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夢の全容

台詞を全部書くか中略するか悩みました

悩んだ末に余計な感じのを間引いて短くしました


冒頭部分は夢とは関係ないです。

「くあ~~~・・・・」


 それは眠りにつく直前だった。


――む?・・・この波動は・・・


 それは眠りにつくのを先送りしても確かめねばならぬ波動を感じ取り外出する事にした。

 それは上空を見上げ大きく羽ばたいた、徐々に高度を上げ外に出ると目的地に向かって飛び去って行った。


――あら?懐かしい波動ね


 それは海面より頭を出し波動が発生している方を見た。

 それは海中へ頭を戻した、そしてそれもまた目的地へと向かって泳いで行った。




 呆然と唖然を同時にしながら地球の変動に魅せられていると。


「お!居た居た探しちまったぜ」


 突然に声を掛けられた。

 声の主の方を見ると・・・

 そこにはあの男が立っていた・・・神と呼ばれて怒った男が。


「さてと・・・コホン」


 何か勿体付けてるけど・・・なんだ?


「お前は俺の企画したプロモーション第3段の主人公に決定した!おめでとー!」


「はっ?・・・え?何それ?」


 いったい何のラノベだよ?

 

「それでは早速乳飲み子から人生をやり直してもらいましょ~」


「待て!!ちょーっと待て!!何だか良く分からないけど、断ってもやらせるんだろ?だったら、ちょっと待て」


「・・・なんだよー?この後、3日位は暇だからちょっと待つけど、なに!?」


 お!良くある転生物と違って待ってくれるのか?言ってみるもんだな。


「その主人公ってのは、やるから説明が欲しい」


 あ・・・すっごい面倒臭そうな顔になった。


「断ったって無理矢理やらせるんだろ?だから進んで引き受けるよ。進んで受ける対価として説明してほしいんだ」


 まだ面倒臭そうな顔してるけど、考えてくれてるみたいだ。


「まーいいかー、サクッと早送りして時間進めるよりも暇潰しになるかな?」


「さすが!大物はそうでなくちゃ!」


「褒めても優遇はしねえぞ。で、何が聞きたい?つか、立話もなんだから・・・座れや」


 彼が指を鳴らすと4畳間に円形のちゃぶ台と座布団が出現した・・・どんなセンスしてるんだ?

 しかし・・・チッ・・・褒めた位じゃ流石に優遇までは無理か。

 で

 色々聞きたいことは有る。

 プロモーションって何なんのなのか?

 1段と2段は何やった?

 何で僕が選ばれたのか?

 などなど。

 得意気な顔して『何でも聞けや』って感じだ。


「何個か聞くけど、プロモーションって何?どこに向けて発信なの?」


「それな、それはな・・・お前に分かり易い言い方で言うと。この世界、宇宙って意味な。作ったのは俺ともう1人の2人で作ったんだ、あらかた完成した時に、あっちとこっちで半分づつ好きに使おうって事になったんだ。俺はこっち半分を商業目的に使うことにした。星渦、お前らの言う銀河ってのを1つのサーバーと見立てて、ユーザーには星系を1つ利用してもらう。ます最初にやったプロモーションはインテリアとして利用する星系だ。恒星を中心に回る星々が部屋の中で浮かんでたら結構良いインテリアだと思わねーか?しかも、だ、その星々が色とりどりだったら更に良いだろ?」


 あるぇ・・・聞いてもいない事まで話だしたぞ?

 この人もしかして、自分のやった事を話したがるタイプの人?


「色とりどりって言っても多様な色合いの星が1つの星系に自然発生する確率は低いから課金で色を変える物質とエネルギーを売り出す予定でな、星の生成で使われなかった素材をブラックホールって呼んでるのか?あのリサイクル収集機で集めてるんだ。他にもな・・・」


 スケールが大きすぎて頭が付いてかない・・・


「ちょっといい?この星、地球ではどんなプロモーションをしてるの?」


「ん?・・・話・・・それてたな(笑)わりーわりー。この星では生物が発生するか、させるかした後の事のプロモーションだ、進化・発展をどうやってさせるかを記録してる。1段みたく特権技能・スキルってやつをバラ撒いたり、2段みたく放置してみたり、自ら采配を取って導いたり、色々だな。でもなー俺がやったのは失敗ばっかりだ、1段じゃ俺を倒そうと目論むし、2段じゃろくな資源も無い星なのに科学優先で発展するしどーなってんだろね?」


