表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

6:勇希はヒーロー

弱音を吐くこともあったが、ある日を境に勇希は弱音を吐かなくなった。


それは


『勇希はなにになりたい?』


『僕はヒーローになりたい。』


『でも、ヒーローにはなれないな』


『どーして!?僕頑張ってるよ!』


『じゃあ、ヒーローは弱音を吐くか?お母さんを困らせるか?甘えん坊さんか?ヒーローは頑張ってるだけじゃダメなんだ。我慢という努力がないと』


こんな会話からだった。


勇希はそれからやる気を出した。

どんなに辛い治療も、どんなに苦しい治療も励んだ。一切弱音を吐かずに…


するとその成果があったのか


『勇希くん!データ良くなったよ!お家に帰っていいよ!』


偶然にも退院日は勇希の誕生日だった


『やった!やった!お家でお誕生日会出来るね!』


『でも、無理はしちゃだめだよ?次の日になったら、すぐ帰ってくること!』


『はーい!』


そして、誕生日の日


『先生まったね!』

『うん!誕生日会楽しんできてね!』

『うん!』


そう言って車に乗った。


『ねーねー、お父さん』

『なーに?』

『また、前みたいにならないかな』


久々の弱音だ


『大丈夫!勇希頑張っただろ?我慢もしただろ?そんなに頑張ったのに、神様は悪いことしないぞ!』


『そーだよね!早くお家につかないかなー?夢にも会いたいなー!』


そして、家についた。


『え!なにこれ!おっきい!開けていい?』


この反応を待ってた。綾奈と義喜は仕込んで、誕生日プレゼントを玄関の前に置いといた


『うわー!自転車だー!ありがとう!!!』


『いえいえ、もう一個開けてみ?』


勇希はもう一個のプレゼントを開けた

目が今まで以上にキラキラしている。

それはヒーローの衣装だ。


『お父さん、着ていい?』

『ぁあ、いいよ!』


そして、クリスマスの時にあげた変身グッズをつけ、ヒーローそのまんまのような格好になった


『お父さんありがとう!!!』


そして、その格好で綾奈と夢の前に現れた。夢はもう立てるようになっていて、勇希はそれにびっくりに、夢は勇希の格好にびっくりした


2人で同じような顔をしている。なんとも可愛い。


そして、夢が笑った


『わー!夢が笑ったー!可愛いー!』


そして、その日はお誕生日会をして、ヒーローごっこをした。


悪者は義喜、拐われた姫が夢、ヒーローはもちろん勇希。

綾奈はそれを見守っていた。



『えいっ!』

『わぁー!』

『夢は俺のものだ!』

『やられた~』

『夢ちゃん、おいで!』

夢は勇希の元へ歩いて行く。

『だっ!』

夢はそう言って勇希に抱きついた


あまりの可愛さに、みんなで可愛いーと声を揃えて言った。


勇希はヒーローになった。

勇希は夢を叶えたのだ。

僕はヒーローになるという夢を。



そして、次の日になり、病院へと戻った


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