3ー8思い出した記憶と新たな決意
星霊王
私は魔道王との約束を守り別世界へのゲートを創りそしてこの塔を作った。
そして私は世界に危機が訪れるその日まで眠り続ける。
だけどその時が来るまではこの娘に全てを託さないといけないなんて。
私は精霊王と大精霊達を創りだしここの統治と
治安とここの庭園の場所を守ってもらわないと。
その後私は大精霊達を各地に配置し、神獣達の復活を待った。
そして手元には下位精霊達を残し、娘を産み。
眠るまではただその過程が楽しかった。
「おーいワシじゃ」
「なんだ晴明か」
ある時これは私が眠る前に一人だけ帰ってきていた。
帰ってくるともう少しで私は眠らないといけない。
その間に晴明には頼まなきゃならない。
そして私は晴明に頼んで娘のセシルを頼むことにした。
「セシルと他のみんなを頼んだわよ」
「わかってる、けど、起きられるのか?」
「わからない、けど起きるわ絶対」
「わかった」
それから私は異形の姿のまま眠りについた。
現代
私は何故か起きることが出来た。
これは起きることが必要だったということ?
その時寝ていた所の屋根が吹き飛ぶ。
何よ今起きたばっかなのに。
「なんだよこの変な像は」
「いやこれは違うと思う」
少年二人が空を跳んでいた。
私はすぐに動こうとしたが動けなかった。
二人は帰っていく。
何か異質なものを感じた。
悪ではない、けどこれは。
私は急いで起き上がる、何故かセシルが危険なことになっていると思った。
「セシル!?」
私は急いで起き上がり念のために大精霊達を召集する。
時間はかかるけどやっておいて損はないかもしれないし。
そして、
「セシル大丈夫?!」
「お母さん?!」
セシルの前に一人の異形が立っていた。
それは慎重が高く、人間のようで人間ではないがそれは大きなドレスを被りバラの衣装をしていた。
「セシル、あれは一体だれ?」
「あれは私のソラだよ!」
「そう」
だけど、あの竜は一体、けど竜は守しかいないはずなのに。
それでもとにかくあの様子は絶対におかしい。
私はセシルの頭を撫でる。
「お母さんソラを助けて!」
「もちろん娘の初めてのお願いだもの叶えるわ」
私はロボットに近くと手をかざして大気中から
電気をかき集めるそれをロボットに注いでやるとロボットが再起動を始める。
「ロボットさんセシル頼むわね」
「おまかせを博士」
「あら覚えてたの」
私はそう言うと黒い竜の方に向かう。
「貴様はこれで動けまい」
黒い竜がこちらを睨み着けてくる。
司祭は少し恐怖を覚えるがすぐに動く。
「神聖魔法断罪の刃」
結界内に無数の刃が黒い竜に襲いかかる。
それをまともに受けるが効果はないようだった。
「もしや対魔法結界か」
「─────!!!」
また暴れ始めた、こんどはブレスをするようだ。
口に高密度のエネルギーを感じる。
それを吐き出すのかと思うとなにやら結界をダだすとそれに向かってブレスをする。
たちまち結界は破られその司祭ごと焼き払った。
「これはやっぱり守ではないな」
守なら身体の色が銀色のはずだ。
それに、この魔物からは神聖エネルギーを感じい。
「お母さんソラどうなってるの?」
「大丈夫ちゃんと戻すわ」
彼が本当に神獣ならね。
「星魔法隕石降下」
宇宙から隕石を操作してこの黒いドラゴンに当てる。
それを避けるかと思っていると降ってくた隕石を食べ始める。
「あなたそれ有害よ!」
どんどん降らせて行くがどんどん食べて行く。
すると身体が大きくなる。
さっきまでは私よりも小さかったはずなのに。
これじゃあまるであの時現れた神獣と同じ大きさじゃない。
「星魔法生命浄化」
黒い竜の魂自体に浄化をかける、
「これは貴方やっぱり」
彼は魔物でもなく生き物ですらなくなってきている。
止めないとこれ以上進行する前に。
「■魔法星蘭の爆炎」
その時星が割れるんじゃないかという衝撃が私の前からくる。
いけないここでやっていては下界の方にも被害が出てしまう。
私は一旦黒い竜を担ぎ上げそのまま大気圏を抜け宇宙に出た。
「誰かは知らないけど娘の為に貴方を正気に戻すわ」
「グ*☆”Д◆Ψ!┣」
なにやらこちらを見ると同様しているようだ。
黒い竜から負のオーラが出てくる。
それから槍やら剣やらを滅多打ちにしてくる。
「星魔法霊脈廻廊*集」
「■魔法贖罪の■」
地球の霊脈から力が集まる。
黒の竜からは黒い力が集まり黒い十字架になる。
「霊脈槍レイライン」
「クロ■トリガー」
黒の十字架から黒いレーザーがとんでくるがそれを槍で弾き飛ばす。
ピンク色の槍が削れる。
少しだけ身体に当たると身体が何かに侵される
この感覚は別の何かになる時の、
「星魔法星花」
黒い竜に花が咲く。
宇宙に大きな白い花が。
それが地球全体を光で包み込むようだ。
「僕、いや俺は何をしていた」
気づいたら人間に変わっていた。
これはいったい何が起きていたんだ?
