4-0芽生えるのは希望かはたまた絶望を喚ぶ唄か。
4章スタートです。
それと4000pv越えましたありがとうございます。
ここは竜人族の国が定めている禁忌地帯で今は誰も住んでいない。
禁忌地帯というのはかつて人と魔族の間で戦争があった時の戦場後のことだ。
戦場では多くの人族と多くの魔族がいた。
戦争を持ちかけたのは人間側の方だった。
人間側は魔族がいる場所の資源が必要であったため魔族領側に侵攻してきた。
人間側はそもそもとして魔族というのをよく知らなかった。
魔族は人間にはない魔魂と言われる特殊な器官を持っていてそれがあると魔法を制御することが出来る。
それに対して人族は魔法を模倣する様に魔術を作った。
術式を魔力を使って導きだし詠唱によって最適な使用魔力を使うことが出来る。
そして今ではこの場所は先の戦いによって既に浄化されておりしかも世界樹の影響下にあるため魔物は一切とはいわないがそこまでの強い魔物は存在していない。
だが世界樹の影響によりスライムなどでもユニーク魔物が発生することもある。
そこで唯一強いと言われているのは獣神と呼ばれている祖竜と精霊との間に出来た唯一無二の存在だ。
この獣神と呼ばれている魔物は竜と精霊との間に出来たため竜族で一部の種族で神獣信仰の対象になっていた。
獣神と呼ばれた魔物の容姿は見る物を圧倒するような顔つきと惚惚するような肉体で出来ている。
4足歩行で翼があり飛ぶこともできるしなんなら半精霊であるため魔力消費を極限にまで抑えて魔法が使えたりする。
たまにキマイラとかキメラとかに間違われるがそれはこの大きい翼とこの緑なのか白なのかわからない尻尾のせいだろう。
だが獣神自体はただの魔物なのでたまに供物とか言われて食べ物を置いていかれるがそもそもとしてあまり食べなくても生きていけたため供物を残していたが余りに残すと竜人族が顔色を伺ってくるので食べるしかなかったりする。
そしてそんな獣神と呼ばれた魔物は一人禁忌地帯のある泉に来ていた。
「この辺りは何も起きて、」
その時周りの森が歓声を上げるかのように葉っぱから音が出る。
すると精霊が見えるほど集まってくるのを感じていた。
「なんだこれはいったい」
その時泉の真ん中から泣き声が聞こえた。
産まれたてだろうか人間の赤ちゃんのような泣き声が聞こえてくると獣神は近づく。
泉の中に入るとなぜか懐かしいという感覚におそわれる。
それは決して嫌な感覚ではなくむしろここちいいとすら思える程だった。
ふと周りを見ると森からたくさんの魔物が声に導かれたのかわからないが出てくる。
だが襲いに行くというよりはまるで宝物を扱うようにゆっくりと進んでいった。
『元気でね私達の愛しい娘』
その時風に乗せられて僅かだが声が聞こえた。
それはまるで娘を離したくはないが離さなければならない理由が伝わってくる。
「きっと何かあったのだろうな」
そういうと獣神は泣き声の方に向かう。
すると黒いローブと黒い帽子を被った女が乳児を抱き抱えると何か話すと泣き止んで笑顔になる。
「お主は」
そう言うと黒いローブの女は籠の中にを優しく置き走っていった。
黒い帽子から少し見えたのは少し大きめの黒い角だった。
「すまない今は頼む獣神」
そう言うとさらにスピードを上げて森を抜けていくが次第に見えなくなっていった。
すると獣神は幼児を見ると幼児に紋章が出ていることに気がついた。
それが幼児の身体に入り込むと真っ黒だった髪が黄昏の色に変わる。
「これは精霊の祝福と魔王の加護か?」
精霊の祝福は精霊に認められた物につく物で余程精霊に好かれないともらえない物だ。
魔王の加護に関してはよくわからないがさっきの魔物達のことを見ると魔物に好かれるような
物ではないだろうか。
獣神は籠を尻尾を使って頭に乗せようとすると木の影から魔物が現れる。
エルダーウルフとエンシェントナイトとダークキャッツだった。
どれもこれも今ではほとんど存在していないような魔物ばかりだった。
しかもエンシェントナイトに関しては珍しいという度を超えていた。
エンシェントナイトは本来アンデッドになるはずだったアンデッドがアンデッドになる瞬間に聖の光に耐えそのまま進化することによってなるといういわば存在自体が伝説級の魔物だった。
「その幼児を護るのか?」
「グルッ!」
エルダーウルフに聞くと吠える。
だがすぐに頭に乗せるように自分の顎を上げる。
