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転生したら機械竜でした少女に助けられたので恩を返そうと思う。   作者: 改宗
第4章竜人族の国と楽園の崩壊
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4ー9 かつての仲間



俺は兄貴たちと離れて1人で近くにある山の先までやってきていた。

理由はまあ色々あるがとにかくあいつとは1人で会わないといけないんだ。

 山を抜けた先には世界の境界線がある。

そこにはかつての戦場だった場所で幻獣か霊獣、もしくは俺たちしか入れない場所だ。

仮に普通の人間が入りでもしたら一瞬で魔病になる。



 魔病は、大量の魔力溜まりに長時間居続けると起きる現象で理屈としては体内、もしくは皮膚に触れることで一部が焼けたり、腐敗したりすることがある。

 最もマズイところは人間でも魔物になる可能性がある。



そして、あの時代以前から()()()()から存在している奴に会いに行かなきゃならない。



山を越えて竜の状態に戻ると風魔法で当たりの魔力や汚染された空気を弾き飛ばしていく。

次第に風魔法で作った暴風が段々と黒くなっていくが これは魔黒と呼ばれ、別名死の魔力と呼ばれている。あの時代の産物で言わば歩く毒ガスみたいなもの。

一気に浄化することも出来るがそれをするとあの時代の魔物まで活性化させる可能性があるからそんなことは出来ない。



と言っている側からあの時代の王魔と呼ばれる、準神獣級クラスの力を持った魔物の中でも王級と呼ばれるものだ。



前の前にいるのは黒い霧で見えにくいがスライムらしい。

とは言ってもちろんこいつもただのスライムじゃない。

なんでも食べ、何でも溶かす溶液を持った王魔で、捕まったら最後まるでそこには何もなかったかのようなことにしかならなくなる。



そして、その酸は俺にも効くということ。

俺はすぐに上に一旦上昇するとそのまま風魔法を新たに使いそのまま空気を入れ替える。



「結界魔法・七宝結界<浄>」



俺は結界魔法で自由に戦える場を作り出すとそのまま風魔法を止める。

そして簡易召喚を使うと幻想幻武を取り出し後ろの腕に持たせる。そして、もう片方には神盾を持ってそのまま急降下する。



「空の槍・空槍流地」



槍を振動魔法を使い振動させながら槍術を活用しながらそのまま限界までスライムを引き寄せる。

すると触手が伸びてくるとそれを盾ともう一個の槍で切って進む。



スライムには核がある。だからそれを破壊しなけりゃならないんだが困ったことにこいつの核は対外体内じゃなくて近くに隠してある傾向がある。

 だから、仮に倒したとしても永遠と核を破壊しない限り再生し続ける。



「しかもこいつ腐敗が最強クラスなんだよな!」


『キュキュ!!』



触手が伸びてくるとそれを盾や槍で弾いたりガードする。

そうしていると急に上下に動き始めると分裂を始める。

 分裂を始めようとするのですぐに結界に封じ込めようとすると今度は別の王魔が現れてその結界ごと喰らう。四角い箱のような形の結界が一気に黒い王魔によって喰われた。



今度はこれまた王魔のデスワームかよ。

こいつはその気持ち悪いあの螺旋状の口に物を入れ込んで高速で回転して獲物を喰らう。

あいつに捕まったら最後出てくる時はミンチだ。



「簡易召喚。幻影幻武アシュトルト」



俺はこの状態でも引ける弓を取り出す。

この武器はあの大戦時期にも使ってたけどきちんと呼べるみたいで助かった。



「火・混沌・混合魔法・火沌矢」


「グァァ!!」



雄叫びでも怯まずにそのまま消えない炎を矢で放つとそのまま貫通していくと身体中から冥府の岩で貫かれた後青い炎によって一気に燃え上がる。



黒い大地に潜り込みそのまま火を消そうとするがこの地域は魔力が多く神聖属性の雨でも降らない限りあり得ない。



そいつが朽ち果てたのを横目にそいつの肉をしっかり浄化してから食べてながら今後のことを考える。



今の状態だとあそこに行くまでに後3日はかかるか。

魔力は全然大丈夫だが流石にこの状態で3日明けるのはマズイか。



「創造魔法・魔法剣・炎、水、風、土」


「さらに、俺の前の素体を使って、魂霊魔法・帰魂」



俺はあの時の自分の身体に届くように魔法を使って、あの時の身体に自分の魂のカケラを入れることにした。

あとはそれに魔法剣を置いておけば勝手に使用者の魔力を使って適切なな属性魔法を繰り出してくれるはず。

 それに、ここから先はもう、王魔たちの縄張りに入るし、ここじゃあ魔力による座標の確定もできねえ。



「まあ。とにかくあいつと会うまでか」



俺はそれから王魔を相手に苦戦しながらもそのままなんとか4分の1まで来ることが出来た。

