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☆16☆ 生誕祭1日目、騎士剣舞祭(幼女と共に)④

俺達は一戦目の、ルシアチームには勝った事となっている。


最後まで王女が、絶対に投降しないぞっ!と、


フレイアに意地を張ってくれていたお陰で、フレイアが折れてしまい、結局勝った事になったらしい。


二戦目はさっきの通りだ。


そして大体、騎士剣舞祭は三、四、五戦目で連続して勝てば、決勝に行ける仕組みになっている。


で、俺達は三、四、五戦目に向かった。










(割愛)










そして、とてもとても長かった三、四、五戦目が俺達の勝利により幕を閉じた。


ちなみにどんな人達と闘ったのかを一応記しておく。


第3戦目

騎士 村人A


姫 村人B




第4戦目

騎士 この王国の兵士A


姫 オーク




第5戦目

騎士 村人C


姫 ゴブリン




第3戦目の村人Bはとても酷かった。


村人Bはガチムチなおっさんだったからだ。


姫役の人はフリフリのドレスを着なければならないというルールがある。


想像してみて欲しい。


ガチムチなおっさんが、フリフリなドレスを着て女装して、へいあー、はァー、とか掛け声をかけながら魔法を放っている姿を。


まぁ比べる対象が悪すぎるかもしれないが、王女とフレイアのドレス姿はとても似合っていて、王女はピンクを色調とした可愛いドレスを着ていた。


それに対し、フレイアはどちらかと言うと大人びた感じで、青を基調とするドレスを着ていた。


両者共に周りの人達から大層、視線を集めていた。


まぁその事は置いといて、



第4戦目に(たたか)った兵士Aは、この日のために姫役をずっと探していたらしいが、悲しくなる程に女性と縁が無く、結局オーク(豚のような、身長1、2メリ程のモンスター)

に、姫役をやって貰う事になったらしい。


嗚呼、なんという悲劇だろうか。まぁどうでもいい。



第5戦目で闘った村人Cは、端的に言えば、変な人だった。


なんか頭にタケノコを生やし、そしてフランスパンを武器にして、


孟宗竹もうそうちく)真竹またけ)、根曲がり竹/姫竹/月山竹、寒山竹かんざんちく淡竹はちく、…………yeah?フレンスパァーン?

 タケノコとはご存知のとおり竹の芽の部分です。竹にはいくつかの種類がありますが、たけのことはすべての竹の芽の総称として使われています。

竹は意外にもイネ科にあたり、温暖な地域に多く生えています。その種類も多く、70種類ほどあるといわれていますが、食用にされているものは孟宗竹をはじめ、ほんの数種類です。春の味覚を代表する食材ですね。

………………yeah?フレンスパァーン?

その名前「筍」は一旬(10日間ほど)であの「竹」までに生長してしまうからだそうです。だから、食べられる期間もほんの一瞬、土から出るかで無いかというときだけなので、目が離せません。そんなに成長が早いにもかかわらず、竹の寿命は百年以上とも言われています。不思議ですね。

、yeah?フレンスパァーン?


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっ!?

マイ、ディアぁ


タケノコぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!


……………………yeah?”


とか叫びながらフランスパンで殴りかかってきて、軽く狂気を感じた。


モウソウチクっ!!マタケっ!ネマガリダケぇぇっっ!!という掛け声でフランスパンを手にしながらフランスパンで斬りかかってきたので、本当に怖かった。


そして、意外に強かった。あのフランスパンには使い込まれた年期を感じた。


ちなみに時々良いタイミングでyeah?フレンスパァーン?と言っていたのは、村人C(タケノコ狂)の姫役であるゴブリンだ。


何と言うか………、色々とキャラの濃い人達だった。





そんなこんなで、決勝直前。


「やったなっ!アルシュ!!」


「えぇ、王女様。このまま勝ち上がりましょう」


「やりましたね!お二人方!」


「まぁ、頑張ったんじゃないの?」


テリアもフレイアも喜んでくれている様だ。


だが一つ気になった事があったので質問してみた。


「そういえばディアナはどこいったんだ?」


「さっきスキップしながら飲み物を買いに行ってましたよ、アルシュレット最弱、マジで死ね、とか言いながら」


と、テリアが余計な一言を付け足しながら言った。


「そっか。なら良いんだ。」


てか最後の言葉は言わなくて良いから、傷ついちゃうから。


「えっと、ところで次の決勝の相手は、もうあの人しか居ないよな?」


「えぇそうね、あの人しか居ないわね」


そうフレイアが、”言うまでもない”と言わんばかりに慎ましやかな胸を張りながら言った。


フレイアがそう言った瞬間にアナウンスがなった。


〜エントリーNo.21

”騎士”アルシュレット=マクレアス


”姫” 無し


エントリーNo.20

”騎士”グスタフ=ガスタルア将軍


”姫” 無し。


闘技場にお入り下さい。


遂に決勝です。最後の試合は、騎士同士の戦いとなります。恐らく史上最大に白熱した試合がみられる事でしょう〜


なんかハードルあげられてるな、


と思いはしたが、俺達は最終試合に突入した。



それにしても相手はやっぱりグスタフ将軍だったか…。


俺は再度そう思った。


そんな、剣技がジェイシス王子なみに強いとされている将軍に対して、実質、攻撃するのは俺一人だ。


グスタフ将軍は、今まで姫なしで、一人だけで圧勝してきたらしい。まぁ、決勝戦だけは騎士同士だけで戦うというのがセオリーらしいが。


この騎士剣舞祭で彼の剣を受け止めきれた人はまだ居ない。


ちなみにジェイシス王子はグスタフ将軍よりもさらに剣技が強い(魔法も最強)

