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吉田兼部の超短編−春

超短編 溢れるほど満杯の秘密箱

作者: 吉田兼部

中国道上りは、宝塚西トンネルを先頭に13キロの渋滞。愛車が故郷の電波を拾う。


渋滞で当分帰れそうにないから、夜は名塩のサービスエリアで済まそうか。それとも手前の赤松か。腹もいささか減った。気晴らしに窓を下げる。


山手からの心地よい風ではなく、前を行くトラックの甘苦い排気が吹き込む。


ミラー越しに映る、君の寝顔。毛布にくるまって、ぼんやりと微笑み。夢見心地。


ついに車列は滞る。果たして帰宅はいつになろうか。

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