4-6 黄昏の聖女と世界の守護竜
俺はティアが出て行くとそのままティアを追いかける。道中でメイドの人や族長達に話を聞き
ティアを探し回った。
「ティア!さっきはごめん」
「、、、、別に怒ってないわよ」
「そう、ならよかった」
「でも空いいの久しぶりに兄妹と会ったのにもっと話さなくても」
「まあ家族だからな言わなくても大抵のことはわかる」
そういつもそんな目をする。
そんな悲しそうな目を、いつも家族のことを言う時はいつも。
ティアは空の見えない所で拳を硬く握っていた。
「けどだからこそなんだよそれに女の子が泣いてたら優しく慰めるのが男だろ」
「空」
ティアはたった一言を言うとそのまま泣き止む。
空が指でティアの目にあった涙を掬いとる。
空は優しく引き寄せるとそのままティアをお姫様様抱っこをするとすぐに竜の状態になりそのまま空を飛ぶ。
「きゃぁー!!」
「ごめんごめんティア急にね」
「いいけどさっきのはちょっと恥ずかしかった」
「え、うん」
空はティアの可愛い所を見てしまったとちょっと特をした気分になった。
◈◈◈
空とティアが二人で話している間に守は一人世界魔法で一人何かを探していた。
そんな兄に一人ジロジロ見ている弟たちがいた。
「あるけど無いってどういうことだ」
「どうしたん兄ちゃんそんな難しい顔して」
「いや何でもないそれじゃあ用意出来たか」
「うんばっちし」
そう言うと三人は部屋を出るとそのまま外に出ると守は一人メイドに手紙を渡すと三人は神獣になり飛んでいく。
◆◆◆◆
空はティアを乗せた後兄が行っていた場所に向かっていた。
ティアは初めてくる場所だったので内心結構ワクワクしていた。
下を見れば森ばかりで景色が全く変わらないが時々砂漠のような場所もありそこにはオアシスが存在しており時々竜人が近くにいると手を振ってくる。
そして森を抜けると今度は大きな山脈があり空は一旦そこで休憩にすることにした。
「ティア休憩しようか一旦」
「そうだねちょうどお昼には丁度いい時間だもんね」
空は麓まで行動を下げそのまま麓につくとすぐに人化するとそのまま魔法で服を着るとそのまま一部草原になっている所で座る。
「ねえ空さっきの魔法ってどうやってるの?」
「これは魔力を繊細な糸状にして後は自分作りたい服をイメージしてそれを物質化してさらに魔力を込めることで防御力も上がるし自分の鱗を使ってるから並の鎧よりも硬いと思うよ」
「ちょっとやって見ようかなここなら誰もいないし」
「それなら最初は手袋にしてみたら流石にここでは不味いし」
「魔力で作られた糸は本人の魔力の色を表すからね」
「魔力鑑定装置みたいな?」
「それはまた違うかなあれだと本人の適正しかわかないし逆に光らないと無能とか貴族では言われりするだろう?」
貴族の間では魔術適正を見るために10歳になると魔力鑑定装置で適正を調べることでその得意適正を伸ばすか副属性である物を伸ばすが基本的にそれはなく基本は適正属性を伸ばすこととなる。
だが稀に全く反応を見せない属性が存在する。
結界魔法、血魔法、精錬魔法、精霊魔法、空間魔法、時間魔法、植物魔法、言霊魔法、創造魔法、原初魔法などでは全く魔力鑑定装置が反応しない場合がある。
それには理由がありそれらの属性は基本属性とは違いその魔法自体は無属性魔法に分類されるため魔法鑑定装置で色が現れないということがよく有る。
「けど私の神聖魔法と光魔法は白く光ったよ」
「それはお互いに白という原初魔法の系統に属しているからなんだよ」
「それだったら火っだたら赤みたいな」
「そういうことだから魔力で作った糸は自分の本来の色を表す物なんだ」
「じゃあ空はどんな色?」
「計ったことないからわかんないや」
「空は全属性の魔法を使えるから虹色にでもなりそうだけど」
「そうだったらいいね」
「おーい空行くぞ」
上から大きな影が見えると思うと空を飛んでいたのは守だった。
守の上にはヨルやルリアが乗っていた。
ヨルとルリアが降りてくるとその後ろからホロとカバリオも出てくる。
「今からお昼食べるけど皆で食べる?」
「「「「食べる!!!」」」」
そう言うと皆がティアの方に駆け寄って行く。
ティアは持って来ていたシートを草の上に敷くと皆がそこに座り始める。
空はティアの隣で空の隣が守でヨルとルリアは隣どうしでホロとカバリオも隣どうしで座っていた。
「ティアお姉ちゃん今日のお昼は?!」
ルリアが満面の笑みでティアの方に行くとティアは後ろから木で作られたバスケットからたくさんの食べ物が出てくる。
食べ物の中にはサンドイッチやおにぎりやお肉料理が入っていた。
「さあ皆どうぞゆっくり食べてね」
「「「「「「いただきます!」」」」」」
そう言うと皆は空が水魔法で出した水で手を綺麗にしてティアの神聖魔法で浄化すると空の風魔法で手にある水気をとるとそのまま食べ始める。
「このおにぎりの具梅干し入ってる」
「こっちは鶏肉だ」
「僕らのは福神漬だね」
「俺は煮卵だな」
「空俺もだぞ!!」
ティアは一人チーズとレタスとトマトを挟んだサンドイッチを食べていた。
皆本当に仲がいいわね空もあんなに喜んでるし竜帝の料理人の人にレシピを教えてもらっておいてよかった。
