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☆2☆ 早起きな王女(幼女)

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・


俺の仲間達が次々と殺されていく…

嗚呼、どうすれば良い?次は俺の番だ…此ればかりはどうしようもない。運命なのだ。

いや、足掻け!足掻くんだ。例え無駄に終わったとしても。何もしないよりはマシだ。こいつだけは守らないと。

ヤバイ。そろそろ”あいつ”が来てしまう。このままでは皆殺しだ。クソっ!


”お前だけは生きるんだ!■■■■!!”


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・



「!はッ…!!はぁ…はぁ…」


またこの夢か……。

何度見たって後味が悪い。今日の目覚めは最悪だ…。


「大丈夫か?お主?物凄くうなされてたぞ?」


「うわっと!?」


ひょこっとベットの下から突然でてきた心配そうな顔をした王女に対して俺は軽くビクついてしまった。


「だっ、大丈夫ですけど何故王女がここに?まだ5時半ですよ、王女様」


「当たり前じゃろ?今日からは10年に一度のこの国の生誕祭の準備期間に入るのだからなぁ、この国の王女の妾が頑張らないと!!」


さっきまで多少気分が優れなかったが、王女の元気溌剌な様子を見て直ぐにキッパリと気持ちを切り替えようという気分になった。



「そうですね!王女様。で、具体的になにを?」


「まだ決めてないぞ!これから決めるのだ!!」


やっぱりかぁ〜。この王女様は物事に対して突発的な傾向がある。


「じゃあまずはみんなを集めますか」


ドッドッドッドッドっ!ガチャ。


「合点承知だぁぁぁぁぁぁぁ!!」


既に1人は集まってたようだ。

物凄く地獄耳だぁぁぁぁ…。


「おはよう、ルシア。朝からテンション高いな」


「おう!!昨日86歳のばぁちゃんに求婚したら振られちゃったからな!今日はフレッシュに上げて行こうと思う!!」


金髪の髪を揺らし碧眼の瞳を燃やしながら王国騎士のルシアはそう言った。

見た目はイケメンなのだが、言動が残念過ぎる…。


昨日は、こいつが人前でパイパンと言っていた事に対しての説教も兼ねて、

”もう少し聖カタリアナ王国の騎士であるという事に対して自覚を持て!”

とか、

”王女直属の部下としての誇りを持て!”

とか、ちょっとウザく思われても仕方ない説教をしたつもりだったが、”埃なら持ってます〜♪”とか、埃を両手一杯に持ちながら切り返してきて全く反省していなかった。なめてんのか?あぁん?とも思ったが、妥協してしまった。コイツの女好きは未来永劫治りそうにないからだ。


ガチャ。


「もう……何朝からはしゃいでんのよ……」


(貧乳)格闘士であるフレイアが目覚めたようだ。


「おう!フレイア、おはよう。ごめんな、騒がしくして」


「うん。おはよう。別にいいわ」


皆部屋が近いので俺らが少し騒いだせいで起きて自然と集まってきたか。残るは後1人だが…。


「なぁ、テリアは?」


「さぁ?まだ寝てんじゃねぇのか?!起こしてみる?いゃっふぅぅうう起きろぉぉぉぉテリアぁぁぁぁぁ!!?」


と、やはりテンション高くルシアが叫んだ瞬間、ドアの下の隙間からそっと、紙の切れ端が部屋に入ってきた。

内容を確認してみると、


〜〜 ・ *・*・*・ 〜〜

朝からうるさいです。まだ5時45分です。私は2徹です。これ以上騒ぐとぶっ殺しますよ…?

生誕祭の準備期間について会議するならちゃんと会議室でやって下さい。あと3時間程寝たら私も参加しますから…。by テリア

追記

ルシアウザいウルサイキモイ死ね


〜〜 ・*・*・*・ 〜〜


と、書かれていた。最後の走り書きをルシアに見せては流石に可哀想だなと思い俺はそっとその紙きれをポケットにしまった。


「さてと、テリアは後で来る様だし、3時間位たったら会議始めるか」


*・*・*・*・*・*・*・*・


という事があって、現在俺たちは会議室にいる。話し始めてからもう2時間が経過していた。


「で、これまでに話して来たことを

まとめると、一週間後には生誕祭が控えており、それまでの準備期間はこの王国の中心都市の手伝いや各地の人と交渉、そして生誕祭中の5日間は”困った人のお助け”と、”中心都市の警備”をし、かつ”生誕祭のイベントに参加する”という事で良いんだな?」


「ハッ、やっとまとまったか?」


ルシアがドヤ顔でこちらを見てくる。


「やっとまとまったか?じゃねぇよ!お前が会議を混乱させてたんだろうが!」


このばかルシアのせいで会議がだいぶ脱線してしまった。それにまんまと乗せられた進行役の俺も悪いのだが。


「このバカはほっといてそろそろ遅い朝ごはんにしましょう。お腹が空きました。お腹が空いては膨れるところも膨れないでしょう」


そう言いながらテリア(巨乳と貧乳の中間)は少し嬉しそうな顔でフレイアのまな板胸を見ていた。腹黒過ぎる。当のフレイアはその事に気がついていない。


「そうだな。そうしよう。朝飯食ってからはまずはフェーストの様子を見に行くか」


「フェーストって?」


「フェーストはこの国の首都の名前だ、馬鹿野郎。あなたの今住んでるココの事ですケド!?わかる?」


ルシアに付き合ってると時間がいくらあっても足りない。そろそろぶっ殺そうかな、コイツ。俺にこいつは導けそうにない。


「で、今日の、シェフが朝飯を作るのを手伝う当番(通称SAT)誰?」


この城にはシェフを一人しか雇っていないので、流石に一人で食器の準備や、食器洗いなどをやっていたら大変だろうと思い、俺たちも食事の準備などを手伝う事にしたのだ。ならもっとシェフを雇えばいいじゃないかと思うかも知れないが、何か色々と事情が有るらしい。


「あっ、私だ」


「そっか、フレイアか。じゃあよろしく頼む」


”オッケー”と言って、フレイアが朝食の準備を手伝いに行った後は暇だったので、4人で人狼ゲームをして暇つぶしをした。王女が、あまりにも正直に職業を話してしまっていたが、ルシアとテリアが(ある意味)猛者だったので、4人でも意外と退屈はしなかった。


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