目の前には何やら変な格好をした人?がいた。
「あなたやっぱり守の弟ね」
「兄ちゃんを知っているのか?」
「いえ、今のことは何一つとして知らないの」
「だけどね」
何やら異形がこっちに近いてくる。
するとそっと抱き締めて来た。
「よく頑張ったわ空」
「はい、先生」
声を耳元で聞くと一瞬でこの人が誰かわかった。
先生だった。
俺達も先生、あの日皆が化け物になった日謝っていた先生だった。
「先生俺!」
「わかってる今までよく頑張ったわ」
こうして天魔大戦は終結した。
それから2人は地球に戻り塔を修復した。
だけどその後に大精霊達が塔に帰ってきた。
「我ら一同帰って参りました母上!」
「久しいな皆よ」
「は!」
前には大精霊達が集まる。
こいつらは見たことないな。
「それで母上そこの惰竜は?」
「これはそうね一応神獣よ」
「これが神獣ですか?!」
なんで驚いてんだよ、そうだよ確かに俺弱いよ
なんなら神獣の中でも一番弱いよ。
お前らが強すぎるだけなんだよなまじで。
炎の大精霊はホントに暑苦しい。
「貴様今暑苦しいとか思ったろ?」
「いや別に」
「ちょっとソラめんどくさそうな顔しない!」
「ヘイヘイ」
しばらく黙って話しでも聞いとこ。
それから大精霊達がそれぞれ謁見するかの様に
星霊王に跪く。
まーたこりゃあすげえイケメンぶり。
先生の趣味も一部入ってんじゃね?
「それでどうして呼んだのでしょうか?」
「ああそれはもう用事終わったからら戻って来てもいいわよ」
「わかりました」
炎の髪をした炎の大精霊が答える。
それに続いて他の大精霊達も。
「それにしてもこんな奴が神獣だなんてな」
「確かに」
「確かにねー」
ヤバいめちゃ攻められてる。
これはどさくさに紛れて帰る。
俺はさっきの部屋を全速力で駆け抜けると外に出た。
さてとピト連れて帰るとしますか。
俺はピトの所に向かう。
「おーいピト」
「いた」
なんでこいつこんなとこいるんだ?
なんか花園みたいな所にさ。
花好きなのか?
