1ー5喧嘩
あの後神剣使いと戦ったあと
こっぴどく怒られていた。
「何で黙って出て行ったの?」
「そ、それは」
今正座してます。
「あの博士に呼ばれたんだよ」
「嘘」
「何て?」
「嘘つき!」
「もう知らない!」
「え~!」
「ちょっとティア!!」
「おーいブレイブ」
「ティアの父さん?」
「ああ昨日はありがとな」
「いや、家壊しちゃったし」
「いいんだよまた建てればいいんだし」
「それとティアを追いかけてきたらどうだ」
「な、な」
顔が怖い。
玄関で
「メイド、執事ただ今戻って参りました」
「おおよく帰って来た」
「早速でわるいがティアが家を出た」
「は?」
「どうしてですか?!まさか私達のいない間にどこの馬の骨かわからないところに行ってしまったんじゃ!!」
「違う違う!」
「従魔契約しておる奴とケンカしたのだ」
「はい?」
「こい!ブレイブ」
「はーい」
「喋った?!」
「これは限りなく完璧な状態の魔道遺産だ」
「な、まさかこれをお嬢様が」
「そうだ」
「よろしく」
「それで何で出ていったんですか?」
「それは~」
神剣使いと戦った時のことを話した。
「よく生きてましたね」
「まあ死にかけたせいで出てかれたんだけど」
「それは」
「取り敢えず追いかけるよ」
「飛んで」
「ティアどこだ?」
「いた」
「何してるんだ?」
「はー黙って出て来ちゃった」
「けどブレイブも寝てる時に出て行ってあの時助けてくれたけど」
「死んだら意味ないじゃない」
「モッ」
「それにしてもここどこ?」
「まあいいや」
「何か食べて帰りましょう」
そういえば最近は忙しかったからなんだかいいね。
「あのそれ一つください」
「1個15ギルな」
「ありがとう」
「あの最近何か変わったことありませんか?」
「最近だと子供らがでっかいドラゴンと狼を見たとか言って騒いでたな」
「そ、ソ、うなんですか?」
「ああ孤児院に行ったら話し聞けるぜ」
「どれくらい人数いますか?」
「今は10人ぐらいだな」
「じゃあ焼き鳥10本ください」
「おうよ!」
お金を払って孤児院に向かって歩き始めた。
「はーいみんな洗濯ちゃんとしてますか」
「はーい」
「ふふ、元気一杯ね」
「これは貴族さまどうしましたか?」
「シスターすいません」
「これどうぞ」
「ありがとうございます」
「中入られますか?」
「いいんですか?」
「はい」
「皆さん貴族さまから焼き鳥貰いましたよ」
「イェイ!」
「やったー」
「オイラ腹減った」
「ねえお姉さん焼き鳥ありがとう」
「いいよ食べて食べて」
「あのね大きなもの最近見てない?」
「見た!!」
「その事詳しく教えて」
この後詳しく聞いた。
「やっぱりブレイブね」
「ねえお姉さん」
銀髪の女の子が話しかけてくる。
「どうしたの?」
「私のねお姉ちゃん知らない?」
「うーんどんな人」
「わかんないけど、黒髪」
「会ったことないの?」
「ある、けど離されちゃって」
「そうなの」
「今度時間があったら探してあげる」
少女は微笑む。
「約束ね!」
「うん!」
「君の名前は?」
「私はルリア、お姉ちゃんは竜人族のヨル」
「ありがとう教えてくれて」
ルリアの前から少し下がって。
「ブレイブいるんでしょう」
「バレた?」
「私が話してる時上から見てたでしょう」
「そうだけど」
「誰とお話ししてるの?」
「出ておいでブレイブ」
「はーい」
子供達が寄ってくる。
「あの時見たドラゴンだ!!」
「うわめちゃめちゃくるな」
「ねえ背中乗せて!」
「飛べる?」
「飛べるよ」
「あのシスターすいません子供達しばらく預かってもいいですか?」
「あ、あはい」
まさか俺のこと見て気絶仕掛かってる?