その後もおにぎりや肉料理で騒ぎが怒ることになったがティアが少しだけ怒ると皆が静かになりそのまままた食べ始める。
「そうだなこんな天気のいい日なら」
『幻想魔法春の訪れ』
空が山で魔法を使うと山一面に桜が満開の状態で突然現れる。
「こんなに眺めがいいと酒が欲しくなるな」
「欲しいなら自分で持ってこいよ兄貴」
「冗談だって」
空と守は二人でじゃれていた。
あああの二人のここにいたらよかったのに。
こんなにも楽しいのに、けどあいつらはこの国を護るために戦った。それを悔やんでも仕方がないことはわかっている。けど、それでもこの時間はあの二人にも見せてやりたかった。
「空そろそろ行くか?」
「いいよ、準備はOK?」
「「OK!!!」」
そう言うと片付けを済ませるとそのまま全員は守か空の上に乗りまた禁忌地帯に向けて飛び立つ。
マルクトは一人城下町に出ていた。
城下町にはたくさんの竜人がいた。
買い物をする人や商品を売ったりなど竜人達の営みが見られた。
「おじさんこれ2本ちょうだい」
「ホグの串2本ね30ギルだよ」
「これ使える?」
マルクトはホグの串を2本貰うとお金を払おうとするが店の店主が驚いた表情を見せる。
「あんた何もんだ?」
「あなたも詮索は無しでねそれは上げるわ」
「ちょっとこれじゃあもらい過ぎだ!」
店主はマルクトを追いかけようとするがすぐに見えなくなってしまいその場で元の場所に戻る。
「これは流石にもらい過ぎだ」
店主が握っているのはまだこの国が出来る前のまだ竜人族がまだ生まれていなかった時代のことだ。
マルクトが店主に払ったのはその時代に造られた記念ギルだった。
ちなみにギルというのはこの世界の硬貨でこれは世界でどこでも使える硬化だがその中にもランクが存在する。
石貨 1ギル
銅貨 10ギル
銀貨 100ギル
金貨 1000ギル
白銀貨 10000ギル
記念金貨 100000ギル (1枚につき)
さっきマルクトが出したのは記念金貨の方でこれさえ出せば市民の人ならば3世代までなら食いっぱぐれないだろう。
貴族なら大きな事業に乗り出せるし投資をしても全然余る位の価値だ。
「ネツァフ」
「マルクト命令違反は罰則がありますがよろしいですか?」
「うん、まあもう楽しんだしいいかな」
そう言うとマルクトは急に現れたネツァフと共に深い闇に中に潜っていく。
「さあ賽はもう既に投げられたこれからが楽しみだ」
空達は山脈を抜けるとすぐに砂漠と森が混在した場所に出る。
ここの領域には多くの魔物が生息しており魔物暴走が起きないように年に何回か竜人族が供物を捧げに来るために何度かやってくる。
「ジャイアントワームかカバリオやるか?」
「やったーちょうど小腹が空いてたんだよね」
そう言うとカバリオは一人空の背中から飛び降りるとそのまま神獣化しそのまま巨大な口を開けたワームに立ち向かう。
カバリオはそのままジャイアントワームに対して全体重で降り注ぐと周りの砂が煙幕の変わりになりカバリオはその間に距離を詰める。
「おやつだ!!!」
カバリオはその大きな巨体でワームが突っ込もうとしてくるがそのまま持ち上げるとそのまま後ろに投げとばす。
「土魔法ストーンブラスト」
「白亜の咆哮」
カバリオが詠唱をしながら地面に手を突っ込むとそのまま地面から石が礫になってワームに飛んでいくとワームの動きが止まった瞬間に咆哮を放つとそのままワームは痙攣したような動きを見せるとそのままカバリオはワームに対して覆い被ぶさるとそのままワームに食らいつく。
「いただきまーす」
カバリオがワームを食べているのを見ていた他の面々は苦い顔をしていた。
そのまま砂漠林を抜けると今度は色彩豊かな木々が多くある場所を見つけると空達は妙な気配に気がつく。
この感覚は、いや、絶対にありえない。
だけどだとしたらこれはいったい。
「兄貴これって」
「ああこれはあいつの気配に似てるな」
空達は急降下して森の方に落ちていくと途中でセナとレイリーが走ってくるのが見えた。
その後ろにはもう一人黄昏時のような髪色をした少女が後ろで立っていた。
「おーいセナ」
空が遠くにいるセナに声をかけるとゆっくりだがこちらに進んでくる。
一人の少女とレイリーはエルダーウルフとダークキャッツの上に乗っていた。
「え?ドラゴンが喋ってる?!」
一人の少女が空達を見るとエルダーウルフから落ちそうになるがエルダーウルフが間一髪の所で牙を使って少女の服を掴む。
「ありがとうエアル助かったよ」
少女がエルダーウルフの頭を撫でているとエルダーウルフはじっとして尻尾をブンブンと振っていて後ろ側の土が抉れていた。
だがすぐに止まると今度は少女を下ろすと今度はダークキャッツと共に空の方へ走ってくる。
走っていくと急に噛みつき始めたりと攻撃を開始し始めた。
「ちょっとこの犬っころと猫どうにかしてくれ!!」
「あのお嬢さんあなたはひょっとして魔物使いかな?」
空の上からティアがジャンプをして地面に着地するとすぐにティアはアイラスの元にいくと頭を撫でてやるとすぐにアイラスは落ち着きを取り戻す。
「まあ場所もなんだし場所移すか」
「そうだね一旦竜人族の国に帰るか」
長くなった。