「どうも空」
「いやこれからさ戻るんだけど来る?」
「..............」
何故かピトは黙っていた。
少し考えているようだ。
花を眺めながら。
「役目を果たすのですか?」
「ああそれが俺の存在理由意外に他ならない」
「わかったとはいいませんしまず行くなら先にセシル様に伝えた方がいいかと」
「そうじゃよ空」
後ろを振り返ると師匠がいた。
「復活するの早くね?!」
「まあ保険はかけておったがまさか使わんだとは思わんかったわ」
「あそー」
なんか拍子抜けだわ。
肩から力が抜ける。
座り込むと鍵が落ちる。
「おっと」
その鍵が落ちるとこっちに跳ね返ってくる。
そのまま鍵が頭に当たると。
「なんだこれ?」
知らない記憶が流れ込んでくる。
鍵が頭の上で回った。
ティアという女性と小さい銀色の竜が楽しそうに話している。
何故か見ていると懐かしい感覚と悲しい感覚が蘇る。
「そうか、俺、死んだのか、また」
生きていた頃の記憶を思い出した。
涙がボロボロと落ちてきた。
師匠がなんか感傷深い目で見てくる。
「そうかお主そういうことじゃったか」
どんなことかわからないが勝手に納得された。
だけどもう会えないだろ、絶対に。
色々な人を思い出した。
ギリアスだったり博士だったりルリアだったり。
初めて知ったこれが喪失感かと。
「空」
顔面をおもいっきり叩かれる。
なんかムカついているような、悲しそうな。
「痛てえな何すんだよ!」
「バカモン!」
「忘れとっただ思い出しそうだったけど思い出すのをやめただけじゃろ」
ヤバい怒ってるてかなんであんたが怒るんだよ。
自分のせいであんなことになったのに。
「わかった刀を抜け」
「は?」
槍を取り出すとこちらに向けてくるどうやら本気らしい。
そうして俺も刀を取り出す。
「簡易召喚村正、村雨」
召喚すると師匠が一気に距離を積めてくる。
それを躱そうとするが相手の方が早いので刀で
受け流す。
受け流した後すぐにカウンターで返すがまるで見切っていたかのようにその場に槍を置いていた。
すぐに次を振るが身体を捻られよける。
「風魔法旋風」
至近距離で魔法を放ってくる。
俺はそれをもろにくらいひるむがすぐに立ち直り刀を相手に向ける。
「風魔法風神斧」
俺は魔法を制御下に置きそのまま突っ込む。
「両刀解放」
妖刀同士が共鳴し合う。
紫色を放つがそれを浄化してすぐに消す。
「本気かのー」
「真風魔法風神槍」
槍に風を巻き付けるかのように纏わせる。
俺の風神斧よりも精度は高い。
「空の太刀円破」
俺は突き付けられた槍を風神斧で打ち返すが斧にヒビが入る。
そこをすぐさま破壊されると今度はそのままの勢いのまま突く。
「空の太刀大天」
「風の太刀風磨」
お互いの武器がぶつかり合う。
間髪いれずに俺は魔法を使うが相殺される。
何か自分だけの魔法はないか?!
「どうじゃどうじゃ!」
師匠の槍が俺の顔の前までくる。
世界が遅く見えたこここからどうすればいい。
とにかく一旦距離をとった。
この神獣の能力はなんだ。
『いったん落ち着け汝よ』
急に声がかかるこれは俺が食われた時の先代か。
けどどうして継承は終わったはず。
まわりを見ていると周りの時間が止まっていることに気がついた。
皆が止まっていた。
そして目の前には銀色のドラゴンがいた。
最初に見て殺されたドラゴン。
『継承はもう済んでいるそれにまだ汝は力を使えておらんだけだ』
威厳ある声で話される。
先代はどうやら説教が何かしたいのか。
先代は喋らない。
「あんたの力は俺にはとてもじゃないけど扱いこなせない」
『........そうか』
『なら汝、複製を止めて自分の魔法を射てばいい』
『それなら自ずと道は開かれる』
わからない、俺はあんたに取り込まれてほとんど戦闘経験もないただのデッカイバケモンだよ。
『そうだな確かにだが、お主ならきっと我らのような間違いは起こらないだろうな』
『期待しておるぞ、汝には』
そう言うと目の前に霧が湧いて出てくるとそこに戻って行った。
なぜだか頭の整理がついたような気がした。
「これでしまいじゃ!」
「■■■■■」
とにかく槍を弾き飛ばす。
そしてすぐさま詰めより刀で斬る。
「見事!」
師匠が吹き飛び気を失う。
俺はすぐさま向かってペンを取り出す。
そして俺は顔に落書きを施す。
「よしこれでOK」
それから目が覚めないうちに逃げようとするが。
後ろから魔力反応がした。
「炎精霊魔法イブリート」
「氷精霊魔法コキュートス」
「風精霊魔法グラントリア」
「土精霊魔法グランドアース」
「水精霊魔法彗星」
後ろから攻撃をもろに食らう。
塔の方に吹き飛ぶと大精霊達がこっちを見ていた。
大精霊達がこっちによってくる。
「ほんとに神獣なのか?」
「こいつが?」
「ありえるのか?」
「弱くね?」
「確かに」
なんか攻撃を受けただけで神獣の中で一番弱いみたいなのイラつくな。
俺はすぐに魔法を使う。
「闇魔法魔力吸収」
「こいつ卑劣な!?」
それぞれの精霊の魔力を根こそぎ奪っていく。
それに大精霊達は対抗するが結局負ける。
「く、今回は貴様の勝ちだ」
そう言うとたぶんだけど先生の所に戻って行く。
俺はその場で倒れる。
「はー本当に弱いなー俺ってだけどもっと強くなるここの時間軸ならまだ間に合うはずだ」
俺はそれから大精霊達や先生に魔法を教えてもらっていた。
その合間にセシルの所に行ったり修行をつけてもらっていた。
「ねえユグ星鉄炉ってどこ?」
「まだ待ってくれんかのまだ空の修行がまだなんじゃ」
「わかった」
セシルは星霊王にべったりだ。
今もユグに言われてすぐに先生の方に向かっていた。
それにしても早くここから出ねえと。
「早く向かわないとな」
それから俺は自分の固有魔法を探すことにした。
今わかっているのは。
複製 幻想幻武
ってぐらいだからなー。
あれ?やっぱり少なくね?
