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スイッチチェンジキャラクター!(3)






正直、この学校の偏差値は私にとっては低すぎる。

兄貴に合わせての転校ということもありこの学校に転校した訳だけど、正直真面目に授業を受ける必要もなかった。

だがしかぁし!!

今!!世の中に求められている男は文学系男子!!って聞いた!!だから私はちゃんと授業を受けているフリをする!!あぁ!なんと真面目ないい子だろうか!!


キーンコーンカーンコーン


「はーい、じゃあここまで」


私が考え事をしてる間にも午前中の授業が終わった様だ。


ー起立。気を付け。礼。ー

ウオアアアアアッ!!


昼休みだ。

…兄貴はまだ来ないのか。

さすがに心配になってくる。

携帯を取り出し連絡しようとすると


「ねぇねぇ神走君どこから来たのー?」

「あ、どこすみ?いつ暇?てか、LINEやってる?笑」

「ねぇねぇお昼一緒に食べよ!!」


ものの数秒で女子どもが群がってきた。

うーん、前の学校じゃここまではならなかったぞ。なんというかこの学校はさっきの号令といい先生といいちょっとふざけられる学校みたいだ。


「あ、そうそう。この席は辞めた方がいいよー。今からでも席替えよ!!」


女子たちの話の中、1つ気になる声が上がる。

まぁ自分の隣に座って欲しい…とかならば、可愛いものだが。


「そうそう、ここはやめておいたほうがいいよー」


周りの女子もそれに続いて頷き始めた。

流石の私も、気になってしまう。


「え、なんかあるの…?」


「うん。ここの席に座ると帰り道に出るんだって」


「でるって…何が…?」


私が質問をすると1人の女子は手をぶら下げ


「お〜ば〜け〜」


等と私を脅そうとちょっと低いトーンで言ってくる。

だけど、これが本当なら少し都合がいい。


「あ、そ、そうなんだー。気をつけるね。で、あとお昼はちょっと行かなきゃいけなくて…また今度一緒に、ね?」


営業スマイル!…フッ、決まった…!

と言うと練習していたのだろうかと思うくらいに息を合わせて「はい!」といい女子たちは徐々に散らばり始めた。

私も一息ついてから立ち上がり、騒がしくなさそうな場所を探しに歩き始めた。





(戦いはもう少し先になりそうです…)

(最後までお付き合い頂けると嬉しいです)

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