにしてた。」
「ふーん。俺はもう終わらしたぜ全部」
「さすがアルトだな。」
「手伝おうか、宿題」
「いや、1人でやるよ。」
間に合わなかった。
コントラという男の子とも友達になる。
彼は活発でフレンドリーな子だった。
「よう、アルト。何やってんだ?」
「休み時間だから休んでいる」
「俺も一緒に休むぜ。俺は中学入って中学ってこんな感じかぁって思ってたとこなんだけど。うん。アルトってテスト勉強とかどうしてる?」
「普通に1人でやってるよ。」
「そうか。俺も1人で教科書眺めて天才になろうとしている。なあアルト。俺は偏差値の高い高校に行った後、学王大学に行くつもりなのさ。塾とかも通って天才になるぜ。アルトも頭いいからいこうよ学王大」
「そうか…。行けたら行く」
そう言ったアルトだった。
ラニーノと言う女の子とも友達になる。
彼女は音楽が好きで身長の低いおとなしい子だった。楽器を奏でる彼女にグレートが拍手した。
「あ、拍手ありがとうございます。グレートさん。」
「別に敬語で話す必要ないよ」
「いえ、ですます付けて話すのが好きなんです。」
「そうなのか?」
「敬語使っておとなしく生きていたいんです」
「ふーん。ならどうぞ俺に敬語使いまくってくれ!」
「は、はい!」
アルト
「威勢のいい返事だぁ…」
まあこんな感じでアルトにもそこそこ友達ができていた。
友達に宇宙軍隊の話が広がり、どんどん宇宙軍隊に加入してくる。
みんなたまたま霊能力値が高かったのだ。
高校に入り、そして大学へと進学するアルト。
進学するために年上のノビアにいっぱい教材を借りた。
そして、宇宙一の偏差値を誇る学王大学に進学したのだ。
ノビアもそういえば宇宙軍隊に入ってるらしいが、組織で会ったことがない。
「なんでノビアと俺は宇宙軍隊内で会わないんだろう……」
「まあ、俺は裏担当だから」
「え、なんて?」
アルトは聞いてかった。
「そのうち一緒に仕事するようになるかもな」
「そうだね。」
この頃になると、アルトは兵器、惑星破壊砲なんてものも作り出した。
撃った衝撃でその撃った地点の惑星も破壊されかねないと思いきや、ちゃんと改良して標的だけが破壊されるように作り上げたのだ。
ソプラノはこの頃もたまーにペムムと遊んでいた。
ペムムは料理が得意で、ソプラノとアルトに本格的なご馳走を作ってくれたりした。
「ペムムの料理美味しいでしょーアルトー」
「ああ。そうだな」
「料理は得意なんだー」
笑っているペムム。
宇宙軍隊には学王大同級生組に
階級20 クライネ
階級21 ラニーノ
階級22 ソプラノ
階級23 アルト
階級24 テナー
階級25 バス
階級26 グレート
階級27 コントラ
がいた。みんな学王大卒業生の宇宙軍隊だ。
中学も同じ。
宇宙軍隊の階級は0に近付くにつれ、高い。
9歳の頃、宇宙軍隊に入らないかと誘った相手は、いつも階級30だった。
宇宙軍隊は、宇宙のどこかに巨大な建物のような宇宙船が浮いていて、そこが拠点。アジト。
アジト内に立方体の箱があり、タイムカードのような役割をしていて、それを手で触れると、身体のどこかに階級の数字のタトゥーのようなものを刻むことができる。どこに刻むかは自由で、見えない場所でもOKらしい。
この立方体やアジトは創設者のうちの1人の謎能力でできている。
宇宙軍隊というのは何でも屋のようなふしがある。
闇組織を潰す仕事も多いのだが、それ以外でなんでも屋のような色んな仕事をする。
階級0は将軍王。
階級1〜10は大将軍。
11〜100は将軍と呼ばれる。
大将軍が仕事を持ってきて下の階級の人にやらせたりする。
掲示板に仕事が張っていたりして、その仕事を暇な時に行ったりもする。掲示板の仕事の報酬は額が決まっている月給とは別でもらえる。
学王大同級生組とペムムのみんなで集まっていた。
コントラ
「じゃあゲームでもするか?」
アルト
「なんのゲーム?」
テナー
「クライネいじめつくすゲーム」
クライネ
「なんでいじめられないといけないの!?」
テナー
「罰ゲームでクライネをわざわざいじめないといけないようにする!」
クライネ
「罰ゲームなの!?僕をいじめることが罰ゲームの意味がわからねえ、罰ゲームじゃなくてもいじめる意味がわかんねーよ!?」
グレート
「まあトランプでもしようぜ。」
ラニーノ
「トランプで何するんですか?」
グレート
「大富豪。罰ゲームがクライネをいじめることだな」
クライネ
「なんでグレートも乗っかるのさ!」
ソプラノ
「まあやろうやろう!」
大富豪をした結果、クライネが最下位になった。
グレート
「さあ自分で自分をいじめなさい!」
クライネ
「なんでだよ!」
テナー
「じゃあ罰ゲームデコピンね。おりゃ!」
バゴーン
クライネが吹っ飛ばされた。
クライネ
「手加減なしかよ!?霊能力者のデコピンは威力がやべえぜ」
ラニーノ
「じゃあ次は楽器使って曲でも弾きませんか?」
テナー
「いいよー」
みんな頭いいから、楽器なんでも簡単に演奏できる。
ペムムがついていけない。
ペムム
「なんでみんな天才なの!?うらやましいよ」
ラニーノはノリノリで楽器を弾きながら歌っていた。
みんなもノリノリで。
ソプラノは丁寧にペムムに演奏法を教えていた。
楽しく過ごした1日だった。
読んでくださりありがとうございました。