すると獣神はそのまま自分の大きな尻尾を使って幼児が入っている籠を頭の上に載せる。
そしてそのまま自分の住みかに帰っていこうとするとさっきのウルフ達が付いてくる。
「大所帯になったもんだ」
自分が住んでいた寝床にはいつのまにか魔物で溢れかえっていた。
そういえば名前をつけていなかったな。
確か竜人族で黄昏はアイラって意味だったような気がするからそうだな。
「よし今日からこの娘はアイラスだ」
「バァい!」
名前をつけて上げるととても喜んでいた。
その笑顔は魔物達ですら笑顔にさせていた。
「さて子育てはやったことないが頑張るかの」
それからは大変な毎日だった。
子育てなんてものは今までしたことがなく何回も失敗しては成功していき次第にこの娘に愛着が湧いていた。
たまに竜人族が来るのでその時は隠していた。
その時の供物でたまに本を送ってくれるフェンリルがいたそれを読んで私はその本をアイラスに渡すことにした。
するとアイラスはすぐに本を読もうとしたが文字を教えていないことに気がついたので教えることにした。
本を使って読み聞かせしたりたまにくるフェンリルと遊んでいたりした。
たちまち言葉を覚えていったある日だった。
「えるは」
「おお!アイラスが喋ったぞ!」
「あい!」
そうアイラスは話せるようになったのだ。
それからは自分で立てるようになったり自分で言葉を話すことが出来るようになった。
自分で立った時はかなり嬉しかったことを覚えている。
それから時が過ぎアイラスが4歳辺りになった頃だろうか竜人族の巫女とフェンリルの族長の娘がよくここに親の目を盗んでよく遊びに来ていた。
「ねえアイラス今日は何して遊ぶ?」
「私は今日町にいきたーい」
「えーと私は」
アイラスがこちらを見てくると私は首を縦に振る。
これも可愛い娘のためだそれにそろそろだろう。
「え、うんちょっと行ってくるね」
「ちょっと待っておれ渡したい物がある」
エルハはいつも供物が置いてあるところにある物を隠していた。
たまにエルハはエンシェントナイトを町に向かわせてある物を買ってもらってきていた。
「アイラス誕生日おめでとう」
私は尻尾から服を見せる。
それをアイラスに渡す。
「すまないな今までそんな服しか着させられなくて」
「......あり、がとう」
そう言うとアイラスは服を持って寝床に向かっていく。
するとウルフ達とさっきの巫女連中がついていく。
「これであの娘もあの国に居やすいだろう」
エルハはその後少し地面で寝そべっているとアイラスがさっき渡した服を着ていた。
黄昏の色の髪に合うように白の服を買って着てもらった。
「そ、そのどうかなエルハ」
「似合っているぞ、それとすまんな今まで麻でしか服を着せられんくて」
「いい、の嬉しいかったからあのもう行くね」
そう言うと今度こそ国に向かって歩いていった。
ウルフ達もいることだし大丈夫だろう。
竜人族の国
アイラス達は禁忌地帯を抜けて関所の裏道から
通過して国の中に入っていく。
「スゴい!」
アイラスにとっては初めての景色ですごく好奇心が爆発していた。
辺りは森では見たことのない建物や白い大きな家?みたいな物があった。
周りを見ていると噴水の近くに像がたくさんあった。
「ねえこれってだあれ」
「これはね」
左から順に言っていった。
世界竜 バハムート
深海竜 リヴァイアサン
狼王 フェンリル
不死鳥 フェニックス
大蛇 ヤマタノオロチ
大地竜 ベヒーモス
||||||||竜 """"""""""""""""""""
魔王 グレイブ
聖女 ティア
なぜか一つの像だけ壊されていた。
なぜかアイラスは無性に気になった。
「ねえレイリーこの竜さんだけなんで名前とか像が壊されているの?」
「わかんないだって大人が教えてくれないんだもん」
「私知ってるよ確か昔に大暴れした神獣の一人なんでしょ」
「ちょっとこっち来なお嬢さん達」
そう言うと全員手を引っ張られて店に連れていかれるとウルフ達もついていく。
店の中に入ると薬の匂いがした。
「ここはなんのお店?」
アイラスがそう言うとさっき手を引いてくれていた人は少し驚いた表情を見せる。
アイラスは本当に知らないという顔をしていたためビックリしていた。
「ここはね薬屋だよ」
周りには薬が色々並べられていた。
小さいガラス瓶の中に色々な薬草やキクロプスの目や魔石が売られていた。
