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その剣は詩と共に  作者: ぐんそう
二章 道端に綺麗な花が咲いていたんだ。わかるだろ?それが絶望さ。
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 エリックは重い足取りながらも石畳の道を歩いている。

 生き残るために勇者になったはいいが、武術など習ったことはない。魔術なんてもってのほかだ。そんなものできたらニートなどしていないのである。


 ふと、勇者マニュアルを思い出す。


《仲間は酒場(以下略)》


 そうだ。仲間だ。仲間を連れていけばいい!

重かった先程までの足取りと打って変わって軽快に歩を進めていく。


――見えてきた。ここ数年、外になど出なかったものだから少し迷ってしまったがこの街で仲間を集める酒場といったらここだ。


《道連れパブ 羅刹の館》


 扉を開けて中に入る。そこには、


「イエアーーー! 」


 気合いの声と共にビール瓶の上に親指だけでたち、口から火を吐いてる弁髪の男。それと、


「私のダイヤモンドマッスルの前では火など些事にすぎぬわ! 」


 世紀末覇者っぽい人が闘っていた。中を見渡してみると至るところでそのような戦闘が行われてる。


「無理。無理無理無理」


そっと、扉をしめて


(そもそも、なんとかなると思うし!独りでなんとかなるし! ソロの勇者かっこいいじゃないか! うん、そうしよう!)


決意を新たに郊外を目指すのであった。






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