 また話がみえない。

 見えないけど・・・聞くと長そうだから止めておこう。

 それと、話し出しすと止まらないタイプでもあるんだな。

 肝心の僕に何をさせたいのか聞かないとな。


「それで、3段のコンセプトは何なの?自ら采配を取るんなら僕は要らないでしょ?」


「采配取るのはやらない、やり方はユーザーそれぞれだからな。俺のやる3段は現地生物に俺の出来る力を与えたらどうなるか?だ!」


「はいっ!?それって・・・僕に神様をやれと?」


「いや、力を使えるようにするだけだ。何をするかはお前次第だ。力を使って頂点に立って君臨するも良し何もしないでノホホンと暮らすもよしだ。どうなるかを見たいだけだからな」


「僕は頂点とか興味ないな、ノホホンタイプだと思うけど?それじゃプロモーションにならないんじゃない?」


「他の所で『俺様最強!』って馬鹿にも同じ事をやらせてるから問題ない、むしろノホホンの方がいいな」


「良いんなら良いんだけど・・・何で僕が主人公なの?そこ1番の疑問だよ?」


「選考基準はな。11属性の適性値の合計が高い100人の中から選んだ」


 彼が指を鳴らすと人影が沢山現れた。

 その100人なのかな?

 でも、属性って8個じゃなかったかな?


「11属性?8じゃないの?」


「11あるよ、残り3つが何なのかは、ひ・み・つ♡」


 いや・・・男が♡付けてもキショイだけだから。

 ゲンナリしつつも先を聞く事にする。


「その100人の中で僕が1番合計が高かった・・・と?」


「いや、お前は2位だな、まーちっと待てや。順を追って教えてやるから」


 頼まなかったけど詳しく教えてくれるって。

 やっぱり、自慢したい話し出すと止まらないタイプだな、決定!


「おま、何か失礼な事を考えてないか?まぁいいけどさ」


 思考は読んで無いのか、実は良い人?ただ面倒だから?

 どっちでもいいか。


「まずなー各属性の値がトップの11人を引っこ抜いた」


 また指を鳴らした。

 大勢が消えて11人だけ残った。


「この中に合計1位が居ればそいつにしようと思ってな。確かに1位は居たんだが2位と3位が入ってなかったんだ。だから、2位と3位の数値を見てみたんだ、すると、面白い事が分ってな。2位の数値、お前の数値な上限を100とした場合、全属性の値が50なんだ。1の狂いも無くALL50なんだよ。最初みた時は笑ったね!」


 自分のあずかり知らない所で笑われるとイラっと来るな。


「普通にありえねーだろ?全部50なんてのは。これみてお前に主人公決定だよ。3位は合計が200以上低い前の劣化版だったしな」


「選考基準は分かった、でもホントに僕でいいの?後で『やっぱりやーめた』は無しだよ?」


「それは無いな、やり始めた事は先が無いって判断するまでは止めない!これは断言してやる。神に誓おう(笑)」


「神って・・・あんたの事じゃないか!」


「俺を神と呼ぶな!」


「んじゃ、何て呼べばいい?」 


「ん?・・・分からん」


「んじゃ、何て呼ばれてた。地球の人に」


「ん~・・・神以外だと・・・統べる者とか?」


「統べる物?・・・統べる・・・統・・・とうで良い?」


「ふむ・・・良いんじゃね」


 神様に名前付けちゃったよ。

 呼び名がないとやりにくいから良いか。


「んじゃーお喋りもこの辺にして、行って来て貰おうか。乳飲み子まで退化して生き直して貰おうか。楽しんで来い改造後の世界を」


「え!まだ聞きたい事が・・・」


「言い忘れはその都度お前の所に行って教えるから安心して退化しろ。んじゃまたなーーーーーー」


 意識が遠のく・・・

 くそ~エンディングはどこだか聞いてなーい!

 



 これが夢の全容だった。

 


読み直してみたら兄弟の会話みたいになってる気が(笑)


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