「それでお嬢さん達どうしてここに特にそのお嬢ちゃんは」
そう言うとフェンリルがアイラスの前に出る。
するとフェンリルがみるみる内に人の姿になる。
すると店員は膝をついて頭を垂れていた。
するとフェンリルは女の子になっていった。
その髪は炎のように赤く少し紫のメッシュが入っていた。
それは炎と雷の象徴でもあった。
「頭を上げよ私は今友と遊んでおるからよい」
「それと少し迷惑をかけたな」
そう言うとフェンリルは自分の牙を1本抜くとその店員に渡した。
すると店員は涙ぐみながらありがたやありがたやと言っていた。
「あれなんでレイリーちゃんもしてるの?」
「よいレイリーお主までやられるとちょっとこそばゆいわ」
「そうおっしゃるのなら」
そう言うといつものレイリーに戻る。
ウルフ達が店の中に入ってくる。
「ガルル!」
「まあ待て私だ」
すると一瞬だけまたフェンリルになりすぐに人間に戻った。
アイラスは不思議そうに見えていた。
「さわってもいい?」
「嫌じゃ!いつも妾の毛をよだれだらけにするじゃろ!」
「ねえちょっとだけ」
そう言うとフェンリルとアイラスは店の中で走り回っていた。
しばらくやっていると店員が。
「あの神獣様そこの人間は罰しないのでしょうか」
「知らん!これは私の友だマイフレンドだ!」
「第一両親の決めたことなど知らぬわ!行くぞみな」
そう言うとフェンリルは外に出ていく。
するとアイラスが後ろを振り返って。
「あの店員さん人間はここにいたらダメ、なの?」
「そ、それは」
「アイラス!行こ!」
「え、うん」
そのままレイリーに手を引っ張られ出ていく。
すると外に出ると衛兵がいた竜人族の衛兵だ。
「姫様何をしておられるのですかそれとレイリー様も」
「まさかまた禁忌地帯に行ったのではないでしょうね」
そう聞かれた二人は黙ってそのままウルフやキャッツの上に乗り逃げていった。
アイラスはエンシェントナイトに抱き抱えられ
エンシェントナイトが隠蔽の魔法を使うことによって見つかるのを未然に防いでいた。
「アイラス様どうかお静かにお願いしますね」
「喋れたんだナイト、あ」
「とにかく一旦返りますよ」
『転移"』
そう言うとエンシェントナイトに転移で家に帰ることになった。
「エンシェントナイトか」
エンシェントナイトが転移の魔法を使ってエルハの棲みかに戻ってくる。
エルハは寝床で横になり魚を食べていた。
それを見てアイラスが微笑む。
するとこちらにやって来てエルハの隣に座る。
「臭くないか」
「うん、大丈夫」
「、、、、、、」
そう言うとセシルは黙り込んでしまう。
だがエルハがすぐに話しかける。
「何かあったのか?」
「、、、、、うん」
「あのエルハ様実はアイラス様が町に行った時に竜人に少し言われまして」
「そうか、まだ早かったか、、、、」
エルハは少し考える素振りを見せるとアイラスがこちらに顔を近付けてくる。
「どうした?」
「あのね人間、って嫌われてるの?」
「、、、、そうじゃの」
やはりか、まだ早かったかもしれんな。
こんなことになるなら最初から辞めておけと言えばよかっただろうか。
「前も絵本で言ったが人間族は大昔に竜狩りをしておったんじゃ」
竜狩りとはまだ未開拓地域にまだ国が存在していなかった時のことである。
竜は人間界に行っては作物を荒らしたり宝物を好む傾向がありよく竜は人間界で暴れ回っていた。
だが竜は殆んど群れることはなく基本的には単独で動き繁殖期に入ると群れでいることもある。
特に多かったのは下位の飛龍であったり成竜に成り立ての竜が多く人間界に行っていた。
だが邪竜と呼ばれる竜族は度々国を滅ぼしたりしていたがそれはあくまでも邪竜であり他の竜族は外界に出ることすらなかった。
だから人間族は上位竜や竜王なんて存在は知らなかった。
だがある時人間族側は戦争を仕掛けてきた。
今まで防戦一方だったはずの人間族はまるで竜族の弱点を知っているかのような戦いを見せた。
そのせいか竜族は応戦せざる追えなくなったが
誰が戦っても勝てる戦はなく各種族の上位竜や竜王達が今度は押し返すと今度は勇者召喚という手を使ってきた。
倒された竜は人間の武具になったり首を吊るされ晒し物にされた。
その中には当然上位竜や竜王の混ざっていた。
竜族は酷く怒り各国に戦争を仕掛けるがたいした戦力もなく人間に弄ばれ見せ物にされまた調教され闘技場で同族殺しをさせるなど悪行を尽くした。
