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その剣は詩と共に  作者: ぐんそう
二章 道端に綺麗な花が咲いていたんだ。わかるだろ?それが絶望さ。
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3

 かれこれどれだけ歩いただろうか?

30分程度であるが、エリックは根気がない。

 そもそも、北にといっても途中の街やらなんやら有象無象なんも知らない。


(もっと調べれば良かった)


と今更ながらに気が付き始めるエリック。

 サニッカーズは道中投げてしまったし、お腹も空いてくる。

すると、北方向つまり前方から弦楽器の音が聞こえてくる。


ボロン、ピローン、ギィィィ!!!!


なんとも罪深い音色である。


 その音色の音量が徐々に上がってくる。つまり、奏者が近づいてきている証拠である。

 近づいてくるにつれ、その音源はギターであり、更に言えば歌もついていた。

全貌が明らかになる。


「お〜〜ミスリードぉ〜う。トラジティックな悲劇だねぇ〜♪ 」


 三度笠に半袖半ズボン。その上からマントを羽織っている。半袖の胸にあたる部分には『愛』という大きな印字。


……変態だ。


 エリックは無言で道を空けなるべく距離を取りながら進んで行こうとした。


「悲劇〜〜おぉーーう。ミザリィ〜……ミザリィ〜……イッイッ」


 イの音に合わせて徐々に頭を揺らしていく三度笠の変態。


(触らぬ神にたたりなし……)


ガシッ!


(肩を掴まれた!!??)


 かなりの距離をとっていたはずだ。


「ミィザリィィィィィ!!!」


 ドアップで罪深いシャウトをかますパンクなこいつ。


(やだよぅ。ほっといてよぅ。おうちに帰りたいよぅ)


そんなエリックを助けるものはこの場には居なかった。


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