ここから先は一変して変わって、人は住んでいないぇど森のエリアに入る。



ここは神秘の森と呼ばれているが実際にはまだあの戦争時代の時にも仕留めきれていない魔物もあそこにはいる。それに、ここの王魔は属性が更に特殊になっている。



「空間魔法・空間把握」



辺りの王魔を調べていると他にも戦っている奴がそこにはいた。空間把握で確認出来るところまで確認しているとそれは久しぶりに会う奴だった。



俺は風魔法で浮遊し、そのまま懐かしのあいつらと会うことに決める。

風魔法で辺りの王魔を倒しながらあの4人がいるところに向かっているとそこには植物系の王魔の大軍がかつての仲間と戦っていた。



「なぁ!これいつまで続くんだよ!」


「あぁ?やるって言ったらやるんだよ!」


「落ちついてよ。朱雀、青龍」


「そうだよ。僕みたいに落ち着いてよ」


「お前はゆっくりし過ぎ!」



相変わらずそんな声が聞こえながら俺は人型の状態のまま大軍に向けて魔法の準備をする。

そんな準備の中あの4人をそれぞれ久しぶりに見た。



確か、最後に見たのが5千年以上前だから、あの戦いからざっと5千ちょいぐらいか。



とにかくあいつらの援護でもしねえとそろそろ全員の魔力も尽きかけそうになってるし、さっさとやらねえとな。



「土魔法・泥沼、影魔法・永床、深淵魔法・深界の人手」



土魔法で大量の王魔の地面を泥にして、その後に木の上に飛んでいるやつらを影魔法と、深淵魔法で影の世界と深淵の世界へと入れ込みその中に大量の毒魔法で満たした空間で封殺する。



「んぁ?この魔法。また新たな王魔か?!」


「ちゃうわ!」


「あれ?空さんだ」


「おお!おひさ!」



こいつらの正体は実は霊獣と呼ばれる、俺らとは違うまた別のやつだ。あの大戦時にあいつらも適合してあんな姿になっている。



 玄武は亀の霊獣で、硬い甲羅とその高い防御力が特徴で、身体は緑色で包まれていて、擬態能力が意外に高い。

 朱雀は鳥の霊獣で、その赤い羽と頭の鶏冠があるところに白い線がある。灼熱の炎と、炎が尽きても何度もすぐに灰から出てくる。ただ、不死鳥と違うのは、使える炎がそれぞれ違う属性ということ。

 白虎は虎の霊獣で、その白い毛並みと毛並みから発生する雷がパチパチとなって、黄色く光るのが特徴だ。雷を最も得意としており、移動速度はフェンリルにも勝る。

 青龍は言わずもがな青い龍で、ユグドラシルと似ているが存在自体が全く異なる龍だ。水と鏡と空を操り、未来を見ることが出来る。



「久しぶりだけどいつ目覚めた?」


「封印石が壊れててそれで起きたよ兄貴」


「そうか。もしかしてマルクトとかネツァフとかが解いたのか?」


「ううん。なんか知らない魔族だった」


「...魔族か」



珍しく青龍が喋っているのを見た3人の顔がまるで珍獣でも見つけたみたいに青龍の方を見ていた。

ただでさえあのカバリオと本当に兄弟なんかじゃないかと思うぐらいグータラな玄武ですら顔が『ん?』みたいな顔をしていた。



「あの、僕そんなに喋らない訳じゃないよ」


「「いや!いや!絶対そんなことないって!」」


「え?本当に?そんなことないって」


「...長文喋ってる。驚き」


「前から青龍はこんな感じだけどな」



うそ!と言って驚いているこの四霊を見ながら俺は少し封印を解いた魔族について考えていた。こいつらを封印したのは俺だけど、あの時のあいつらは知らなかったはず。



なら、ここを知っていて、あの時代の俺たちの状態のあれを解除出来る人物。



「いや、まさかな」



この4人と合流した後は現代の状況の説明や、現在のこの地域一帯の話を聞いて、ここにいる主の場所までやってくることができた。



周りは紫の木々で埋め尽くされ、辺りにある魔力を吸うのがあの黄色の花が吸って、それを吐き出す時には人間なら一息だけでそく倒れる代物だ。



おまけに魔力由来だから防ぎようがない。だけど、今回は朱雀もいれば青龍もいる。



「朱雀、青龍やってくれるか?」


「こんなとこ任せてください!」


「...あとで、布団買って」


「わかったから早くやれ」



はい!という元気な声とその真反対な眠たそうな声を出しながら2人が前に出る。

 今回は、俺と玄武は援護で白虎がその自慢の瞬足でダメージを与える係だ。



「準備できたか?」


「いつでも」


「それじゃあ。対毒結界・ニーズドア」



全員に念のため、毒に耐性がつく結界を張っておくと朱雀と青龍が空に浮かぶ。



「朱炎・聖火」


「天雨・水天」



固有の魔法を使うと朱雀の周りには辺りの魔力を浄化しながら毒を消していく炎を使うと急に森から大量の魔物たちが現れる。すぐに俺が氷魔法で凍らせるとそのままそれを更に氷を増やして落とす。