「お、俺ひょっとして結構弱い?」
なんか泣けてきた。
それから色々探してみるが何一つない。
複製事態は見たことあるものか受けたことあるものしか使えないから。
とかいいながら結構な時間が進むが一向に進む気配はない。
「ねえソラ何してるの?」
時間が結構経っているとセシルや師匠とか先生とかが来ていた。
皆は不思議そうにこっちを見ていた。
え?何その顔。
「あのえーっと他に何か能力ないかと思いまして」
「あなたの能力ねー」
師匠と先生が悩んでいた。
すると二人で話しあっていた。
「どうするよ」
「まああの子はあそこの中でもねー」
「なんだよ」
セシルがこっちに走ってくる。
「それじゃあさ私の鍛冶見て行ってよ」
「まあいいけど」
そうすると師匠と先生が魔力で何かを起動させる。
すると塔の上に新たな塔が出てくる。
そこには大きな門がありまるで何かを守っているかのようだ。
門の前には銅像があり太陽と月の銅像があった。
「これ開くのか?」
「まだ開けない鍵がないから」
あれを使ってもいいのだろうかここで。
いやあの神名乗ってた奴は絶対怪しい。
「鍵ってどんな?」
「わからない」
どうやらだれも知らないようだ。
皆の方を見てみるがほんとに知らなさそいだったのでやめた。
「この先に星鉄炉があるのか」
「そうだよソラそして私はここで役目を果たすは」
「役目?」
セシルはなんだか悲しそうな笑みを浮かべながらこちらを見てくる。
師匠と先生は何か知っているようだった。
「役目ってなんなんだ」
「それは、神剣を越える武器を作ること」
神剣を越えるだと?
神剣は剣としては最高のはずだが。
武器でも色々あるが。
普通の剣なら担い手次第では竜でも狩れるだが
普通なので斬ったら間違いなく壊れる。
次に普通に存在している魔剣だと竜も倒せるが
能力がピンキリなので倒せない物もある。
次は聖剣だが聖剣は固有の能力を持っているが
持ち主を選ぶだが聖属性なので効果のない魔物も存在する。
それに対して神剣は名の通り神を殺せる武器で
他の武器と違って明らかに違う。
刃こぼれしないし長い年月をかければ物によっては何でも出来る能力がある。
そして神を素材にしているだけあって神の権能の一部を扱うことも出来る。
ゆえに神剣は最上と言われているのに神剣よりも強いとなるとどんな能力なんだ?
「ていうか作れるのか?」
「バカにしないで私はこの為だけに生まれたの」
何言ってるんだセシルは。
顔をしっかり見るがとてもじゃないが嘘を言っているようじゃなかった。
「どうしてセシルがそんなことを?」
「それが私の使命だから」
「けど材料はどうするんだよ」
「神獣達から取りたいけどまだ覚醒してないからまだ無理」
「覚醒?」
「要するに進化じゃ」
なんか師匠が得意そうな顔して言ってくる。
いや師匠もその言い方だと進化してないじゃん。
大人の癖に大人下なー。
「今大人の癖に大人下なーとか思ったろ」
「エスパー?」
「そんなことはいいからどうやって進化するんだよ」
「前の戦いで使ってたろ」
「覚えてない」
「まあいいそのさっき言った状態が覚醒って言うんだがお前は無理やりそれをやろうとしたから失敗してそうなった」
「そうなのか」
師匠はほんとに困ったような顔をしていた。
ていうか前のあれは覚醒だったのか。
それはつまり完全に覚醒すれば個人の自我は弾け飛ぶ可能性があるということ。
それを覚悟でやるのだが前より腹は決まっていた。
「覚醒する」
「わかったんじゃが実はもうある」
「は?!」
師匠がセシルに預けていた宝玉を出してと言うとセシルは首元から宝玉を出す。
それを師匠が片手で砕くと。
周りの庭園からゴーレム達が動く。
「危険!危険!主達逃げる!」
ゴーレム達が警告してくるが師匠は構わず宝玉を砕く。
すると中からとんでもない大きさの爪やら牙やら翼が出てくる。
サイズは牙だけでも俺が最大化してもまだたりない。
これは、ほんとに生き物なのか?