「まあいいや行こう!」
「うん!」
子供達がうなずく。
「そうだドラゴンさん」
「俺の名前はジル」
「私はアルファ」
「僕はヨルハ」
「私はニア」
「私はシセル」
「僕はトニー」
「僕はルイ」
「私はルル」
「私はルー」
「俺はブレイブよろしく」
「どこまで行きたい?」
「霊峰ティオカーンに行きたい!」
「なんで?」
「景色が絶景なんだって」
「じゃあ行くか、見えてるし」
「レッツゴー!」
霊峰ティオカーン
ここか霊峰ティオカーン。
「頂上ってこうなってるんだ」
「スゲー」
「綺麗」
「雲の上にいる」
「ここに何か他にあるのか?」
「わかんない」
「けど何となく綺麗だと思ったから」
「周り探索してみるか」
「行こうティア」
「待って!」
「あの怒って出て行ってごめんなさい」
「いいよ、あ、けどメイドさんとか執事の人達にはちゃんと謝ったほうがいいと思うよ」
「わかった」
「ちゃんと謝る」
視点王子
ブレイブ達が子供達と霊峰に行っている間。
「ブレイブ家の皆さんティア令嬢はいますでしょうか?
「いいえ」
「そうですか」
「あの帰ってきたでいいので一度城まで来ていただけませんかとお伝えください」
「それでは失礼します」
騎士と共に帰って行く。
第二王子
部屋に籠っていたが。
やっぱりあれが気になる。
何だあのティア令嬢とあの機械竜は何であの時
『まるで物語に出てくる死んだはずの人を蘇らせたように見えたんだ?』
扉が開く。
「トマリス王子!」
「スズすまない」
「いいえ、いいんです」
「それよりも私、家の地位が上がりました」
「それは良かったな」
「ですけどあのティアさまにはかないませんは」
「彼女が見つけたのは魔道遺産の中では一番価値のある物だと思いますし」
「そうだな」
「そういえば彼女教会に昨晩狙われたそうですよ」
「そうなのかそれで町に巨大な狼が走っていたとかも」
「そうか、これからこの国はどうなるんだ?」
ティア視点
飛んでいる最中
何でブレイブあんな子供に好かれるんだろう?
ああドラゴンだからか。
この世界にはもう「ドラゴンはいないもんね」
「それにしても、もう少しそばにいてくれてもいいと思うんだけど」
!!
「違う違う」
ブレイブは機械なのよ!
「もしも人だったらいいのに~」
「なあ!ブレイブ!」
「何だ?」
「ここに洞窟あるぜ!」
!!
「ちょっと待て」
「中見てくるからティアといてくれ」
「わかった」
中はなんか変な感じだ。
【ここは世界の狭間です】
なんだそれ?
【かつて我々よりも文明は進んでいませんでしたが、その時代の人は我々の文明でも出来なかった神殺しをなしました】
【今ある神剣は神が素材になっています】
【そしてそれを使えるのは神殺しをしたものだけです】
へー、
あれ一番奥まできた。
?
なんか目の前に剣が10本刺さるような装置見たいのがあるぞ。
これは、
神剣イグニス...無をつかさどる
神霊剣エルバ....魂をるつかさどる
神冥剣オルニス...冥土をつかさどる
神聖剣ギアンテ...神聖をつかさどる
神然剣トラビス...自然をつかさどる
神天剣ネビウス...天をつかさどる
神魔剣レリウス...魔力をつかさどる
神創剣オルタナ....世界をつかさどる
神死剣デスルード...死をつかさどる
£ζ%パンドラ...箱をつかさどる
?箱を司る?
なんだ?これ剣のところだけなんて書いてあるか読めない。
【これは読めません】
なんで?
いや?
なんかこれ見たことある?
どこだっけ?
◈
『よっしゃあ!!』
『これで神剣作れる!』
『■■■にも見してやらないと』
『それでこの文字をいれて「神箱」よしっ!できた!』
◆
よしっ!読めた!
【これは?!神代の文字!!】
【読めるんですか?】
おん
「なんで?読めるの?」
【ひょっとし、いえなんでもないです】
これはめたらなにかなるのか?
けど今剣ないんだよ。
まあいいや、戻ろう
【おい】
!!
「誰だ?!」
【殺してやる殺してやる!】
「は?」
【今すぐ戦え!魔道王!】
なに言ってんだ?
こいつ?
【我々を愚弄しおって】
はいさようなら!
走って逃げる!
うわー逃げろ!
「あれ?ルリア?」
「逃げろ!」
「後ろ何もないよ」
「え?嘘やん」
振り返る。
「剣のとこない?!」
まあいいか。
「まっ戻ろう」
気まずい。
「おーいブレイブどうだった?」
「何にもなかった」
「そうかー」
子供達がしょんぼりする。
「そういえばここって伝説のお·ん·せ·んがあるんだって」
「そうなの!?入って見たいー!!」
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それとこれから投稿頻度が落ちると思います。
すいません。