冷気にやられた王魔を倒しながら。同時に結界の維持とここの主を引っ張り出してこないといけない。



「でも、お前。木だから根っこは弱いよな!!」



俺は竜の状態で身体強化を使って幻想幻武アジダエータを使ってそのまま地面に突き刺す。

そしてそのまま火魔法と、溶岩魔法で水分を奪いそのまま森を動かす。



大事なパイプになっているようなところを見つけるとそこに向かって、砂魔法で貫き、そのまま雷魔法で一気に電波させ帯電させる。



「後は任せて。水天・床波」



青龍が天候を操り、大雨を降らすとそれが渇いた木に入り込むと次々と木々が内側から裂けるように破裂する。根っこを辿っていくと更に次々と壊れ始めやがて大きな木がひょっこりと伸びてきた。



「これは私たちに任せてくだされ」


「わかった」



俺は少し下がり人型に戻ると4人の後ろに行く。

 知らないうちに成長したなと思うのはいいな。ダチだからすげえ嬉しい。前よりも霊法術が使えてるし、それにアレンジだってしてる。



あのジジイに稽古でもつけてもらえば更に良くなるかもな。



「4人でやれるか?」


「やれます!」


「えー。玄武もなんか言ってよ。空さん無理言うんだけど」


「...我は行けると思う」



こいつら相変わらず協調性がないというか、なんというか。これでもが一人一人で国に大打撃を与えられる程の力はあるんだけどな。



それはともかく、この魔力の高まり具合から察するにどうやら本当にここの主なのが分かる。

 一斉に蔦が伸びてくるとそのまま花を一斉に咲かせようとするが朱雀と青龍が使った霊法術によってだいぶ威力が弱まっていた。



「朱雀。援護を頼む」


「わかった。玄武は力を溜めてて。青龍と白虎はなんとかして相手の動きを止めて」



2人は分かったと言うと俺は1人武器を地面に突き刺し影魔法で辺りにいる魔物や王魔を蹴散らしておく。

 近づいてくる王魔には直接倒しに行く。すると、どうやら戦闘が始まったようだ。



朱雀の3色の炎がトレントを燃やし始めると青龍が風を操り、炎の威力を底上げし、白虎はのけ反った瞬間を見逃さずそのままその鋭い雷を纏った爪で深く傷をつける。



 朱雀は空を飛んで大きな攻撃が飛んでこないように腕や根っこを中心に炎で燃やし、再生する枝や木を青龍の作り出した水龍が喰らいす。



白虎は上手く2人の攻撃を避けつつそのままトレントに着実にダメージを与えていく。



「天北・神雷の如き」



白虎が木々を登り、瞬足で移動するとそのまま空中を足場にするとそのまま雷の如く速さで大きくなった雷爪で左半身を切り裂く。



「全員離れて!玄華・蓬生」



 地面が深く抉れるとそこからは血に塗れた大地の牙が現れ、そのまま白虎が切り裂いた一部を再生している間のところに現れるとそのまま一噛みすると次第に黒くなっていきトレントの身体を喰らい始める。



すると、トレントの身体は次第にボロボロと魔力を溢しながら再生速度が衰え、次第に血に濡れた大地の牙の攻撃が止まる。

 血に濡れた大地の牙は、トレントの毒と魔力を吸い込み、次第に花が咲く。



「ーーーーー?!!」



それがトレントの身体を覆い尽くすと毒のついた花が血の花に変わり、内側から破壊する。



「一番グロいよね。これ」


「我も、思ったよりこの地で血がこんなにもあると思わんだ」



 玄武が戦ったところを見たところは片手で数えるぐらいだったが、まさか大地にある血や魔力、喰らった対象に対して弱点を突く攻撃が出来るとは思ってなかったぞ。



それに、朱雀の炎も良かったし、青龍の雨の攻撃での援護もよかった。白虎はその早い足と鋭い爪で場を掻き乱して隙を作るのが上手くなった。



「最高だ。お前ら!」


「ま、まあ」


「我、喜ぶ」


「世界樹竜様に褒められた!」


「...じゃあ寝かせて」



 こんなに喜んではいるが、実際こいつらの覚醒はまだ終わってないから、まだ先があるはず。それに今後こいつたちが強くなれば、魔神との戦いでも大きく活躍してくれる。



「それで次はどこに行くの?」


「メルドリエの迷宮だ」


「えー!あの陰湿女が作った迷宮行くの?」


「あのグータラ姫を起こしに行くぞ」



えー!と言いながらその隙に逃げようとする玄武と青龍を捕まえるとそのまま拘束魔法で拘束し、巨大化した状態でその2人をつかんで迷宮まで全員を載せて行くことになった。

















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