結果戦争は人間側の勝利だったがある人物により竜族は難を逃れることが出来た。
そしてその戦争中にも神獣も参加しており多くの竜を守ったことから今では子孫である竜人族には神様扱いを受け信仰を今でも続けている。
「アイラス竜人族の国は嫌か?」
「うーんわかんない、けどあのかんじはいや」
「そうか、」
何か対策を考えねばなと思うエルハだった。
それからはレイリーとフェンリルが帰ってくるとウルフとキャッツがこちらを睨み付けてきた。
これははどうやら相当怒っているなと思った。
それから約11年後アイラスは15歳になった。アイラスは15歳になるまで全く竜人族の国に行かなかったがたまに来るレイリーとフェンリルと遊んでいたがレイリーは10歳になると巫女の継承試験を受けなければならないらしく暫く顔を見せにこなかった。
「ねえエルハ私、竜人族の国に行って見たい」
「よいのかアイラスよお主は」
「いいの、そろそろ私成人なんでしょ」
「まあそうだが」
エルハはなんとなくアイラスと離れるのが嫌なのかあまり行くことを勧めなかったがフェンリルが一緒に行くと言ったので試しに見て見ることにした。
「行ってもいいがちょっと待っておれ」
エルハは木の後ろに行ってたまに出る竜人族の盗賊団を壊滅させて手に入れた中から取りだそうとすると急に後ろから尻尾をつつかれる。
「なんじゃアイラス」
振り返るとそこにはエルフがいた、
いや、正しくはエンシェントエルフだった。
白い長い髪にエメラルドを思わせるような緑の目のエルフがいた。
こやつ全く気配を感じなかったぞ。
だが相手はどうやら攻撃の意思はないようで普通に話しかけてくる。
「エルハデスヤで間違いないか?」
「そうだがお主は」
「名乗る程でもないが強いて言うなら魔道王のメイドだ」
エルハは固まるなぜかと言うと冗談を言ってりうようには聞こえないのだが内容が余りにも急過ぎて頭が付いていっていなかった。
「これをあの娘に」
「これはまた、、、、」
「あんたはあの娘の母親か?」
「いえ、違います」
そう言うと森の中を走っていくと途中で転移してどこかへ消えていった。
そのままエルハはもらった物を見てみるとそれは魔道具だった。
それは姿を少しだけ変えられるという代物だった。
「これはやっぱりかの」
それからエルハはアイラスの所に戻るとそのままアイラスにさっきの魔道具を渡す。
それを首にかけるとそのまま魔力を感知して竜人族の姿になる。
黄昏のような髪の上にちょこんと竜の証である
立派な2本の角がそこにはあった。
「すごいねこれ」
「よく似合っておるぞアイラスよ」
「うんありがとうエルハ」
アイラスはエルハを抱き締めると手を放しそのままフェンリルを呼んで国に遊びに行った。
「まあかわいい子は旅をさせよというものか」
アイラスはエルハと別れた後フェンリルと一緒に国に向かっていた。国はすぐそばにあって約3時間程度で行くことができる。
「アイラス妾は今日いう日を待っておったぞ」
「うん、私も、だけど私ずっと森にいたから常識とか大丈夫かな?」
「大丈夫じゃ妾が教えるわい」
「ありがとうセナちゃん」
「ちゃんずけやめーい」
そんなことを言いながらセナの上に乗って走っていると空が急に暗くなる。
「雨かな?」
「.....................」
「セナちゃん?」
セナは上を向いていた上を見ると真っ白い大きな竜と真っ黒いけど夜空の色をした竜がいた。
「あのお方達は!」
「すごーく大きいね!」
「ちょっアイラス!」
そんなことを言っていると二頭の竜が下に降りてきた。すると背中から色々人が降りてくる。
その度にセナちゃんの顔が青ざめていく。
「なあ兄貴ここにフェンリルと不死鳥いんの」
「おい!空子供がビビってるだろ」
「そうよグレ、じゃなかったソラ!」
守がアイラスの方を向くとアイラスは首をかしげる。
「なあそこのちっこいの」
アイラスとセナはお互いに指を指しあって首をまたかしげる。
「も、し、かして私ですか食べても美味しくないですよ!」
「そうか?何かいい匂いするぞ」
これがアイラスと守の出会いだった。
これは運命の出会いが再生か破滅の始まりか。
これにて4章の始まりですここまで見ていただきありがとうございました。
これからも頑張って行こうと思います!!
それとキャラの紹介とかもできればいなと思ってます。