今自分がなろうとしていた後の物だと思うと途端に怖くなった。
「俺らはこれに食われたのか」
「そうだな」
師匠は酷く冷静だった。
だけど俺は熱くなって拳を強く握っていた。
「ごめん皆俺だけ辛い思いしないで」
ソラは今はもういない仲間に懺悔するかのように地面に頭をついた。
次第に気持ちの整理がついたのか起き上がる。
「師匠俺、神を造った奴絶対殺す」
「もちろんじゃ」
「私も!」
「ちょっとセシル!?」
師匠も俺と同じ気持ちだったようだ。
セシルは先生に止められている。
けど他の皆も呼ばないと。
「なあ先生まだ他の霊獣とか神獣は生きてる?」
「.........................」
「一部は.」
なんか先生の歯切れがとてつもなく悪かった。
師匠も悪く、なんならピトやセシルまで。
なんなんだよ一体これは。
「実は、もう神獣はいえロウとスザンはもうそれと他の霊獣は人間に倒されたわ」
「それはつまり?」
「決行事態は出来る、けど私達が負ければもう完全に勝機はないせめて魔道王の力が借りれればまだ勝機はあると思うわ」
これだけの人数で勝てるのか。
皆の顔を見ているが表情はあまりよろしくない。
それどころか誰一人として勝てるという確証がなかった。
そうあの魔神でさえ全員で挑んでようやく五分だと言うのにその上の創造主なんて言われたら
それはもはや戦いというレベルではないのかもしれない。
「だけど唯一この武器だけがその創造主に届き得る存在なの」
「母上そんなにもその創造主とやらは強いのですか?」
「たぶんあなた達だと手も出ないでしょうねそれどころかそのまま取り込まれて色々やられるのが落ちでしょうね」
大精霊や上級精霊達が酷く怖がっていた。
それはそうだ自分達を造った母である人物から
勝てないといわれるのだ。
だが精霊達もバカではないこれまで愚かな人間とも多々戦ってきたが人間ですら手こずるなど
笑止千万の勢いだった。
「だがどうするんだこれだけの戦力でも」
「大丈夫その為に私がいる」
「お母さん私ね覚悟は出来てるよ」
「セシル」
先生が泣きそうな顔をしていた。
悲痛な顔で、けどセシルは笑っていた。
セシルは前まで打っていた刀を取り出す。
「お母さんこれを炉に入れればいいんでしょ」
「そう、だけど」
先生は自分の娘をやはり失くしたくはないようだ。
そんなの俺も嫌だが、現にそれを最高の状態にまでもっていくことが出来るのは世界中探してもセシルだけだろう。
「わかったわそれじゃあ移動しましょう」
俺達は星鉄炉に向かう。
道中では誰も話さなかった。
異様な緊張ではなく緊迫したような重苦しい感じがしていた。
セシルは神剣を越える武器を作ろうとしている。
それを作れたとしてもセシルは死ぬ。
失敗してもその反動でも死ぬ。
失敗してもしなくても死ぬ。
「なんなんだよそれふざけんなよ!」
「どうにかならないのかよ先生!」
先生は白いドレスからこっちを見てくるが先生の顔がものがたっていた。
これは誰も出来ないという確信が定かになってしまった。
他の精霊達がセシルの方に集まって行く。
まるで最後のお別れをしに来たような感じだ。
「セシル」
「ウィンディーネ」
「私、行ってくるね」
「うん、いってらっしゃい」
セシルは星鉄炉の結界を越え一人で星鉄炉に入って行った。