ので、チート過ぎるという事で、この剣舞祭には出場していない。


まぁ、それでも物凄く強い人だ。グスタフ将軍は。


だから、たかが一執事にとったら随分と()が悪い試合だ。


これは負けてしまっても仕方がな…


「アルシュレット。本気で行くんだ。

日頃の鍛錬の成果を私に見せてみるんだ」


と、貴賓席にいたジェイシス王子が、わざわざ俺に本気を出す様に促しにきた。


「アルシュレット=マクレアス………、本気で来るが良い。でないとおしおきしちゃうぞ……♪……」



筋肉隆々で、物凄くゴツい顔をしたグスタフ将軍に、野太く、(しわが)れた声でそう言われた瞬間に、俺は本気を出す事に決めた。



そして現在、俺達は闘技場にいる。


「行きますよ。グスタフ将軍」


「あぁ。来るが良い」


そうして、決勝が始まった。





視点変更

[アルシュレット→ディアナ]


手には冷たい感触がある。さっき、飲み物を購買の所で買ってきたのだ。購買にはお土産の品物とかが沢山ありすぎてついつい全ての品に目を通してしまった。


聖カタリアナ王国と敵対するザナディア帝国出身の私にとって、聖カタリアナ王国の特産品は目新しかったのだ。


まぁ、私みたいなザナディア帝国の民がこの王国の生誕祭の日に来るというのは異常事態な事なのだが。


それにしても、この会場に入る際に、個人を識別するための魔法具があったが、あれをどうにかするために2つ持っていた、貴重な魔法ポーションの内の一つをを使ってしまった。


それ程までにアルシュレットの試合が見たかったという事だ。




(ディアナは、色々な事を頭に巡らせている)




そもそも、私は”ザナディア帝国の第3皇女”なのだ。


この事実が、何かの拍子でこの王国の人達にバレてしまった(あかつき)にはどうなってしまうか分からない。


その”何かの拍子で”というのが起こってしまった時の為に魔法ポーションを1つだけは常時持っておこう。まぁ、そんな非常事態は起こらないだろうが。


私はそう、物事を多少楽観的に捉えながらアルシュの試合を見ようと、観客席に向かって歩き出したのだった。



現在私は、フレイアの隣でアルシュの試合を見ている。


流石はアルシュだ。現在アルシュは昔の記憶を失っているのにも関わらず、あのザナディア帝国軍の兵士を戦場において一気に大量に薙ぎ払い、戦鬼とまで言われて恐れられているグスタフとほぼ対等にわたりあっているようだ。


グスタフがもし魔法が使えればどうなっていただろうか?


そんな将軍と善戦しているアルシュレットに対して、観戦客達から驚きの声が上がり、拍手の嵐が巻き起こっている


アルシュが記憶を取り戻せば、魔法の使えないグスタフなんて目じゃないのに……


と思いながら、私はたった今多少押し負けてきたアルシュだけを目で追うのだった。


(10分経過)


視点戻。

[ディアナ→アルシュレット]


自分なりに頑張ったのだが、結局負けてしまった。まぁ、相手があのグスタフ将軍だったので、仕方が無いと言えよう。


が、王女には申し訳ない。


「すみませんでしたっ!王女様っ!」


「なにを謝っているのだ?バカ執事。

お主はあのグスタフ将軍に対してよく頑張っていたではないか」


「王女様の言うとおりよ、アルシュレット、言葉を慎みなさい」


そういえばそうだな。


グスタフ将軍と善戦出来たっていう事自体誇るべき事だよな。


そう思っていると、いつの間にか後ろにいたジェイシス王子が俺に話しかけてきた。


「よくやったな、アルシュレット。

あのグスタフ将軍と善戦するとは。

昔と比べて随分と成長したようで嬉しいよ。ま、僕には到底及ばないけどね♪」


そう言いながらジェイシス王子は俺をからかうように最後にニコッとした。


普通ならカチンとする所かも知れないが、何故かこの人の事は憎めない。

そんな所を見ていると、前世の■■さんの事を思い出す。


どこか似ているんだろうか?


「そーですね、ジェイシス王子。そんな事を言うならちゃんと俺の鍛錬に付き合ってくださいよ、最近全然付き合ってくれないじゃないですか」


俺は口を尖らしながらそう言った。


「あははっ、ごめんごめん、最近ちょっと忙しかったんだ。出来れば生誕祭中にアルシュレットの鍛錬に付き合うよ」


「本当ですか?ジェイシス王子?」


「本当だとも。では、私はこれから用があるので失礼させてもらうよ」


そう言い残して、ジェイシス王子はこの場を去った。


そして、俺と王女は2位として表彰台にあがり、その後閉会式を経て、生誕祭騎士剣舞祭は幕を閉じた。


まぁ、俺達が試合をしていた間には

このドームの外でワイワイガヤガヤしていただろうが、まぁパレードや屋台は明日の”祭り”でもやるだろう。

明日は思いっきり楽しむか。


そう思いながら、俺達は城に帰った。










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